すべてはうまくいっている

EVERYTHING IS GOING WELL

目の前の人について、何もわかっていない。

2010年11月09日 | 日記
現在通っている英語スクールの講師とは、もうすぐ1年近くの付き合いになります。
今日、彼女の家族の話を聞いていて、今まで知らない事だらけでびっくりしました。
プライベートのことでもありましたが、もう一年近くも毎週会っていて、ずいぶん前から知り合っているようですが、知らない事だらけでした。
相手の、強さ、弱さ。今まで知らなかった人間臭さを感じた時、熱いものが生まれます。
他人のことは、わかっているようで知らないものですね。

日常生活でも、結構あります。
会社でもそう。

会社では、十年以上も前から知っている人どうしでも、互のことをあまり知りません。
職場にいる今の僕の周りの人たちは、僕自身の実際の考えや性格をほとんど知らないと思います
付き合いの中で、できるだけ正直であろうとしていますが、どれだけ互を知り合うかは、お互い次第。

先日、あるパート社員さんから「○○さんて~ですよね」と言われて、思わず噴き出しそうになりました。
そんなふうに思われていたとは・・・。
本当の自分とは180度違います。
職場では、最近はプライベートのことを深く話すことがあまりないので、そうなのかもしれません。

逆もまた真なり。
僕も誰かのことをわかった気になっているかもしれません。
「○○は~だ。」なんて言っているかもしれない。
僕には知らない生活があって世界があって、きっと僕が知っている姿は10%もないでしょう。

会社という組織では、お互いのことをよくわかっていないものどうしで、上が下を評価し、近くにいる人たちはお互いをジャッジする。

人はわかっているようで、他人のことについては、何もわかっていません。

皆、誰も知らない悩みを抱えています。
誰も知らない気落ちを抱えています。

あなたがこの週末に見た風景を他人は知りません。
ましてや、その風景を通して感じた感情を、他人が同じように感じるすべはありません。

だから「そうだよね、わかるよ」と人から言われた時、心が大きく動いていてしまう時があります。
でも、それが違うとわかった時の落胆は凄く大きい。

年をとるほど、器用になって言葉が豊富になるにつれて、想いが伝わらなくなる場合があります。
「俺のこと、私のことを理解しろ、それが先だ!」と見えない看板を首から下げている人もいます。
「立派な大人」たちがそれが顕著なのが悲しい。
僕もいつの間にかそんな大人になってるのでしょうか。

目の前にいる人のことを、あなたはどれだけわかっていますか?
相手にボールを投げて、相手からのボールを受け取っていますか?
相手を理解していますか?

あなたの感情をぶつけていませんか?
相手の感情を受け取っていますか?

攻撃やツッコミがコミュニケーションのスタイルになっていませんか。
相手が傷ついている事に気づかずに自分ひとりで盛り上がり、相手は去っていって自分が孤独になっていませんか。

あなたの大切な人と、わかりあえればいいですね。
レッテルではなく、今目の前にいる人と、本当にコミュニケーションがとれればいいですね。

わかってもらっているという安心感。
それが、あなたの心の中に、あなたの周囲に広がっていきますように。

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