ギロログ

カズーぶら下げ8弦のウクレレをジャカジャカ鳴らし、たらすなサンは今日もどこかで唄っております。

神は神の元へ

2013-04-26 18:48:32 | Weblog
先日5th-Streetで素晴らしいパフォーマンスを間近に観て魂わしづかみされてしまったボブ・ブロズマンが亡くなった。

彼の事を最初に知ったのはもうずーっと昔、まだまだ青いガキんちょの頃。ギター雑誌に載っていた金属製ギターを持った写真を観て心の端っこに引っ掛かった。でもその頃はハードロック&ヘビメタキッズやったから正直ピンとこなかった。でもヘソ曲がりな性格がむくむくと頭を出した10代も終わりの頃、アコースティックブルースをはじめとするトラッドミュージックから俗に言うニューエイジ系のネオアコまで幅広くアコ物を聴きはじめた頃にブロズマンは再び現れた。

レコードやCDを聴いては何を使ってどうやって弾いているのか想像し、写真を見てはナショナルギターを購入する夢を膨らませた。時代は進み、YouTubeを知ると動くブロズマンを見つけては演奏技術とステージパフォーマンスの模様に圧倒され。でもなかなか実物を拝む機会に恵まれず。
で、念願叶ってライブを体験、目の前で次々とマジックが起こって気がついたら魂を全部持っていかれていた。と思ったら次の週には昇天なんて、なんでやねん!

YouTubeなんか見たらあかん。
あの小さな画面でボブのパフォーマンスを体験したという勘違いをし、飢えをごまかしていた。だから数年前に来日した時に、めちゃくちゃ忙しかったのを理由に会場に足を運ばなかった。YouTubeなんか見ず昔のようにライブに飢えていたなら絶対行っていただろう。大失敗や。事件は現場で起こる!

極上の爆音リゾネータサウンドだけでなく、ボブの汗や唾まで飛んで来るくらい近い距離、真っ正面一番前の特等席でライブを体験させてくれた5th-Streetに感謝。

神は神の元へ。冥福を祈りますよ、ボブ・ブロズマン。にしても、59歳て逝くには早過ぎるでしょ、ほんま。

サインしてくれたリゾネータウクレレは、部屋に飾らずにライブで使いまくりますね♪