ギロログ

カズーぶら下げ8弦のウクレレをジャカジャカ鳴らし、たらすなサンは今日もどこかで唄っております。

目指せ、そして超えろ

2012-11-02 15:39:33 | Weblog
レレ仲間が増えたおかげで色々なウクレレを試奏させてもらう機会が多くなりました。
王道のカマカのカスタムやマーティンのオールド、気鋭個人作家の一点もの、高品質な国産ウクレレ。みんな音が良いんですよ。本当に気持ちが良い。ネックグリップが手に馴染んで価格が手頃なら即お持ち帰りしたくなる気にさせるウクレレがいっぱい。日本て本当にいい国だ。ちょっと前の隊長なら何本増殖させていただろう。

しかし暫くは増殖しないでしょう。

財布との兼ね合いももちろんありますが、なんかねー、、、良い音が簡単に鳴りすぎる気がして。当然それは良い事なんですよ、楽器として。当たり前です。職人さん達は、如何にして良い音が鳴る楽器を世に出すかで日々研究努力しているんだから。素晴らしい楽器が沢山生まれ、多くのプレイヤーがそれを手にする事は素敵なことです。

しかし、、、

困った事に隊長がステージで手にするウクレレ達は簡単には鳴ってくれないやつばかり。鳴るんですよ、良い音で。でもしっかりと楽器に向き合わないとそれなりにしか鳴らないんです。その日の体調や弾く時の気分によって全く鳴ってくれない奴らばかり。
8弦の「たらっパチ」はネックが太くて弦を2本同時に押さえないといけないからしっかりフィンガリングしないといけない。タッピングハーモニクスなんかダメな時は全くダメですから。
リゾネータもバンショレレも面白い音はするけど使える音にはなかなかならなくて結構研究しましたよ。いや、まだ試行錯誤中かな?

とにかく楽器にナメられてはいけないと思ってます、隊長は。遠藤賢司みたいに楽器を捩じ伏せるくらいの勢いでステージに望まなくては。エンケンは今年65歳。しかしなんなんだ、あの激しく枯れる事の無いエネルギーは。目指せエンケン、そして超えるぞエンケン。