やはりプロとしては、色々勉強しなくてはいけません。
本屋さんで建築雑誌やファッション関係、料理の関係の本など結構立ち読みしています。(買えよって?だって、高いんだもん)
そして、定期的に購読している専門誌もあります。そのひとつがこれ
今月チョッと気になった記事を紹介します。
去年の床下結露が今年は消えた?!
という記事です。
昨年この本に、通気がよいのに床下に結露が発生して水がたまっている様子が載っていました。つまり、家作りの基本をまじめに守った家が大量結露をしていたのです。
それが、今年は通気している穴という穴をふさいで、空気を入らないようにしたら、結露が収まった、つまり、家作りではやってはいけないことをやったら、いい環境になったということなのです。
これには理由があって、この家が建っている裏山から大量の水分を含んだ空気が床下に流れ込み、コンクリートの冷えた表面に触れることで結露を起こしていたという、プロがチョッと考えれば解りそうな原因なのです。
じゃあ、私がこの家を建てたらちゃんとその対策は取っていたか?といわれると、多分NOです。規定どおり建てていたでしょう。
タマゴグミは、建てさせて頂いたお宅の床下を毎年点検しています。何年ももぐっていると経年変化や立地によって床下の様子が変わってくるのです。
私たち建築屋が定期点検を重視しているのは、規定どおり家を建てても、場所によって変化が違うことを知っているからという理由もあります。
家づくりに完璧はありません。