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知波単学園 九七式中戦車(玉田車) 作ります!! その3

2020年04月01日 | ガルパン模型制作記

 ステップ13ではマフラーカバーを作ります。ステップ14では車外装備品類を取り付けます。ステップ15では上下の車体を貼り合わせて、前面の小部品などを取り付けます。

 

 ステップ13で作るマフラーカバーはエッチングパーツです。付属の治具で形を作り、4つのツメを車体の穴に通す方式です。

 実は、これがモケジョさんたちに不評でした。ツメを二ヶ所で折り曲げるのですが、その際に折れて取れてしまったり、車体の穴に通そうとしても通らずにツメや網本体が曲がって歪んでしまう、というのでした。私自身の製作でも、ツメが折れてしまいました。エッチングパーツ自体が華奢なのです。

 ファインモールドのエッチングパーツは、他メーカーのものに比べて厚みが無く曲がりやすいという欠点があります。硬すぎてなかなか曲がらないホビーボスの品、弾力性に富んでいて曲がってもある程度復元するドラゴンの品に比べれば、すぐにグニャリとなる柔らかさが特徴です。
 でも、そんな特徴は欠点以外の何者でもなく、ツメを穴に通す方式もテクニックが試されます。うまく穴に通さないと、ひっかかって曲がってしまい、直すのも大変になります。履帯の組み立てでも苦労しがちなのに、エッチングパーツにも苦しめられるのであれば、モケジョさんでなくても放り出したくなります。
 実際にエリさんやマユコさんがファインモールドのキットの履帯とマフラーカバーの製作に失敗し、タミヤカスタマーより部品を取り寄せてベルト式履帯とブラ製マフラーカバーに置き換えていましたが、マフラーカバーがぐにゃぐにゃになってしまって修復不可能になったからです。

 個人的には、ファインモールドのエッチングパーツには、ホビーボスの品のような硬さがあれば良かったのに、と思います。
 同じ九七式中戦車のドラゴンのキットでもマフラーカバーはエッチングパーツですが、こちらは頑丈でツメが無く、車体パーツのレールのモールドの内側にはめ込むという簡単な方式です。この方式がもっとも合理的で作りやすく、ユーザーへの配慮が感じられます。ファインモールドにはこういうスタンスが感じられないように思います。
 ファインモールドは、とにかく何かに拘っているけれど、それはメーカー自身の拘りであって、ユーザー目線に立っての拘りではない気がします。モケジョさんたちは、敏感な女性特有の感性にてそのことを見抜いているのでしょう。

 なので、彼女たちが知波単学園の戦車を集中的に連続して作っていた時期に、最初はファインモールドのキットを使っていたのが、エッチングパーツと組み立て式履帯の難しさに辟易したとかで、その後はタミヤとドラゴンのキットでしか作らなくなっていったのは、むしろ自然な流れであったように思います。
 かくいう私自身、知波単学園の戦車例えば九七式中戦車の適応キットを問われれば、まずドラゴンの6875番を挙げます。作り易さを優先するならば、タミヤ一択です。

 

 私もかなり苦労しましたが、いちおうは仮組みに成功しました。が、塗装段階の後にツメが左右とも折れてしまいましたので、エッチングパーツの耐性に問題があると思います。
 柔らかくてすぐに曲がってくるので、なるべく指でつまんだりせずにピンセットなどで掴んで作業しました。これがなかなか大変でした。もう少し硬さがあればな、と何度も思いました。
 なお、車外装備品類は全て塗装後の取り付けとしました。

 

 ステップ15に進みました。

 

 組み上がりました。車体の上下を貼り合わせました。

 

 ステップ16では背面部の各部品を組み付けます。ワイヤーF32、ワイヤー固定具A20は塗装後に取り付けます。
 ステップ17からは砲身を組み立てます。全て組み立てガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ16に進みました。

 

 ワイヤーF32、ワイヤー固定具A20は塗装後に取り付けます。あとのパーツは全て取り付けました。

 

 続いてガルパン仕様への工作をひとつ追加しました。御覧のように、バックランプの下にナンバープレート取り付けの穴が二つありますが、劇中車にはナンバープレートがありませんので、取り付け穴は不要です。

 

 二つの取り付け穴を削り取りました。

 

 ステップ17に進みました。

 

 組み上がりました。完成後に見えなくなる部分ですから、タミヤ製品では完全に省略されています。ファインモールドが、この部分まで再現して細かくパーツ割りするのには、なにか理由があるのでしょうか。

 モケジョさんに言わせると、「インテリアも作れるようにしてあるんかな?だったら、砲身だけじゃなくって砲塔内も車内も全部きちんとインテリアを再現してほしい、砲身だけ再現したってしゃーないやん、マジで無駄、要らなくね?」でした。

 

 ステップ18に進みました。

 

 組み上がりました。  (続く)

 


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