Zis-6トラックの荷台部分はほぼ全て改造となりました。後輪も2軸4輪であったのを1軸2輪に改めてサスペンションの半分をカットしました。
それに伴って後輪の泥除けカバーも追加することにしましたが、前日にモケジョさんが「こういうパーツって、ガルパン戦車のほうで使えたりしません?」と言って教えてくれた、ウェーブの「Gタンク」なるキャラクターモデル用のパーツセットが使えそうに思えたので、試みに使用しました。
この「Gタンク」の「ショートM」のパーツは、キャラクターモデルのプロペラントタンクやミサイルなどの再現用として使われるものです。上図の二つのパーツを組み合わせて円筒形のタンクを作りますが、パーツの内径がちょうどZis-6の車輪がおさまるサイズです。これを使ってカット改造すれば、後輪の泥除けカバーが作れます。
「Gタンク」の「ショートM」のパーツをカット改造して作った、後輪の泥除けカバーです。これを含めた後部の基部はジャンクパーツのカット板やプラ板を切り貼りして作りました。
それから、タミヤのブラ材3ミリH形棒をシャーシーの長さに合わせてカットしたものを荷台の両側に上図のように貼りつけました。このH形棒が、カーゴタワー部分の一段目の基台かつ基礎材となります。建築用語でいう下弦材に相当します。
全体としてはこのような状態になりました。Zis-6はキャブも大型ですが、後ろの荷台部分も長いため、スペースに余裕があります。カーゴタワーもやや大き目のサイズでゆったりと作る事が可能になります。
全体のバランスを見るために車輪を仮組みしました。違和感も無く、劇中車に近いフレーム性を持たせることが出来たように感じました。
荷台スペースの前部が一段下がりますが、このスペースにカーゴタワーの前部ボックス部分が付きます。タワーの支柱と一体化したフレームに壁板を回して、左側面に扉を付ける形にします。中にはおそらくカーゴタワーの伸縮機構がおさめられているものと推定しますが、確証がありません。単なる収納ボックスかもしれません。
この前部ボックス部分はプラ板の切り貼りにて構成します。
上図のように、荷台右側面のキャブ後方にはプラ板での側板を貼りませんでした。この範囲に2つのガスボンベ状の物が並ぶからです。
劇中車の2本のガスボンベ状の物です。これが何であるかは、劇中でも公式設定資料でも触れられていませんが、N氏は「カーゴタワーを伸縮させるための圧縮空気を収めてあるボンベじゃないかな」と推定していました。
または、エンジンに送る燃料のタンクかもしれません。よく見ると2本のガスボンベ状の物はパイプ状のフレームというか支持架に固定されているような感じです。取り外しが出来るのではないかと思われます。
いずれにせよ、この2本のガスボンベ状の物も作らないといけません。
ここでもウェーブの「Gタンク」のパーツが使えることが分かりました。今度は「ロングM」のセットです。モケジョさんからのアドバイスに感謝です。ガンプラやキャラクターモデル用のパーツには、改造すると色々に利用出来るものがかなりありますので、今回のように改造が多い車輌の再現製作には重宝します。
とりあえず、ストレートに組み立てます。
組み上がるとこんな感じです。太さや形状は、劇中車の2本のガスボンベ状の物とほぼ一致しますので、あとは長さをカット調節すれば良いです。ウェーブの「Gタンク」シリーズのパーツ、なかなか使えますね・・・。
劇中車の2本のガスボンベ状の物に高さを合わせてカットし、留め具とみられる2本の帯はプラ板を回して作りました。これを2本作りました。 (続く)
わたしが収集した画像の中にタワーの後ろに手回しのハンドルのようなものが写っているものがあり、不鮮明だったのでわたしは作り込むことを断念していますが、上下はそのハンドルを回しているのではないかと想定しました。
ミッコがゴンドラに乗っていないのはその作業すると乗れなくなるからと想定。
ゴンドラのハンドルはそれを回転させるとゴンドラが回転するようになっていると想定しています。
じゃあ、ボンベは....単に溶接や溶断に使用するのではないかと思っています。
タワーの上下やゴンドラの回転については手動の可能性が高いですね。実車写真のハンドルやチェーンは当方も確認していますが、劇中車では描かれていないので、再現対象外としました。
ミッコが作業しないとミカとアキは上にあがれない、という説には目から鱗でした。
ボンベは架線の溶接溶断用ですか。その可能性もありますね。
いずれにしても当該車輌に関するまとまった情報が欲しいところですが、フィンランドの知人に問い合わせても分かりませんでしたので残念です。