ステップ30および31では、砲塔の各所の部品を取り付けます。既に何度か述べているように、多くのパーツは劇中車の取り付け位置に合わせます。
ステップ30においては、D25は不要となり、D5は形状が異なりますのでプラ材で作り直します。ステップ31においては、D3およびD4は不要となり、ハッチD69は修正します。
ステップ30で取り付けるパーツ類です。D8およびD45は指示通りの位置につけますが、A3、D31、D57、D58は位置を劇中車に合わせてずらします。
各部品の取り付け位置は、上掲のワンシーンなどを参考にしました。
D5は、上図の劇中車の赤枠内の部品にあたりますが、形状が異なるうえにアンテナの基部となっています。これもテレビ版仕様から受け継いでいる特徴の一つです。プラ材で自作するしか方法がありません。
D5の代わりにプラ材で自作したパーツを取り付けました。アンテナは収納の関係で省略しました。
ステップ31において、ハッチD69は修正します。上図赤枠内の形状に合わせます。
御覧のように、キットの天板のハッチの位置ではヒンジが3つモールドされています。劇中車には赤枠の中央ヒンジがありませんのでカットします。
カット後の状態です。
ハッチD69を修正します。中央ヒンジに繋がるモールドをカットし、単なる突起になっているハンドルをジャンクパーツにて直します。
修正しました。
砲塔に仮組みしました。
ラストのステップ33です。砲塔を車体にセットします。D18とD34は劇中車にありませんので不要です。
なので、砲塔をセットすれば仕上がりです。
以上で、塗装前の組み立ておよびガルパン仕様への工作が全て完了しました。今回のキットは従来は劇中車ズバリ、などと言われていますが、厳密に幾つかの改造や修正をともないます。作業量そのものは、旧版キットで製作したテレビ版仕様とあまり変わらないな、というのが正直な感想でした。 (続く)