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継続高校 タワーワゴン 作ります!! その5

2020年09月12日 | ガルパン模型制作記

 トラック部分の改造がほぼ終わりましたので、カーゴタワーの製作に進みました。全てプラ材にて部品をこしらえて自作しますので、今回の制作のメインと言えます。
 カーゴタワーは御覧の通り三段構成になっており、まずは収納ボックスらしき部分も含めた一段目から作り始めました。

 

 カーゴタワーの製作に際して用意したプラ材は上図の4種です。タミヤの角棒の2ミリと1ミリ、L形棒の3ミリ、丸棒の1ミリです。劇中車のカーゴタワーを今回はやや大き目のサイズで再現して見栄えがするように作りたいと思いますので、材料も複数揃えてメリハリをつけてみようと試みました。

 私の基本イメージでは、三段のタワー部分と最上段のカーゴ部分とに分けておき、前者の四方支柱をL形棒、後者を角棒1ミリで構築してゆく形です。古建築における逓減のように、上にいくほど材が細くなってゆく状態にまとめる方針です。

 

 一段目は上図のようにトラス2面から構成します。四方支柱をL形棒で作り、斜材はL形棒を切り開きにした平板で作りました。上弦材は角棒2ミリを用いました。下弦材はトラックの荷台のほうに組み付けてありますから、ここでは不要となります。上図では内側を上にしています。

 このタワー一段目の寸法は縦6センチ、横4.5センチ、幅3.3センチです。これは劇中車の同部分の寸法の1.2倍の数値をベースにして、見栄えがするように横寸法のみを1.4倍にした数値です。あらかじめパソコン上で立体設計図を作り、カーゴタワーの見栄えが良い数値、つまりそれらしく見えるサイズを色々検討した結果です。

 劇中車のカーゴタワーは平面が長方形ですが、ネット上での先行作例を概観しますと、多くが正方形に近くなっています。ベースとしたトラックがGAZ-AAのようにシャーシーが短いため、荷台部分が短くなってカーゴタワー部分などがそれに合わせて縮められているからです。これがN氏のいう「寸詰まりの問題」ですが、原因はそれだけではない、というのが私自身の基本的理解です。

 つまり、原因はベーストラックのサイズの小ささだけではない、と思います。カーゴタワー部分を作る時に逓減を考慮せず、ほぼ1種類のプラ材で組み立てている、というのも大きいのではないかと思います。先行作例の多くが、上下全て同じプラ材を使用しており、最上段のカーゴ部分も同じに作るので、外見的には頭デッカチの傾向になるか、カーゴ部分の重い感じが出てきます。建築には逓減がつきものですが、カーゴタワーも一種の建築だろうと思いますので、ここでは逓減も意識してみるべきであろう、と感じます。

 また、三段のタワーの内部空間をなるべく広く取ることも重要だと思います。二段目と三段目は上下にスライドして高さを調節しますから、それぞれの寸法をうまくあわせるには、内部空間が広いほうがやり易いです。殆どの先行作例ではタワーの四方支柱を角棒で作っていますが、それだと内部空間が狭くなります。そこで私の製作ではL形棒を選択してみました。
 以上の方法を重ねることで、初めて総合的に「寸詰まりの問題」から脱却出来るのではないか、と愚考した次第です。

 

 ひっくり返して外側を上にしました。これにプラ板を縦8ミリ、横5ミリにカットした方形板を5枚、上図のように貼りつけました。建築用語でガゼットプレートと呼ばれる部材です。

 

 2面とも仕上がりました。上弦材が左右にはみ出していますが、これは劇中車の同材がその形になっているのに合わせました。前部は収納ボックス部分の頂部となります。後部の張り出しは後で支材を追加して長くする予定です。ここでは上弦材の寸法は5.5センチとしました。

 

 続いてガゼットプレートに6個のボルトを再現しました。今回の製作ではガゼットプレートを全部で30枚作りましたので、ボルトは180個必要でした。手持ちのモデルカステンやウェーブのボルトセットでは足らず、ジャンクパーツのボルトも沢山切り取って転用しました。ボルトはさらにカーゴ部分で20個必要でしたから、全部で200個のボルトを用意しました。地味に大変な作業でした。

 

 一段目の側板をプラ板で作りました。右が前面板で寸法は縦6センチ、横3.3センチです。左は背面板で縦3.5センチ、横3.3センチです。劇中車の画像を見るとタワー一段目だけが横の支材が無く、この側板をもって支材に換えているものと思われます。

 

 出来上がったトラス2面を、トラック荷台に据え付けた下弦材の上に建てました。

 

 これに前後の側板を貼りつけました。

 

 前方の斜材を角棒2ミリで作って上図のようにセットしました。これが前部の収納ボックス状部分の支柱となります。後で上端をカットしてタワー一段目の上弦材の位置にあわせました。

 これで、タワー一段目の主要構造部分が組み上がりました。御覧のように、後部の長い荷台部分を使って大き目にゆったりと作った感じです。劇中車の長方形の平面の感覚もこれで大体出せたのではないかと思います。  (続く)

 


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