三島駅南口バスターミナルを7時30分に出発しました。終点の河口湖駅まで約1時間半の高速バスの旅です。伊豆から富士五湖エリアまでの間には鉄道が無いので、公共交通はバスのみですが、富士山麓の観光拠点への高速バスも幾つか運行しています。三島の他に御殿場、富士宮も高速バスの発着があるそうです。
三島から程なく新東名に入って御殿場まで北上、いったん国道138号線に降りて北西に転じ、東富士五湖道路に入って河口湖まで行く、というのが今回利用した高速バスのルートです。東富士五湖道路からは富士山麓の東裾をぐるりと回る形になりますので、上図のように富士山がよく見えます。この日はちょっと霞がかかっていて、富士山の姿が薄い墨絵のように見えました。
途中の停車地のひとつ、富士急ハイランドバスステーションに着きました。しかし乗降客はなく、ハイランドの遊園地も閑散としていました。連休中の日曜日でこれでしたから、コロナ禍における外出自粛の浸透度は相当なものだと実感出来ました。レジャー施設はどこも商売あがったりでしょう。
富士山の北裾から見ましたら、頂きに白い帽子をかぶりつつありました。
車内にチャイムが流れて終点の河口湖駅への着到を知らせてきました。予定より10分ほど早く着きました。途中で渋滞に会わなかったのと、停車地での乗降が無いために停車無しで進行していたからでしょうか。
この10分が、河口湖エリアでの聖地巡礼行動にとっては大変なプラスとなりました。予定では9時着でしたから、河口湖駅にて路線バスに乗り換える際に20分ほど待つ必要がありましたが、10分早まったことで、路線バスの待ち時間が1分に短縮されたからです。
なので、河口湖駅前にとどまっていたのはたったの1分しかありませんでした。降りた後で回送されてゆく高速バスを大急ぎで撮影しつつ見送り、・・・・。
河口湖駅の駅舎も急いで撮りました。2018年5月の「ゆるキャン△」聖地巡礼に続いて二度目でしたが、感慨にふけっている暇もなく、既にバス停に待機していた路線バスに乗り込みました。30秒後に扉が閉まって発車しました。
河口湖駅から利用した路線バスは、富士五湖周遊バスと総称される3つの路線のうち、レッドラインと呼ばれる河口湖周遊バスでした。起点の河口湖駅から河口湖の東岸を回って北岸の河口湖自然生活館まで行き、途中で18ヶ所のバス停に停まります。
この日の河口湖エリアでの聖地巡礼は、今年2020年1月に放送されたショートアニメ「へやキャン」の登場スポット3ヶ所を回る予定でした。そのうちの2ヶ所がこのレッドラインのルート上にあり、バス停からすぐに行けます。
バスには2回乗りますので、事前にフリーチケットを買おうかと思いましたが、料金を試算するとフリーチケットのほうが高いのでやめておきました。一般観光客のように、あれもこれも見に行く、河口湖だけでなく山中湖や西湖にも行く、というプランでないと、バスのフリーチケットはお得になりません。
レッドラインこと河口湖周遊バスの案内情報はこちら。レッドラインを含む富士五湖周遊バスのガイドマップはこちら。
終点の河口湖自然生活館のバス停の横の広い駐車場にてバスを降りました。時刻は9時30分でしたので、河口湖駅から39分かかったことになります。料金は490円でした。バスはしばらく駐機していましたので、外見を撮影しました。
河口湖自然生活館のあるエリアは、「へやキャン△」第3話に登場します。 (続く)