車輪類を組み立てます。組み立て自体はガイドの指示通りに進めます。
このタミヤキットは何度か組んでいますので、ガイドを見なくても段取りは分かります。
誘導輪のパーツ43には、表面に段差がありますが、劇中車では省略されていますので、上図のように削って目立たなくしました。
砲塔は、まず一通り組み立てておいて、後で修正や追加工作をすることにしました。
車体の組み立てに戻り、各種のパーツを取り付けます。パーツのうちのノテックライト6および9は形状が歪なのでジャンクパーツのドラゴン品に交換します。22の箱は大小の二段重ねの形で一体成型されていますが、劇中車では別々になっていますので、上の小箱部分をカットしました。
車体においても、左側フェンダー上の二つの装備品モールドが劇中車にありませんので、不要となります。
モールドを削り取りました。
車体前面の各部品を取り付けました。予備転輪の48は留め具のみを残して接着し、左側の警笛はパーツがありませんのでジャンクパーツより調達しました。
ノテックライトの基部には、御覧のようにブラ板で台状部品を追加して劇中車に合わせました。
前部フェンダーの前端を延長しました。ドラゴンのⅡ号戦車B型の車体パーツがジャンクにありましたので、表面の滑り止めモールドもそのまま生かして転用しました。
昨年の岡山エラヤ水害被災品処分セールでは、キット数点の他に沢山のジャンクパーツを買いましたが、そのなかに車体パーツも幾つかあり、Ⅱ号は2点分が含まれました。他のパーツが散逸して車体パーツだけでしたので、ゴミ扱いの価格1円となっていました。いつか役に立つかもしれないと確保しておきましたが、今回ようやく日の目を見たわけです。
模型店などでのジャンクパーツの販売は時折見かけますが、車体パーツはなかなかお目にかかれません。ガルパンの劇中車を再現する場合、車体の改造も行うケースがままありますが、その場合は転用可能な車体パーツがジャンクにあると大変に有効です。
右側後部フェンダー上に、大小の雑具箱をセットしました。左の長い箱はパーツ22の下半分を生かして蓋をブラ板で再生したものですが、右の小さい箱はドラゴンのジャンクパーツのⅢ号突撃砲用のパーツを転用しました。
車体のほうでは、後部エンジン点検ハッチのハンドルをモールドからジャンクに直し、ジャッキ台23用のダボ穴を埋めました。ジャッキ台23のセット位置が異なるからです。
車体に取り付ける部品を全て取り付けた後、劇中車に合わせて車外装備品の仮セッティングを行ないました。元キットには無いワイヤーカッター、パール、消火器、S字シャックル、クランクシャフトの5点をジャンクより調達し、それぞれの位置に置いてみました。
並行してジャッキ台23には劇中車に合わせてブラ板で留め帯を追加し、独自の形状のジャッキもブラ材より削り出して自作しました。
車体左側前方のクラッベの上にリベット2個を追加しました。右側と背面のクラッベでも同じ追加工作を行いました。
砲塔においては天板上のリベット穴が省略されていますので、ピンバイスで薄く浚って追加しました。
後部での仮セッティングの状況です。右フェンダー後ろの長い箱の後ろの留め金具もブラ板で再現しました。
S字シャックル、クランクシャフトは上図のような位置関係でセットされます。塗装後に取り付ける予定です。
砲塔においては、左右側面のクラッベの上下にリベット2個ずつを追加しました。 (続く)