塗装が終わりました。ミャンマー陸軍の現行の基調カラー2色の迷彩ですが、まるでスイカみたいです。
竪琴高校の校章マークは、モデルカステンのガルパンデカールセットにも含まれていませんので、自作する必要があります。が、モケジョのミカさんが既に上図のような校章シールを作ってくれていましたので、1枚いただきました。
この校章マークは、コミック「リボンの武者」第4巻の表紙カバー裏面のアウン隊長のカラーイラストに見えるものを写し取ったのだそうです。
貼ってみました。なかなかいいですね。デカールでなくても雰囲気は充分出ています。
作中では砲塔左右側面にマークが見えますので、その通りに貼りました。
これで、全て完了です。ファインモールドはやっぱり旧版キットのほうが楽に作れて良いと思います。新版や公式キットは、パーツ割りも細かくなっているうえ、履帯は連結式になっていますので、作るのに手間がかかります。
本来の計画では知波単学園チームの福田車として製作するはずでしたが、リボンの武者の軽戦車群の面白さに魅せられて、ムカデさんチーム連合の5輌を作ることになったため、同一車輌を使用する竪琴高校チームのアウン車として仕上がりました。
迷彩塗装の良い練習にもなりました。近いうちに知波単学園チームの戦車群の塗装を行なう予定なので、迷彩をどうやって筆で塗るか、の試行錯誤も出来ました。細筆1本あれば、なんとか出来る、という結論に達しました。
作ってみて気付いたのは、軽戦車にしてはけっこうガッシリした重厚な姿だな、ということでした。同時期の海外の軽戦車群と比べて車高が高いせいでしょうか。
後の九七式中戦車の登場を暗示していた、とされる外観輪郭です。確かにデザイン的にはこれを横長に引き延ばせば九七式中戦車の外観輪郭に近くなるように感じられます。帝国陸軍の戦車としては最多の生産数を誇ったのも分かるような気がします。今でも日本の自動車には軽が相当な比率を占めておりますので、日本人はもともと身丈にあった小型かつ軽快な乗り物を好む傾向があるのかもしれません。
以上で、竪琴高校チームの九五式軽戦車、アウン隊長の搭乗車がコミック「リボンの武者」仕様にて完成しました。製作期間は、2019年11月24日から30日までの計7日間でした。組み立てに2日、塗装および塗装後の組み立てに2日を要しました。
使用キットはファインモールドの旧版キットでした。現行の新版よりもパーツ割りが少なく、履帯もベルト式の扱い易いパーツですので、取扱いが楽です。今回のようなコミック版の作中車はあまりガルパン仕様の要素が無いため、修正や改造は不要でストレートに組み立てられます。そういうケースにおいては、作りやすい今回の旧版キットは適していたと思います。
ガルパン戦車の適応キットにも色々ありますが、修正や改造が不要なケースにおいては、ストレート組みが可能となります。その場合は、なるべく作りやすいキット、旧版の組み立てやすいキットを使用するのも一つの方法である、という事に気付かせてくれた、今回の製作でした。