細かいパーツ群の切り離し作業を進めました。御覧のような状態で入っていましたが、パーツの一部に欠けが見られました。それはプラ板で補完することにしました。
履帯のパーツです。上図では使えそうな状態に見えますが、使えるパーツだけを抽出して整理した状態です。約4分の1のパーツが欠けや不良品でしたので、取り除いてあります。いずれにしても履帯全体が出来上がらないので、困ってしまいました。
さらに車輪のパーツの一部にも欠けがありました。サスペンションアームに至っては4個のうちの1個が、成形不良で半分ほどが欠けていました。パーツの欠けや不良は、ガレージキットではよくある事ですが、今回のはちょっと酷いなあ、と感じました。
そのことは、キットを1000円で譲って下さったAFV部会のMさんも把握していたとみえて、譲渡時に「コレも必要になると思う」と上図の別キットのランナーも一緒に付けてくれていました。
何のパーツですか、と聞いたところ、「タミヤのブレンガンキャリアー(MMシリーズ175番)のものだ」と教えられました。今回のT-15軽戦車とは足回りの部品がほぼ共通するのだそうです。それでMさんは、このキットを作る機会にそなえてタミヤより該当パーツも取り寄せていたのでした。
御覧のように、今回のガレキのパーツとはモールドひとつをとっても雲泥の差があります。サイズもガレキのほうがやや大き目なので、そのまま使用するとフェンダーとの間の隙間が詰まるのです。
それで履帯を付けるとフェンダーにくっついた不自然な姿になってしまいます。しかもハブキャップのパーツが欠けてしまっているので話になりません。それをMさんも把握していたようで、「タミヤのパーツのほうがサイズが適正なんで交換したほうが良い。履帯もブレンガンキャリアーのを取り寄せてあるんで、まあガルパンのとは異なるかもしれんが、割り切って交換して使ってやってくれよ」と話していました。
ということで、足回りは全てタミヤのパーツで代替するべく、上図のように組み立てました。
そうなると、車体との接合もタミヤパーツに合わせる必要が生じます。起動輪および誘導輪の軸部はそのままだと使えませんので調整しました。上図の起動輪の軸部はタミヤパーツに置き換えました。サスペンションアームの取り付け穴も小さいので、ピンバイスで拡げました。
誘導輪の軸は、削って細くしました。タミヤの誘導輪のダボ穴がやや小さいため、それに合わせました。 (続く)