現在連載中のガルパンスピンオフ、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」のコミック単行本第六巻が去る2月23日に発売されました。カドカワのMFコミックスのフラッパーシリーズの一冊です。アマゾンでの情報はこちら。
遂に六巻目に達しましたが、最初はここまで続くとは思いませんでした。長くて五巻ぐらいかな、と予想していたからです。同じく野上武志さんが手がけておられる「紫電改のマキ」が既に8巻を数えていることからみて、こちらも同程度の長期連載としてプランが練られているものと思われます。
内容的には、だんだんと独特のシュールな世界観に深みが加わり、ある意味泥沼にはまったような妙な読後感が味わえます。このストーリーは最終的にどうなるのか、という予想が、物語のカオスじみた成り行きによってだんだんと見通し辛くなってゆきます。それだけに結末に対する期待と楽しみが大きくなってまいります。
これは「紫電改のマキ」でも同様で、ただでさえややこしい内容が余計に混沌の度を増してゆく感じですが、たぶんこれが野上さんの漫画独特の個性でもあるのでしょう。