気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

けいおん!の聖地をゆく その12 豊郷小学校 HTTのメンバーたち

2017年03月04日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 改めてHTTと顧問の6人のパネルを見ました。設定上の身長差もきちんと表されているようで、全てのパネルを同一線上に置き直せば、一番小柄な150センチの中野梓が小さく見えます。


 HTTの5人を身長順に並べると、一番高い160センチの秋山澪、157センチの琴吹紬、156センチの平沢唯、154センチの田井中律、150センチの中野梓、となります。澪と梓は10センチも違うわけですが、それがこのパネルではよく実感出来ます。


 こうしてみると中野梓というキャラクターの基本コンセプトが「懐かない子猫」というのも頷けます。まったく子猫のような雰囲気です。「あずにゃん」は平沢唯が勝手に付けたあだ名で、唯だけがそう呼んでいるわけですが、ある意味ピッタリなあだ名だと思います。梓本人は「変なあだ名」と言っていますが。


 多くのファンを魅了し、10周年になろうとする現在でも高い人気を誇る「あずにゃん」です。放送当時は、女性ファンの支持も抜きんでて高かったらしいです。

 いま模型サークル等で交流があるモケジョの数人が放送当時は現役高校生として「けいおん」シリーズのファンだったそうなので、最近はその頃の話を伺う機会も増えました。その話によれば、2010年に第2期の放送が始まって人気が最盛期になった頃の人気ナンバーワンは、秋山澪か中野梓か、という具合だったそうです。総じて女性ファンに受けが良かったのが、HTTのなかでは真面目だった澪と梓、男性ファンに人気だったのが平沢唯と田井中律であった、ということです。


 なので、琴吹紬のファンは割と男女均等に分布していたらしいのですが、ムギちゃん自体が「庶民の普通の生活に憧れる社長令嬢」であって感覚的にややズレたところがあり、これのファンは変わり者が多い、という認識が一般的であったそうです。まあ、私も変わり者ですからね・・・。


 一方、平沢唯はいわゆる「ゆるふわ」なキャラクターですが、いざとなればキチンと成し遂げる能力にも恵まれ、ただの天然ボケには陥っていません。ギターでボーカルというポジションもありますが、自然にHTTのまとまりの中心になんとなくおさまっています。この、なんとなくおさまっているという辺りが、逆に唯の凄さを感じさせます。
 言い出しっぺは大体部長の田井中律、活動の流れをまとめようとするのは秋山澪や中野梓なのですが、全体的な流れをなんとなくリードしているのは、結局は平沢唯ではないか、というシーンが割と多いのです。


 顧問の山中さわ子先生は、音楽教師にて軽音部のOG、現役当時はヘヴィメタルバンドの一員として相当の腕前であっただけでなく、性格も豹変するという設定です。この設定がなかなか上手いと思います。半ば強引に顧問を引き受けさせられましたが、かえってなくてはならない存在になっています。この大先輩に支えられているからこそのHTTである、といつも思います。


 二階の展示品も色々ありますが、ローソンでの数度のキャンペーンにて展開販売されていた品々が多くを占めます。上図の上段中央にスナック菓子のトランク缶が2種類見えますが、左側の学生鞄デザインのものは私も買っていまして、今でも手元にあります。
 かつて、ローソンがさんざん売りまくっていた時期には、こういうけいおんデザインの菓子缶が沢山あったのですが、買ったのは前述のトランク缶とムギちゃんデザインのキャンデー缶の2つだけでした。なんでもっと色々買っておかなかったのか、と少し後悔するほどに、お菓子関連のコラボ商品はいまは入手不可能になっています。


 これらはファンが作ったもののようですが、いずれも公式イラストみたいな出来で良いです。左上の、ねんどろいどを現地で撮影している2枚がなかなか面白いです。


 一階に降りて、初めて平沢憂の等身大手作りポスターがあるのに気付きました。この憂も相当の人気があるようで、今年も現地にて生誕記念イベントが開かれます。原作コミックにおいては、姉の唯が卒業した後に軽音部に入り、姉のポジションのギターを引き継ぐことになりますが、アニメ本編ではそこまでカバーしていません。第3期が実現していれば、その演奏シーンが見られた筈ですが・・・。


 反対側の二階スペースに上がると郷土資料の人形等が展示されていますが、そこからは館内がこんな感じで見渡せます。


 そして驚いたことに、反対側の二階スペースのHTTのパネルが窓越しに見えるのでした。


 これを見て、なぜ5人のパネルがちょっと窮屈な感じに寄せられ、琴吹紬だけが段差の上に無理に置かれているかが理解出来ました。このように窓枠内に5人がおさまるように配置されているわけです。
 これには感動してしまいました。素晴らしい演出ですね。


 とにかく、楽しくてたまらない聖地の中の聖地、豊郷小学校です。ファンにとっては、まさに「桜が丘女子高校」そのものです。劇中に頻繁に登場する主舞台の元ネタがこうして存在するアニメほど、根強い人気を保っているというのが実感出来ます。ここに来れば、いつでも「けいおん」シリーズの雰囲気と興奮に浸れるのですから。いつでもHTTの5人を身近に感じられるのですから。

 ガルパン大洗の場合は、大洗の商店街エリアが似たようなスポットですが、範囲が広すぎる上に登場場面が限定的であるため、聖地としての色合いが均等的になりがちです。大洗女子学園の元ネタが実在していれば良かったなあ、という感覚は、ここ豊郷小学校にて「けいおん」ムードを満喫していると、自然に生まれ出てくるものです。


 とにかく最高の巡礼でした。天気が良かったし、雪解けのタイミングにうまく合いました。以前に三度ほど来たことがありますが、その時は施設内の町立図書館へ資料閲覧に行ったのと、教育委員会へ文化財関連の基本資料を貰いに行ったのが用事でした。あの時に「けいおん」コーナーを見に行っておけば良かったなあ、と時々思います。
 次回は、車でしか行けない聖地巡礼と組み合わせて車で訪ねよう、と思いました。 (続く)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする