「加藤豆腐店」を出て大洗駅方面に向かうことにしましたが、バスが無いので徒歩で移動しました。途中でエコスの周辺を散策して、かつて走っていた鉄道水浜線の痕跡を見てまわり、「榎澤輪業商会」さんに立ち寄って鉄道が走っていた頃の昔話を聞いたりしました。なので、再びお腹が空いてきました。なにしろこの日は朝食もとらずに水戸から大洗へ往復し、そのまま勝田へ移って「世界一楽しい片道きっぷ」のルートをたどっていましたから、「かま家」の海鮮丼一杯だけでは量的に少し足りなかったのかもしれません。
そこで、以前から入ってみたいと思っていた、大洗駅前の寿司店「寿々翔」に立ち寄り、もう一杯食べることにしました。
注文したのは「海鮮ちらし丼」、海鮮丼とちらし寿司とを合わせたものでした。これに味噌汁と酢の物がつきました。
なかなかのボリュームです。御飯よりも海鮮ネタの量が多いのは、海鮮系が好物の私にとっては嬉しい限りです。特典としてお店の戦車パネルのT34をデザインした公式オリジナル缶バッジをいただきましたが、その際に店主さんが「実はウチもガルパンの缶バッジ集めようと思ってるんで・・・」と話しておられました。やっぱり最近の大洗では商店街の皆さんも缶バッジを集め出しているようです。
美味しい「海鮮ちちし丼」をいただいた後、大洗駅に移りました。私の「世界一楽しい片道きっぷ」のコースは大洗駅までとなるので、最後のスタンプと特典のポストカードを受け取ることにしました。
駅内のインフォメーションコーナーの展示は秋山優花里メインになっていました。秋山優花里の誕生日が6月6日でしたので、そのイベントに合わせて模様替えされたのでしょう。6月6日は連合軍のノルマンディー上陸作戦の日として知られますが、奈良県に25年住んでいた私にとっては、唐招提寺開山忌および秋篠寺大元帥井戸公開の日というほうがしっくりきます。
「世界一楽しい片道きっぷ」の表に鹿島臨海鉄道の改札検印をいただきました。
「世界一楽しい片道きっぷ」の裏に最後のスタンプを押しました。河西忍でした。これで四人のキャラが揃いましたが、宇津木優季を除く三人の図案は、大洗ガルパン公式缶バッジのそれと共通でした。朝に貰った、インフォメーション入場者10万人達成記念のガルパン缶バッジの配布もまだやっていて、係の方が「どうぞ」と一個下さいました。聞けば、日ごとに配布数が決まっているので、その日の分はなるべく全部配るようにしています、との事でした。
こうして「世界一楽しい片道きっぷ」のコースを終了したので、後は自由に大洗の街歩きを楽しみました。まずは髭釜道祖神社の界隈を通って旧街道筋の風情ある雰囲気を味わいました。
大貫商店街のメインストリートに達して「お好み焼き道」の横を通りました。
それから路地に入って「大勘荘」の脇を進みました。今回の一日目の宿が「大勘荘」なのですが、まだ昼過ぎなので入るには早過ぎると思い、そのまま通り過ぎました。
「大勘荘」の前の道を北へ進むと「カジマ」の前に着きました。風が強かったためか、ホシノも店内に収容されていました。おやつに海老コロッケを買い、店内の飲食スペースでいただきました。
それから永町商店街へ移り、玩具店「タグチ」に立ち寄りました。このお店でも公式オリジナル缶バッジが出されたのですが、1000円以上の買い物が条件となります。私の場合はまだ買っていない模型ツールがあったため、幾つか購入して缶バッジも貰いました。佐々木あけびがバッジ化されたことで、アヒルさんチームは「鳥孝」の磯辺典子、「森屋菓子店」の河西忍と並んで三人までが揃いました。残るは近藤妙子ですが、果たして「魚忠」さんが出してくれるでしょうか。
店頭には3Dステッカー販売機が設置されていました。まいわい市場や肴屋本店にも置いてあるので、この種の販売機は他にもあるのかもしれません。これで3Dステッカーを買うファンの方も少なくないのでしょうが、私は未だに買ったことがありません。
「ヴィンテージクラブ・ムライ」の店先にまいわい市場のガルパン商用車が停まっていました。またか、と思いました。実はこの日にガルパンジュース三種(うめ、ゆず、りんご)が発売となり、それを納品してまわっている場に何度も立ち合ったからです。「石福」で店主に桃助の事を話していた時、エコスの駐車場で廃線跡を見物していた時、「寿々翔」で「海鮮ちらし丼」を食べていた時、大洗駅でスタンプをもらっていた時、そして「ヴィンテージクラブ・ムライ」の店先でしたから、この日の私の移動ルートとガルパン商用車のジュース納品ルートとがほぼ重なっていたようでした。
会う度に向こうの方と「どうも」と挨拶していましたが、ガルパンジュース三種のほうは既に「石福」で購入していましたので、「まいわい市場で何か買って下さいね」と言われました。まいわい市場での商売もなかなかに大変なようでした。ガルパンジュース三種(うめ、ゆず、りんご)を大洗町全域で拡販することになったそうで、ガルパン商用車がその後もあちこちで走り回っているのを見かけました。 (続く)