かねてアナウンスされていた、ガルパンの辞典ともいうべき「ガールズ&パンツァーエンサイクロペディア」。これまでに色々刊行されてきたガルパン系情報誌の集大成、とか何とか噂されていましたが、私自身は、どちらかというと「ガルパンの用語集」みたいな内容を予想しておりました。
「エンサイクロペディア」とは、「百科事典」「百科全書」の意ですが、ガルパンはアニメ作品でテレビシリーズは12話で完結していますから、情報量が果たして百科事典ほどに揃うかどうか、と疑問に思っておりました。むしろ、「現代用語の基礎知識」のパロディで「ガルパン用語の基礎知識」と銘打ってくれれば楽しいのになあ、と感じておりました。
7月に発売予定、とされましたが実際には8月1日が発売日となりました。アマゾンでも予約を受け付けて販売していましたが、普通に書店にも流通することが予告されていましたので、今日の退勤後に本屋に立ち寄って買ってきました。
読んでみますと、なかなか面白いです。テレビシリーズだけでなく、特典OVAやドラマCDやコミックやアンツィオ戦OVAなどの情報も豊富に収録されていますので、まさにガルパンの「エンサイクロペディア」でありました。劇中の細かいセリフまで色々と用語として収録し、真面目に、または冗談っぽく解説しているので、時々笑ってしまいました。サイズも手頃なので、大洗行きの移動中に開いてガルパン気分に浸るには最適かもしれません。
以前に似たような感じの本を読んだなあ、と気付いてあれこれ記憶を探っていましたが、そのうちに思い当たりました。若い頃に熱中した、コーエーの戦国時代シュミレーションゲーム「信長の野望」シリーズの「武将ファイル」という本でした。何冊か持っているので、押し入れから引っ張り出して読んでみました。思った通り、本の構成や、用語の並べ方、笑いを随所に織り込んだ解説記事のスタンスなどは、今回の「ガールズ&パンツァーエンサイクロペディア」に通じるものが多いです。