木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

ストレス性疾患   NO14

2005-05-12 | カイロプラクティック
58歳 主婦
主訴
全身痛・特に右半身(上肢から腰部・下肢に至る)に冷感・痺れ・痛み、その他に不眠症・不安症・アレルギー性薬疹・うつ・自律神経失調症などなど・・・

病歴
13年前に交通事故により症状が発症する。その後整形外科、整体、接骨院、カイロなど専門医から代替医療全て受診した。

この患者さんは、最近こちらに引越しをしてすぐに近くの整形外科に受診をする。その後何の改善もみられず、昨夜は症状が悪化して夜の10時近くになって予約の電話がかかってくる。

自律神経のバランスをHRVで測定する。バランスは交感神経6対副交感神経4の理想的なバランスである。これだけみると自律神経の問題は見当たらない。しかし、SDNN(神経のエネルギー量みたいなもの)が11とかなり低い。年齢的にみると40以上が平均である。

安定剤。睡眠剤などの薬を服用しているため、強制的に自律神経のバランスを帳尻あわせをしているようだ。このようなケースは多々ある。現代医学の検査のように測定値だけを判断すると、本質的は原因が見えなくなる。

本人は、いくつかの医療機関で「交通事故の衝撃で腰の4番と5番が骨がずれている」といわれたことが頭から離れず、それが原因と決め付けている。ご主人は半分そう思っているが、半分違うところに原因があると思っている。

検査の結果、いくつかの食べ物アレルギー反応があり、更に「感情」が深く絡んでいるようだ。愛情、憎しみ、うんざり・・・・出てくる。時間がかかりそうだ。

心の中の不要物(感情ストレス)が吐き出したいのだが、理性で押し殺してしまうことがある。長年の鬱積が爆発する表現はさまざまである。

ある人は、肩こり、腰痛、膝痛はどの筋肉骨格系、また、ある人は不眠、耳鳴り、頭痛などの症状である。これも一種のアレルギー反応(拒絶反応)である。感情のアレルゲンは体外にでて行く機会を狙っている。

この患者さんは、感情的ストレスを認めたくなく、症状の原因を交通事故にすり替えているだけである。感情ストレスが原因であることに気づくだけで症状は改善する。

拳骨 


スポーツ障害 7

2005-05-11 | カイロプラクティック
最近、連日スポーツ障害の患者さんが後をたたない。昨日来院した新患は、中学の野球部の監督の紹介で来院した。

中学2年生の外野手。右肘内側痛で来院する。5月7日の練習中に外野からの返球をした際に右肘内側部に痛みが出た。投球ができないほどの痛みと、腫脹が見られた。

すぐに専門医(近所の整形外科)に受診した。レントゲン検査を受け、「肘が外れている・ずれている」との診断???  シップ、3週間の安静。

監督さんに報告する。「えッ・・ほんとに外れているの?」長年野球の指導をしていると、選手の健康管理にには長けたものがある。肘や肩、膝の痛みに関しては現場の指導者のほうが、どの程度の症状か知っている。疑問に思った監督は母親に「CCRKで見てもらってください」

初検時は、右肘の腫脹と圧痛が顕著にみられた。腱の断裂、骨折、脱臼の疑いは無い。関節の不安定、可動域の制限もみられない。前腕屈曲筋付着部の炎症であった。説明に母親は安心したが、これも結果であり、原因は神経機能異常であることを追加説明をする。

神経機能異常により、筋肉骨格系のバランスが乱れ、その結果、腰が使えない上半身の腕力だけの投球フォームになっていた。他の膝、腰も圧痛があり痛みを訴えるのは時間の問題である。

施術後、神経機能異常の改善により筋骨格のバランスが整い、フォームのリハビリを指導すると見違えるように改善した。これで肘にかかる負担が軽減する。アイシング&ストレッチングの指導。

母親は、安心と同時に欲が出てきて「先生、14日に試合があるんですけど出られますか?」小生「カイロプラクティックは魔法の治療ではありません。次回の時の症状を見てみましょう。炎症が治まればでることも可能です。」

専門医がどうして外れている、ずれているなどと安易に言葉にするのか疑問に思う。まして、レントゲンは骨折や、ガンなどの気質的変化を鑑別診断するには必要な検査機器である。その他の症状に関しては決定的な診断にはならない。

外れている(脱臼)などの症状はレントゲンでは明らかに判断できる。外れて(脱臼)いた場合は、素人でも判断できる大きな症状が確認できる。手で直接触れる検査をすれば明らかになることである。

学生スポーツは、試合回数に数がある。年間に春、夏、秋の3回である。3週間の安静では、学生生活6回の大会の1回は出られないことになる。

拳骨

スポーツ障害 6

2005-05-10 | カイロプラクティック
先日治療した、高校生の卓球選手の大会の結果が分かった。団体戦で惜しくも優勝は逃したが準優勝し、関東大会への切符は手に入れた。この準優勝には彼の貢献度も多きはずだ。

結果から評価すると、3者の立場からみて全て結果オーライで丸く収まったようである。

一つ目は、部活の監督の立場から、チーム戦力を分析しても彼を外すことはできない。骨折というイメージでは試合までには無理であるという思いがあったに違いない。。彼を抜いた戦力での構想も考えていたはずである。彼の現場復帰は監督にとって、トーナメントを勝ち上がっていく上で理想的な戦術を組むことができたはずである。

二つ目は、彼の試合に出たい、監督の期待に応えたいが、しかし、骨折というケガがで医者から絶対安静の指示を受け、試合は出たいが試合までに治るのか、治らないのかの葛藤があったはずである。試合に間に合ったのも「彼の試合に出たい」気持ちが「出られない」気持ちを超越した結果である。

三つ目は、CCRKのスポーツ選手の治療に対する治療方針である。CCRKでは、現場(指導者)と選手の要望にできるだけ沿うように努力する。
転移のない骨折は、特に不全骨折(いわゆるヒビ)はシーネを当てて固定をしておけば骨癒合に関しては問題は無い。ただし、固定後の関節強直が運動機能を低下させる。骨癒合はしたが関節が動かないでは試合にならない。

現場復帰と同時に、もとのパフォーマンスを、いやそれ以上のパフォーマンスを発揮できるように持っていけるような治療、調整をしなければならない。それがスポーツカイロプラクティックである。

人を見る治療家であれば、骨折部位だけ見るのではなく、その背景にある「心を」見抜きその時の最善策を考えるべきである。骨折だけを見るのであれば、現代医学となんら考え方は同じであり、単なる対処療法で終わってします。

治療家にとってこのようなケースは、賭けである。患者さんには骨折というイメージでは大きなケガに受け止められ、治療も長引くように思われがちだ。レントゲン写真を見せられ骨折線を確認すると大変なケガのように思う。そんなケガでスポーツなどできないと思いがちである。

そんな心の葛藤の中で「大丈夫だ」と言い切れる自信を持つには大変なことである。大丈夫だと言い切って治せないと指導者や患者さんからは信頼をなくし、不評が立つ。今回は3者ともに〇く収まった。

患者さんの思いは「治って当たり前、治らないと藪医者」治療の難しさなど理解していない。

拳骨





いい治療家

2005-05-09 | カイロプラクティック
昨日は、国際基準のカイロプラクティック大学の学生5人がオフィス見学に訪れた。この大学は4年生大学(以前は5年生)である。

4年間の教育カリキュラムは4208時間の基礎科学と実践的教育でカイロプラクティック「いろは」を学べる。現在のところ日本国内ではカイロプラクティック教育を国際基準の大学レベルで教育する学校は無い。

カイロプラクティックの基礎教育と開業して実践的な臨床とは大きな違いがある。臨床は患者さんが師匠になり治療家は生徒である。このことは開業すれば分かるが、この関係が理解できずDrが「治している」と誤解をすると医療行為を見失う。

小生も20年間患者さんを師匠に臨床を重ねてきた。その結果が現在である。見学に訪れた学生は、20年間積み重ねてきた臨床経験の「うんちく」に戸惑いを感じたはずである。

学生もクリニックに入り、実際に外来患者さんに接して臨床を重ねていくことによって、教科書通りには行かないことに出くわすだろう。そのときに「教科書には書いていなかった」ではすまない。

このようなことは臨床においては日常茶飯事である。対応するにはやはり臨床経験が必要である。クリニックに入り外来患者を治療する「臨床経験の第一歩」である。おおいに悩んでもらいたい。
悩むことによって自力で解決する力がついてくる。そのことは患者さんの利益につながる。

腕の良いカイロプラクターではなく、「良い治療家」を目指してもらいた。

拳骨

病名は何ですか?

2005-05-08 | カイロプラクティック
昨日来院した患者は、高校1年生の野球選手である。主訴は右肘内側の痛みである。いわゆる「野球肘」というやつで父親と来院する。

小学生から野球をはじめ12歳の時に投球過多による? 剥離骨折をし軽度の変形治癒が確認できる。その後たびたび痛みを発症しながら野球を続けている。今年、高校へ入学して再発し現在は、投球ができない。腫れと痛みを訴えている。

検査をしてみると、神経機能の低下が顕著に診られ神経と身体のバランスがくずれている。更に、投球フォームをみると外野手の投げるフォームとは違う内野手のフォームである。身体バランスの悪さは昨日今日の出来事では無いだろう。

選手は痛みが出ないと運動はできるもの考えている。痛みが出なくとも身体バランスの悪さは、いずれ身体のどこかに痛みを伴う障害が出てくる。時間の問題である。

父親に肘の痛みの原因を説明すると、父親が思っていた骨、関節の問題が結果であることが理解できずにいた。神経機能異常による身体バランスを崩し、肘に負担をかけていることが納得できず、腑に落ちないようすである。

施術後は神経機能と身体の協調性が整い、投球リハビリを指導すると即座に、ダイナミックなしなやかなフォームに変身した。本人が一番びっくりしていた。

いろいろな病院で骨が変形している、投げすぎだ、安静にしていれば治る・・・・・お決まりのことをいわれてきた弊害が出ている。医原病ともいえる。

生命の営みに神経が関与していることが理解できないようである。父親は治療後も納得がいかず変形した肘を元通りにしてもらいたいような顔をして、病名は何ですか?・・と、聞いていった。

拳骨

安全神話

2005-05-08 | カイロプラクティック
3日、4日と連休を利用して静岡にアレルギー治療の研修に行った。交通手段は新幹線を利用したJRである。
時間的にも木更津から静岡まで3時間弱でいける範囲である。

今の時代では当たり前の時間かもしれない。いや、長く感じるかもしれない。将来的にはもっと短縮が可能になることは間違いない。また列車の運行時間は数秒も違わない正確さであり、これに慣らされた日本人は当たり前の感感覚である。この正確な時間管理によって多くの恩恵を受けている。ありがたいことだ。

話はとぶが、3日の日に静岡県警のヘリが墜落した事故現場から、アレルギーの研修に行った某カイロプラクティックのオフィスまでの距離は、車で15分くらいの距離であった。小生は土地勘が無いので近いといってもピンとこない。

ニュースをみると乗務員5人が死亡と出ていた。翌日、偶然にも現場を通る機会があり車中から通りすがりに見てみたがテレビで見るよりも狭いような気がした。

現場は住宅地の密集地で、アパートと川の間の幅6メートルくらいの道に墜落したようだ。原因はともかく墜落した場所が不幸中の幸いというか建物を避けて、わずかにアパートの屋根をかすめた程度の損傷で、住人には被害が出なかった。1メートルでも建物よりであったらと考えるとゾーッとする。

最近、乗り物の事故が相次いで起きている。JR西日本の脱線事故、高速バスの横転事故、そして今回のヘリコプターの墜落事故。次はなにか・・・・。

原因はいろいろあるが、大方は人為的なものが絡んでいる。例え空中分解が原因でも、整備という人為的行為が関与する。脱線事故もスピードの出しすぎといわれているが、過密なダイヤ再編成の犠牲かもしれない。営利目的によるライバル社との競争の結果である。バスの横転も運転手の運転ミスによるらしい。

現代社会は、高度発展の影響で便利になり、その便利さにならされ当たり前になっている。少しでもこの便利なリズムが狂うと、歯車が狂ったようにぎこちない社会現象が起きる。犯罪、事故、災害などなど・・・・・

今の世の中、何が起きても不思議ではない。また、犯罪、事故、災害に巻き込まれても不思議ではない。人事のような対岸の火事でいたのでは自己防衛ができない。日本の安全神話は崩壊したといえる。

拳骨


スポーツ障害 5

2005-05-08 | カイロプラクティック
新学期が始まって、高校生の最初の大会が関東大会の県予選である。5月の連休明けには各専門部の大会が各地で行われる。練習も調整に入り、通常であれば練習量は減少してくるはずである。例外もある。

CCRKに最近来院した症例を紹介する。

初診日 4月28日 主訴 左第一中手骨骨折 負傷日 4月22日 原因 練習中に卓球台に強打負傷する
専門医でX線検査で骨折を確認。シーネ固定 安静指導を受ける

来院した患者(高校2年生)は、某高校の卓球部でレギュラー選手で5月6日に関東大会の県予選があり、団体戦の欠かせないメンバーである。一番頭を抱えているのは監督である指導者である。この高校は県下でも卓球の強豪校で関東、全国の常連校である。

本人は、春の大会は諦めていたが監督がチーム戦力を考えるとどうしても外せない選手である。監督に「CCRKに行けば何とかなるからいって来い」と云われ来院する。当の本人も行けば試合までに治るものと思っている。

骨癒合に関しては、骨折部位、骨折の形態、転移の程度、血液循環などのいくつかの条件で、大まかな癒合期間が決まります。ある程度の期間が必要であるということである。

初検時には、患部の第一指の関節可動域が減少し、ラケットを握るような動作時に関節の痛みが出た。骨折部位以外の痛みなのでできないことも無いと判断。

骨折の治癒とは仮骨が形成され力学的な働きに耐えられるか、耐えられないかの強度の問題である。したがって、ラケットを力強く振り切れるだけの強度があればOKである。

施術はAMCTにより全身の神経バランスを整え、1週間の練習から離れていた運動能力と神経機能の協調性を調和させることから始まる。その後、ラケットを握らせて練習をさせながら調整していく。

5月2日 2回目の来院時は、関節可動域改善、ラケットを振っても痛みなし。身体と神経機能のアンバランスが残り試合前にもう一度施術を行う計画である。ここまでに2回の治療で90%回復である。・・・・・・試合結果が楽しみである。

拳骨

スポーツ障害 4

2005-05-08 | カイロプラクティック
感情の検査をしてみると、家族的な愛情が出てきた。母親と父親の関係。父親と子供の関係。母親と子供の関係。父親と母親と子供の関係。特に父親の愛情が問題になっている。複雑である。

この親子の三角関係に、子供(患者さん)の感情「悲しみ」が肺系と絡んでいた。また、母親の悲しみ、寂しさの感情が子供に影響している。

「子供が父親の愛情に飢えているようだ」と母親に言うと、母親は悲しそうな顔をして「実は・・・・」 やはり剣道は別問題で家族的な愛情の問題が剣道にすり変わっているようだ。特に「父親=男性」の剣道指導者の言葉が引きかねになっている。

痛みの背景にはこのようなソフト面の「隠れた原因」が必ずある。これを見逃して構造的な部分に目を向け治療を行うことは患者さんの不利益になる。また、このような患者さんを、構造学的に問題が無いからといってむるに練習に参加させることはトラウマをつくるようなものだ。

小生も経験がある。高校、大学と●●部に所属しており学業そっちのけで辛い稽古に励んでいた。辛い稽古を耐え忍ぶことによって、強い精神力、我慢強さなどが身につくがその反面、精神的にいやな思いもした。今でも思い出す。

この患者さんの経過は症例報告で結果を報告する。

拳骨


スポーツ障害3

2005-05-08 | カイロプラクティック
試合前やレギュラーの座をつかむために際にたたされている選手は、練習を休むことに精神的に焦りを感じ、その焦りが感情的ストレスになり、交感神経の緊張を招き血管収縮、酸欠、痛みの物質が侵害性受容器を刺激して痛みの再発という具合に慢性化して治癒を長引かせる。

ストレスが痛みとの関係にどのような因果関係があるか、多くの人は分からない。医療関係者も痛みを機械論で唱えていることが多く、痛みの本質的な部分を追求しているDrは少ない。西洋医学の世界もカイロプラクティック世界も同時である。このことは、加茂整形外科のHPに詳しく掲載されている。

このような選手を治療する際は、患部外トレーニング及びリハビリメニューの作成・指導によって、指導者も選手も「身体を動かす」ことによって「他の選手から遅れる」不安感が無くなる。また、身体的パフォーマンスの低下が防げる。もちろんソフト面の治療を行うことは必要である。

スポーツ障害の練習を休むことのデメリットを述べてきたが、今度は休まなければならないケースを紹介する。

患者:9歳 小学4年生 男 
スポーツ歴 剣道1週間に1~4回の練習 サッカー1週間に1,2回の練習 ともに3年前から
主訴 右大腿部後面の痛み 原因はサッカーの練習中に相手の足が当たり負傷する。
負傷日 17年2月24日 受傷後整形外科を受診 画像診断は異常なし 打撲の診断
その後痛みが引かず 正座不能、膝を曲げると増発、歩行時に膝を曲げない 少しでも膝を動かすと増発する などの症状が改善せず他の整形外科を受診する。ともにシップ 「練習をしても大丈夫です」のアドバイス

その後も症状の改善が診られず紹介によって4月27日CCRK来院

初検時 右大腿部後面の圧痛とハムストリングスの自動収縮痛、膝関節の屈曲痛、歩行痛、歩行時の膝伸展歩行、跛行
検査の結果,軟部組織の問題なし、関節機能的問題なし、感情検査で問題あり

痛みの原因は「感情が絡んでいます」と、お母さんに説明すると「アッ・・やっぱり」と納得する。お母さんもなんとなく疑っていたが整形外科等での診断では問題が見つからないため精神的な問題とうすうす気づいていた。

剣道を始めたきっかけは、両親の「男らしく」が剣道を始めたきっかけらしい。本人の希望とは違う。更に、負傷後、剣道の師範から「少しぐらいの痛みは我慢しなさい」この一言が追い討ちをかけたらしくそれから急に跛行になったようだ。

お母さんは原因をなんとなく理解したようだ。身体的問題が無いと分かったら、「先生、今日の剣道の練習はさせても大丈夫ですね。」・・・・・無理強いはだめです。今は剣道が絡んだ感情を開放する段階です。休ませましょう。・・・・続く

拳骨


スポーツ障害 2

2005-05-08 | カイロプラクティック
身体的スポーツ障害で、練習を休むことによって一番問題になるのは,選手の心の問題である。今の時期は、6月の関東大会の県予選を前に練習に明け暮れている。選手はレギュラーを目指し痛みを我慢して練習メニューに耐えている。

練習を休むことは、レギュラーの座を奪われることになる。練習を休んでいる選手を使うことは、他の選手の不満が多くなり、チームワークの乱れをつくり試合成績にも影響する。指導者が一番懸念するところである。

選手も、このことは十分承知しており、急性の骨折や脱臼などは動くことはできないので仕方なく休むが、外傷以外のスポーツ障害は「気持ちで頑張れる」多少の痛みでは休もうとしない。また、指導者はそのような精神的にタフな選手を起用したくなる。レギュラーの座を射止める絶対条件ともいえる。

ゆとり教育のため週休二日の学業になってから、かえって練習量が増え選手の疲労が増えている。練習量的には週に2日くらいの休息が合ったほうがいい。練習を休むことができない指導者は、その代わりチームミーティングや戦術的なミーティング、ビデオで技術的なアドバイスをするなど取り入れてもらいたいものである。

高校、中学の部活は練習内容を自分の身体能力に合わせて行うことはまずできない。監督指導者が練習内容を決めるため無理がある。無理を押して頑張れば身体的な障害が出ることは予測でき、通常の医療機関では「安静」が決まり文句でる。

われわれも「安静」にしなさいでは、同じことである。そこで何が必要になるのか? 現場ではそのようなときに何を望んでいるのか?・・・・治療はもちろん、患部外のトレーニングやリハビリメニューを作成し、現場で他の選手の練習時間に一緒にリハビリを行うことを指導することが必要になる。

また、障害を持った選手は、メンタル的に弱い部分が出てくるので、ソフト面の治療も行わなければならない。ハード面とソフト面の両方のケアを行い、障害が治ったら即戦力になるまでケアをしなければならない。・・・・・・続く

拳骨

スポーツ障害 1

2005-05-08 | カイロプラクティック
この時期(4、5月)、中学生,高校生のスポーツによる身体問題「スポーツ障害」が多く発生する。特に「オーバーユース症候群」いわゆる使い過ぎによる、関節、筋肉の障害である。

CCRKにも多くのスポーツ障害の患者さんが来院する。この「使い過ぎ症候群」はDr側にとって非常に都合のいい言葉であり、患者さんにとっても納得のいく診断名である。

大方の治療方法は、安静、物理療法、シップ、痛み止めの注射などがメインである。高度な障害には外科的な処置をしなければならないこともある。

スポーツ障害は治療に長引くことがある。また、練習を長期的に休まなければならないこともある。どうして長引くのか?・・・治っていないから長引くのである。

痛みは、安静にしていると痛くなる。練習を休んでいれば痛みはなくなってくる。しかし、それは一時的なものである。そのような治療をしていると、再度練習に参加すると再発する。経験した選手は沢山いるはずだ。

スポーツ外来、スポーツ整形外科などとスポーツに精通したDrがスポーツ選手を治療する際、外科的処置後のリハビリは行うが、外科的処置の必要の無い(実際は、現代医学は外科処置が専門分野で、機能疾患(オーバーユース症候群)にはお手上げである。)機能障害は、治療の手立てが無く何でも安静である。

練習を休むことによりメリットもあるが、反面デメリットもでてくる。身体的パフォーマンスの低下、精神的ストレスなど顕著に見られる。・・・・続く

拳骨


向上心

2005-05-08 | カイロプラクティック
何事にも向上心が大切だ。現状維持、現状満足の考えは進歩がなく、そればかりか右肩下がりに衰退していく。

特に医療関係者(Dr)の現状満足は患者さんに不利益を与える。患者さんの利益を考えたら常に向上心をもって臨床に望むことが必要だ。

先週行われたAMI公認のAMセミナーに参加した受講生の復習会を行った。参加した先生方にベテランの先生やカイロ大学卒後間もない若い先生方が参加し熱心に復習をしていた。

若い先生もベテランの先生も垣根を越えて基本の足長検査を時の過ぎるのを忘れ夢中になっていた。

参加した先生方の技術習得の熱意には感心させられた。人間誰しも「あまえ」の心がある。

小生など常に「あまえ」が一歩リードしている。その一歩リードした「あまえ」が、向上心を失わせ、昨年は右肩下がりであった。

常に向上心を持ち続け、技術の習得に励むことによって患者さんに還元できるようになるのは、そう遠いことではない。近い将来患者さんの利益になることを期待する。
先生方お疲れ様でした。

拳骨

隣のHPがよく見えま~す

2005-05-08 | カイロプラクティック

むかし、某自動車メーカーのコマーシャルに、こんなキャッチフレーズが合った。「隣の車が小さく見えま~す」。知っている方は年配の方と見える。

HPをアップしたのはいいのだが、未完成のため修正箇所が多く難儀している。Mc.Chickenのアドバイスを頂戴しながら何とかみられるようにしたい。

さらに、気になる同業者や医療関係のHPがあり、内容(見てくれではない)が医療の本質を鋭くついている。どうしても見比べてしまう。
「隣のHPがよくみえま~す」 見劣りすのは仕方ない。(笑)

このような医療の本質を鋭く突いている医療関係者は,同じ業界の仲間からい「異端児」にみられることがある。

しかし、患者さんの立場に立った視点から「もの申す」から患者さんの利益になる。こういう患者さんの利益を優先した医療機関が増えることを期待する。

CCRKも医療の本質を考えた医療を目指したい。まずはHPから第一歩。「もの申す」HPを目指す。

拳骨




待望のHP

2005-05-08 | カイロプラクティック
2005年4月22日(金)

待望のHpが完成した。完成したというより基礎ができたところでアップした。
構想から2年かかってできた。製作に取り掛かろうとしてなかなか取り掛かれない。
どうしてだろう?・・忙しい・・・何に忙しいのか? 忙しいだけでなくほかにも原因があるはずだ。

パソコンが苦手なこと
気持ちがいまいち
HPの重要なことの認識不足
昨年はAMの激動の年
などなど・・・・全部、言い訳けになる

やはり、昨年のAMが忙しく,また充実していたため時間が短く感じた。あっと、云う間に一年がすぎた。
昨年のAM11月のセミナーが終わってしばらくは,腑抜けの状態であった。
そこから穴を叩いて、一気にHP製作に取り掛かったがパソコンが苦手な小生はには難問が山ほどあり、つまらぬことで頭をかけていた。

持つべきものは友である。ここでMac.Chickenの登場である。さすがパソコンのことならなんでも知っている。本業は何だ? 

とにかくMac.Chicken様様である。前作の初代CCRKのHPも製作をしていただいた。感謝の言葉も無い。これからもよろしく。

拳骨