木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1000 機能障害

2009-06-30 | カイロプラクティック
代替医療における療法は、何かと不思議な世界である。不思議とは医療行為やその行為の結果が科学的に裏づけ(証明)が取れないことが多い。

エビデンスを重視するものからみると非常に胡散臭い行為になるらしい。しかし、患者さんがいろいろな症状を改善しようとして現代医学から代替医療までさまざまな医療機関にかかる。

治ることもあり、治らないこともある。いずれの治療においても100%の確立でこれで大丈夫だというものは無い。半分以上結果を出すと確率的にいい結果である。

よって、その医療は標準化されて世間一般的な医療となる。果たして半分の結果で標準的な治療といえるのか? 

代替医療の世界で誤解を受けて社会的に槍玉にあげられることもある。しばしばテレビや新聞で報道される。なかには最初から嘘八百並べて詐欺的な医療行為を行う輩もいる。

代替医療は法律的に規制があり、言葉や文書の制限が厳しく医師法違反などに触れることがあり患者さんへの説明にも医療用語の制限があり説明をしっかりここなわないと誤解が生じる。

そんななか多くの患者さんは転医してくる方が多い。他の医療機関で改善されず代替医療に流れてくる患者さんが多い。これは事実であり否定できない。

このような患者さんの症状は単なる筋骨格系の問題だけなら問題は無いが、なかには病理的な疾患などが含まれて病理由来の症状を持っていて、その症状を何とかしてくれと訴えてくる患者さんもいる。

さて困ったものである。なかには腕のいい代替医療の先生もいて病理的な疾患も改善してしまう先生もいる。凄腕の先生である。

しかし、こんな凄腕の先生の施術方も科学的な裏づけを取ろうとしても不可能に近い。また、理論的なものを確立していないことが多く、エビデンスを主張する先生方から否定され社会的にも否定される。なかには犯罪行為といわれることもある。

代替医療が得意とするのは病理疾患ではなく機能障害である。病理が先か機能障害が先か、鶏か卵が先かというような関係にある。

病理のなかにも機能障害は存在する。代替医療は病理を診てはいけないが機能障害(自然治癒力)は診ていいはずである。まして、病理を治す目的ではなければ十分結果がで出るはずだ。

症状の本質的な原因を見極め、病理の治療ではなく病理のなかの機能障害の改善をターゲットにすればいい結果がでる社会的にも誤解が生じないはずである。機能障害でも「神経機能」に目を向けることは重要である。


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No 999 大阪セミナー2

2009-06-29 | セミナー
先週末の大阪セミナーは無事終了しました。多数の先生方の参加で有意義な時間を共有できたことを感謝します。

また、関西地区以外からの遠方からの参加された先生方もご苦労様でした。遠いところ有難うございました。

今回は、はじめての先生からベテランの先生まで熱心に受講されてインストラクターも受講生から学ぶことが多く有意義でした。

質問も基本から臨床的なことと多義にわたり、われわれインストラクターも勉強させていただきました。

今年は515の「豚マン」を忘れずにかって返りました。早速食べましたがやはり噂どおりにうまかったです。以前に食べたときより大きく感じましたが・・・ここのシュウマイもうまいということです。次回はシュウマイをお土産に・・・

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No 998 大阪セミナー

2009-06-26 | セミナー
27日(土)は大阪セミナーで休診します。昨年に続き2回目の開催となりました。昨年は大阪名物55?の豚マンが美味しいということで土産に買おうと思いましたが時間がなく買えませんでした。

その後同僚のスタッフに味のほどはいかがかなと聞いたら「美味しかった」ということでした。その言葉になんとしても食べたくなり今年こそはと思っていたら、大阪出身の患者さんからお土産に頂ご賞味仕りました。有難うございます。

噂にたがわぬ美味しさでした。今年は必ず土産に買って返ります。もう一つ、大阪土産で美味しいものをN先生から頂ました。これも関東にない名物土産?・・

「名物にうまいものなし」というような言葉がありますが、どうして、どうしてなかな美味でした。黍団子の仲間なのでしょうが、なんと黍が団子の外についているのではなく、団子の中に入っていて一見饅頭のようです。

一口、口の中に放り込むとなんとも言えない食感と懐かしい黍の味が口いっぱいに広がります。一つでは物足りない味です。N先生有難うございます。

ということで、明日の土曜日はお休みです。関西の先生方お会いするのを楽しみにしています。

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No 997 慢性偏頭痛

2009-06-25 | NAETアレルギー治療
慢性的に偏頭痛で1年近く悩んでいる患者さん。現状の検査はすべて検査したようだ。MRIはもちろん臨床検査も全て異常なし。

治療もさまざまな医療機関に行き、いろいろの診断や治療を行ってきた。症状は夜や朝の起床時から日中の学業中も痛み出したら割れそうな痛みがしばらく続く。

学校も休みがちで辛い思いをしている。過去に頭部の外傷で硬膜外出血をして手術をしている。お母さんはその後遺症がしんぱいでいる。

MRIの結果その心配は無くなった。整体で鞭打ちのような頚部の問題で緊張性の頭痛といわれ頚椎の治療を行ったが改善しない。

薬物治療も効果がない。朝の起床時に痛みがでて学校を休みがちなので学校のストレスも影響しているのか? まったく無いともいえない。

学校環境、家庭環境それぞれ影響すうる心理的なものも考慮しなければならない。また、引きかねになる外的要因も無きにもあらず。

心理的な影響は本質的な原因とすると、引きかねもあるはず。引き金となる外的要因がでた。乳製品の食物である。

乳製品の反発を取ると頭痛は改善した。1年近く悩まされた頭痛が改善した。しかし、この乳製品の食物アレルギーは単なる引きかねに過ぎず体質の問題、心理的な問題と解決しなければ再発の可能性は否定できない。

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No 996 体が硬い3

2009-06-24 | PCRT(心身条件反射治療)
中学2年で175センチ位の体のがっしりした選手。顔がしまって運動能力の高そうな体型である。将来は活躍しそうな体型である。

しかし、難がある。とにかく体が硬い。慢性の腰痛があり最近は1,2ヶ月練習を休んでいる。体育の授業も休んでいる。とにかく腰が痛い。練習への復帰意欲も無くなってきている。

指導者と選手の関係は諸刃の刃である。選手の能力を引き出すために指導者は飴とムチを使い分け、あのて、この手で選手の能力を引き出す。また、そこが指導者の能力でもある。

また、選手の立場から指導者をみるとだいぶ違いがある。必ずしも自分を伸ばすための飴とムチとは理解できないことが多い。叱られて「なにくそ」と思う選手もいれば「どうせだめだ」と諦める選手もいる。

第3者からみればよくわかることだが、当人同士では感情が理性を上回り時として感情論で進行することがある。気づかないうちに溝が深まり修復ができなくなることがある。

こんあ経緯で潜在的な能力を発揮できず埋もれていく将来有望な選手が沢山いる。この選手もそのうちの一人になりかけていた。

「腰痛で運動ができない」と頑なに自分に潜在的にいい聞かせている。慢性腰痛の原因を説明して理解できた瞬間目つきが変わった。その後治療を行う前に再度可動域の検査を行った。

肩関節、首、体前屈、伸展どれをとっても説明前の動きとはまったく違う。気づきを得るだけで体がこんなにも柔軟になるとは小生も驚きである。気づかないうちに自然と自己制限をかけて心身ともに柔軟性が欠如していた。

将来は活躍できる選手になることは間違いないだろう。治療後は目が輝いていたのが印象的だった。


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No 995 体が硬い2

2009-06-19 | カイロプラクティック
小学生位でも体前屈して指が床に着かない子が多い。CCRKに訪れる小学生の8割近くが着かない。硬いといってしまえばそれでおしまいなのだが「硬い」の一言で片付けることはできない。

また、この体前屈は体力測定の項目の一つにもなっている。FFD何センチで●●才代・・・何の意味があるのか知らないが評価するらしい。柔軟性を評価しているのだろうがメタボと同じで意味が無い。

機械的な評価では柔軟性の欠如は老化現象の一つとであると評価しているのではないか。柔軟性の欠如は老化現象ではなく神経機能異常が関係している。やはり柔軟性の欠如は神経機能の評価をするべきである。

この体前屈ができず誤解されている症状がある。体前屈をするとハムストリングスのスパズムが顕著にでてくる。このような選手は腰痛症も持っている。

このような状態で筋疲労が高度になりハムストリングスのスパズムが極限に達すると限局した痛みが運動時に起きる。「肉離れ」と間違われることが多い。それも専門家にである。

あるいは慢性化した痛みは「坐骨神経痛」などと診断されことがある。腰痛などの症状が併発していたら「ヘルニア」などといわれることもある。MRIでヘルニアが見つかるものなら大変ことになる。手術などを勧められることもある。

普段から体が硬く下肢の張りがある選手がスポーツ動作をきっかけにハムストリングスなどに急激に痛みがでた場合には軟部組織の損傷が問題なのか機能が問題なのか見極める必要がある。早期復帰には絶対不可欠な鑑別診断である。

「うちの子は体が硬いんです」解っているなら早期に改善すきことである。



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No 994 体が硬い

2009-06-18 | スポーツ障害
野球選手。主訴は右股関節痛、右肩痛、右肘痛である。半年前から痛みがでて専門医で治療をしていたが練習を休んでいると痛くなく、再開すると痛くなるの繰り返しで試合に間に合わないと来院する。

ポジションは捕手。右投げのためスローイングの軸が右股関節になる。この動作が負担になると思っている。そのため右股関節の痛みをがでた。

痛みの順番は、右肘、右肩、右股関節の順位痛みがでた。この発生順番を参考に痛みのメカニズムを解明していくことによって治療の手立て役立つ。

逆に捉えるとメカニズムがわからないと治療は成立しないことになる。治療後は楽になるが再開すると再発することになる。

大方の肘、肩の傷害は代償的なことが多い。目先の症状にとらわれていると改善しない。根っこの部分を根こそぎ取り省けば末端の症状は全て改善することが多い。

さて、この選手の身体はどこの関節を評価しても硬い。ここでいう硬いとは単なる関節可動域の減少をいうのではない。

例えば、関節の可動域が90度とする。90度動けば正常である。これは整形外科的な評価の仕方である。このような評価も必要である。

神経学的評価をしてみよう。同じ90度でもその動きのなかの神経学的な評価でる。関節運動で筋肉の機能は神経学的な評価である。

この関節運動における筋肉評価は重要である。共縮現象が起きている状態では動きが重い。更に、姿勢反射機能が低下していると関節運動の関連筋が機能しなくなる。

お母さん「この子はいまだに手が床についたことが無いんです。14年間もですよ。」

患者「僕は体が硬いから手が付かないんです。」

この手が付かないとは「体前屈」のことである。治療後は床に着くようになった。お母さんも患者さんも驚くが、器質的な問題が無ければ簡単に改善する問題である。

このような問題も前頭葉が大きく関与していることもあるので見逃せない。


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No 993 自己制限

2009-06-17 | 感情ストレス
治療中の患者さんとの会話の中に必ずといってでてくる言葉がある。「年だから」「硬いから」「運動不足だから」「変形しているから」・・・

これらの言葉はよく患者さんが話す言葉である。話す言葉や行動は意識上の想起されたものが現実の言葉、行動となってでてくるものであると認識しているのがふつうである。そう考えたほうが違和感が無い。

この想起された意識は実は無意識のこじ付けであったらと考えることはできなくないも無いのである。いろいろな研究で証明されている。

意識が働く前に無意識が0.35秒前に働くそうである。脳の活動電位を測定すると意識が働く脳の活動部位と無為意識の脳の活動電位の部位が一致する。

口癖のようにでてくる言葉、習慣かされた生活行動は意識というより無意識のなせる業かもしれない。

上記のような言葉は無意識にでてくる潜在意識の言葉である。いつの間にか潜在的に自己制限をかけ脳の司令塔がそうであれば当然身体はそのとおりになる。


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No 992 四十肩?

2009-06-16 | カイロプラクティック
昨日の70歳後半のご婦人。右肩の痛みで夜も眠れない。約3,4ヶ月前からの症状である。

整形外科、整体、整骨院で「四十肩、五十肩」といわれたがなんとなくおかしいと思ったといった。

患者「先生、お医者さんで四十肩、五十肩といわれたがおかしいっぺよ。私は、もう80になるよ。何で、四十肩なんだ。一から四十になったのかな・・はっ、はっ、はっ・・・」(方言でいうとこんな感じ 笑)

3ヶ月もすれば痛みも治まるといわれたがなかなかどうして、痛みはなくならない。可動息の制限が顕著にでている。

前方挙上ができない。夜間の痛み。眠れない。お医者さんにいわれたらしい。「3ヶ月もすればよくなる。みんなそうだよ。年だからなー」3ヵ月後に治らないので我慢ができず来院する。

治療後は挙上運動ができるようになった。

患者「何だこれ!! こんなに良くなるのか?? 3ヶ月も我慢すること無かったぺよ!! 早く来るんだったな」

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No 991 実践セミナー 陸上編

2009-06-15 | スポーツ障害
昨日はマラソン選手のケアのためANJの有志が集まりスポーツ現場での実践的なセミナーを行った。

ベテランから始めてまもない先生方まで参加して頂き有難うございます。レベルに応じた治療でそれぞれ課題もあったが収穫もあったと思う。

治療も慣れてくるといつの間にか「自己流」が芽を出し気づかぬうちに軸がぶれてくることがしばしばある。

そのときに誰かが気づいて指摘してくれるといいのだが、一人で治療をしていると指摘をしてくれる人がいないためいつになっても気づかず修正できない。

そんなことも含めて参加された先生方はいろいろと修正箇所を指摘されたことと思う。気づきを得た先生方、さっそく修正し次回のセミナーでは技術も向上していることは間違いないだろう。

次回の実践セミナーは「格闘技編」である。空手競技の実践セミナーで急性外傷などまた、マラソンとは違った傷害を対象に治療ができ臨床的にも治療の幅がでるはず。

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No 990 野球肘2

2009-06-12 | スポーツ障害
前回の野球少年の野球肘は、再度レントゲンを撮りどの程度のものか確認した。診断は「離断性骨軟骨炎」となっているがはっきりした骨端線離開が見える。

「離断性骨軟骨炎」は橈骨側に発生しやすい。橈骨と上腕骨がぶつかり壊死をともなって骨が剥離されたような状態である。

上椀骨内顆の場合は回内筋、屈筋の張力で付着部の内顆の骨端線がはがされるように離開(骨折)する。

いずれも治癒過程で骨癒合が過剰に発生すると関節内に増殖した仮骨が関節機能に影響を与えて伸展障害、屈曲傷害を起こす。

さて、この患者さんの肘は内顆の痛みと伸展障害が主な問題である。ここで「骨折」という病理と痛みは混同しないほうがいい。

今度して同レベルで診ていくと治療は成立しない。骨折は時期が解決してくれる。痛みは生理的にみたほうが治療を行える。骨折が四肢の矯正で治るとは思わないほうがいい。(思わないというより、ありえないことである。)

専門医の診断は「離断整骨軟骨炎」「絶対安静3ヶ月」一般的はこのまま診断どおり3ヶ月間安静にして野球再開ということであるが、小生の診立ては最短で3週間、長くかかっても6週間というところだろう。

伸展障害だが既に仮骨が発生しているとみていいと思う。痛みが強く発生したのは5月半ばといっていたが、伸展障害は既にその前から起きていたと考えられる。

一回の外力でなる可能性は症状の発生から考えられない。反復的な繰り返しの刺激でじわじわと離開して時間の経過とともに仮骨は発生しているはずである。

既に骨癒合は始まっているのでさほど時間はかからないはずである。

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No 989 野球肘

2009-06-10 | スポーツ障害
少年野球選手で「野球肘」の患者さん。5月中ごろより発症しボールが投げれない。内側痛である。

専門医でレントゲン検査をして「離断性軟骨」と診断され3ヶ月の安静を指示される。簡単に言うと骨折である。今月末の試合に出したから何とかしてくれと来院された。

さすが当院もオカルト治療ではないので1,2回の治療で骨折は何とかならない。さてここで諦めてしまうのか、早期復帰の可能性は?

視診と可動域の検査でわかったことであるが肘の痛みのともなわない「伸展障害」がみつかった。さて、痛みのともなわない伸展障害は急性外傷というより長期的な経過による問題の傷害として取れえたほうがいい。

一般的には練習量が多い、投げすぎ、フォームが悪いというように言われている。なかには投球数を限定している指導者もいる。あるHPに下記のような投球数を限定している情報もあった。

「野球肘にならないための投球数 」

小学生では一日の投球数を50球以内とし、練習時間は1日2時間まで..。
練習期間は1週間に3日までとし、週300球以内、変化球は投げないことです。

中学生では一日の投球数を70球以内とし、1週間に6日までとします。

高校生では一日の投球数100球以内とし、1週間に6日までとします。


どこからでてきた数なのかわからないが練習量が少なければ傷害の発生は少なくなる? いえないことも無いが必ずしもそうではないと思う。レッドソックスの松坂選手などは高校時代はブルペンでの投球数は他の選手より圧倒的多かった。

レッドソックス時代でも投げ込みで調整する持論をコーチは否定して球数で制限し方は消耗品という。これも正に機械的な理論である。

いまや日本の野球は世界一である。戦術、個人の能力の結集が世界一を勝ち取るまでになった。この過程には選手個人の能力を高めるために練習量という裏づけがあってのことである。

さて、話は脱線したがどのくらいの骨傷害があるのかわからないのでレントゲンを診てみることにした。その後治療計画を立てる。早期復帰の可能性を見出したヒントは肘の「伸展障害」である。

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No 988 左右のバランス3

2009-06-09 | 感情ストレス
陸上のリレーの選手。シンスプリントとオスグッドが治り何とか今日の試合に間に合った。昨日はレースの前と会って「少し緊張しています」と緊張の開放に見えた。

緊張パターンを探ってみると「レースまえ」「アンカー」ででた。特に「アンカー」が強く緊張パターンをつくっている。さらに深く検査すると「バトン渡し」で出る。

この選手はアンカーでバトンを左で受けるらしい。左での受けがどうも緊張を作っているようである。小生はバトンの受け渡しはわからないが、順番で右、左と次々に左右を変えて渡すらしい。

この選手は右利きで左でバトンを握るのが苦手らしい。そこで左でバトンを受けると走りにくく緊張するらしい。

人間の目、耳、腕、足は左右の利きがある。大方は全て同側の利きとなる。目が右であれば耳も右、腕、足も右になるのがふつうである。ばらばらでも病的な異常ではない。

この選手は手足は右利き。耳も右利き、目と腕は左利きになっている。お母さんに小さい問いのハイハイを聞いてきた。

「1歳未満で伝い歩きを始め、ハイハイはあまりしなかった。」幼児のハイハイは起立歩行の前段階で歩行メカニズムの反射機能を構築する際に大切な運動である。

伝い歩きは腕が死んでいる状態で下肢だけの左右の歩行になる。手足の左右の体格螺旋の反射機能を低下させる動きになる。

脳のブレーンマップで検査すると前頭葉に問題があった。左の前頭葉で反応し開放すると左手バトンの反応が消え緊張パターンから開放された。

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No 987 左右のバランス2

2009-06-05 | スポーツ障害
骨盤、膝関節、足関節の一連の機能をきる検査で何がわかるか? 臨床をとおしてみていくと下肢傷害で多い患側は? 当院では左下肢の傷害が多い。

多くの方は右利きが多いと思う。力関係や左右の利き方で利用頻度も左右差がでるはずである。当然、利き方の上肢、下肢の利用頻度が多くなり負荷がかかるはず。

しかし、使い過ぎによる障害であるなら利き腕や、利き足に多く障害が発生してもいいはずである。肩こりも同様に出てくることが多い。眼瞼下垂も同様である。

筋力低下や緊張は神経機能の問題である。筋力低下や緊張が続けば靭帯の緊張も増長する。よって、関節も硬くなり上記の一連の機能検査が陽性になる。

結果、関節運動の機能低下を放っておくとケガや傷害のリスクが高くなる。スポーツ傷害は単なる「使い過ぎ」と片付けるのはチト合点が行かぬ。

痛みから神経機能をみると末梢系に目が行くが、やはり中枢系を抜きに話は進まない。最近の研究では外傷(デッドボール)などの痛みは視床下部を経由して感じるらしい。

慢性期の痛みは視床下部を経由せず前頭葉で感じるらしい。ここは感情や情動の野でもある。痛みの性質が違う。この違いは脳の機能分野で違ってくる。

やはりスポーツ傷害も中枢系の機能をみて行く必要がある。その機能は検査はいろいろあるが上記の一連の下肢機能検査も単なる関節運動の機能を診るだけではない。

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No 986 左右のバランス

2009-06-04 | スポーツ障害
短距離選手の腿あげがうまく機能しない選手がいる。フォームが悪いといえば悪いのだがフォームの問題として片付けるには無理がある。

壁に後頭骨、背、腰、踵をつけて左右の腿上げをしてもらう。左右の腿(膝)が同じ高さまで上がる人は少ない。更に、あげる際の腰が左右にぶれる。いわゆるトレンデレンバーグTが陽性である。

殿筋群の神経機能が働いていない状態である。筋力低下として評価できるが筋力の問題より神経機能異常を主眼においたほうが臨床上、治療後があがる。

ランニング中は本人は特別左右の腿上げが極端に違いは感じ無いこともある。なかには感じている選手もいる。

また、このような選手は足関節の固さもある。足関節の検査は、両足のの内側のラインを平衡に肩幅より若干狭めて立ち、直立姿勢から両腕を水平に前方に出し(前へ習え)踵を浮かさないように膝関節を屈曲して座れるかを診る。

この検査は足関節、膝関節、仙腸関節の機能を診る検査である。これで下肢の一連の機能検査ができる。

腿あげ検査と合わせてこの検査で陽性のがでると、パフォーマンスの低下はもちろん、股関節、膝関節、足関節などの傷害が発生しやすい。

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