木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1041 身体との会話7

2010-01-18 | カイロプラクティック
AMで行われる神経機能異常の評価は、下肢を中心に足関節、膝関節、股関節の屈曲、伸展運動の組み合わせの一連の動作で「下肢長反応」としてみることができる。

この動作で関連付けされた構造につながる神経系のセンサー(機械的受容器、固有受容器、侵害受容器)をとおしてフィードフォワード・メカニズムが働き、神経の機能不全を起こしている部位を特定する。

脊椎のどのレベルを特定するかはアイソレーションテストを行って、脊椎を特定する。更に、ストレス、プレッシャーで確認を行う。勿論、アイソレイションテストができない条件でも、ストレス、プレッシャーで特定することができる。

動きだけを評価する検査では、特定した関節機能障害を高い確立で問題部位とすることは難しい。動きの評価は主観的な評価になる為、確実性にかける。

神経学的反応は誰がやっても客観的に評価でき、問題点を評価するには高い評価ができる。この評価は後々身体との対話として使える。AMにとどまることなく臨床かとしての幅が広がるようになる。是非マスターしたい検査法である。

また、この神経学的評価は、アジャスト後もすぐに反応するので、矯正法が成功したかしないかがすぐにわかる。同時に、痛みのメカニズムが神経機能によるものであるから、痛みの改善も即時に改善する。痛みの評価にもなる。

話はそれるが、身体との会話ができるようになるとカイロプラクターというより、臨床かとしての幅広い治療ができるようになる。特に有機論的な治療法には神経筋反射を利用した検査法は効果的である。

手前味噌であるが、2月に行うANJ臨床研究会では、スポーツ傷害の総集編として経絡を利用して鑑別診断や問題の特定し治療を行う。スポーツ傷害というと機械論的な障害発生メカニズムや治療法も機械論的に進めがちであるが、スポーツ傷害も有機論的に治療を進めると面白いように正気に改善する。

このような治療も身体を単なる構造的な機械のパーツの寄せ集めによるものと考えなければより高い成果が得られる。まして、特殊な技術ではなく誰でもできることである。

次回はハワイセミナー帰国後になる。

拳骨

【ANJ臨床研究会開催のご案内】

日時:2010年2月14 日(日) 午前9:00~12:00 午後1:30~4:30
会場:東京・日赤会館小会議室203 (2階)
募集定員:20 名

受講資格:2010年度AMI 国際、ANJ国内ベーシック、アドバンス認定者のみに限定させていただきます。
*アクティベータ施術院データーベース登録されている認定者のみです。
 詳細はこちらで確認してください







No 1040 身体との会話6

2010-01-13 | カイロプラクティック
久しぶりの更新です。

正月気分もいつの間にか終わってしまいました。

何かと雑用が多くて更新もままならない状態が続いています。先延ばし、先延ばしでてんこ盛りの雑用が消化し切れません。

このまま、今年もだらだら時間が過ぎていくようです。あれもやりたい、これもやりたい、どこから手をつけていいやら・・・・

さて、前回までのAMの神経学的な話で少しは下肢長検査のヒントになったのではないでしょうか。

もう少しこのあたりの話をキネシオロジー的に交えて続けようと思う。

人間は生来の二足歩行動物である。構造的に言ってもかなり高度な構造的要素を持っている。

更に、この構造をコントロールしているのが神経系である。この神経系の発達は段階を追って成長していく。

乳幼児から幼児期と成長していく段階で神経系の精度も高くなる。また、持って生まれた神経系の働きも備わっている。

運動系で言えば神経反射はそのいい例である。乳幼児で言えば頭が座る、寝返り、手足の伸び、ハイハイは原始的な頚反射などの持って生まれたものである。

時間の経過とともにこれらの反射は消失? するといわれているが消失すわけではなく潜在的に備わったままである。

年齢の経過によっていくつかの反射機能は日常的には消失する。しかし、完全に消失するのではなく、成人してもいざというときに活躍して、運動系の働きに貢献している。

こうして、神経系と筋骨格系の連係によって運動機能が遂行され、人間特有の二足歩行ができる。

神経系と筋骨格系の連係を密にして機能を遂行する為には、情報の交換をしなければならない。そのために情報収集する働きをするセンサーと、情報を効果的に働かせるセンサーが働く。

受容器である。特に機械的受容器は筋骨格系の情報を中枢へと、中枢から末梢へと常に働いている。この作業で我々は、何気なく行動を起こしている。

機械的受容器は力学的(機械的)な詳細な情報も洩らさず収集する能力を持ってりる。手技療法はこの受容器へいかに正しい刺激を加えるかが問われる。

拳骨



【ANJ臨床研究会開催のご案内】

日時:2010年2月14 日(日) 午前9:00~12:00 午後1:30~4:30
会場:東京・日赤会館小会議室203 (2階)
募集定員:20 名

受講資格:2010年度AMI 国際、ANJ国内ベーシック、アドバンス認定者のみに限定させていただきます。
*アクティベータ施術院データーベース登録されている認定者のみです。
 こちらで確認してください


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