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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 632 脳トレ腰痛

2007-07-07 | カイロ神経学治療
昨日の新患。中年の御婦人。急性腰痛で来院。原因は? 「テレビで片足立ちをすると脳の活性化になるのと良いとういうので毎日トレーニングしたら、急に腰が痛くなった。」

片足立ちがどうして脳にいいのか? 小生はテレビをみていないのでなんともいえないが、「片足立ち=小脳」このあたりのことをテレビでは放映していたのではないかと推測する。

小脳は運動系を司る司令塔だから片足立ち検査もある。間違ってはいないと思うが。「検査=治療」にもなる。片足立ちがでるかできないかは小脳がばかりではないが、複数の小脳を検査する方法を組み合わせると問題が見えてくる。

カイロ神経学から見ても、「検査=治療」は間違いではない。したがってテレビの内容はあながち間違いではないと思う。目的が小脳にあるなら。

さて、このご婦人はどうして腰が痛くなったのか? 単にやりすぎから腰痛になったのか? 力学的、構造学的にみても否定はできないが、やはり、こういう運動をやらなければ健康になれない、病気が恐い、卒中が恐いなどと健康に対する不安が駆り立てるのだろう。

治療後は楽なり、屈伸、捻転ができるようになった。治療後にカイロ神経学の検査で小脳の検査をする。幾つかの検査で引っかかっていた。小脳の機能低下が診られた。

「先生、片足立ちで立つとふらふらして立てないのは脳に異常があるのですか? 脳卒中で倒れたりしないですか?」メディアの影響は大きく、健康への不安が大になっている。次回は小脳の感情の関係を検査し治療をしてみる。片足立ちがふらふらしないでできるようになると、この患者さんは満足するのだろう。それでもいいか・・・・

拳骨