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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

スポーツ障害 2

2005-05-08 | カイロプラクティック
身体的スポーツ障害で、練習を休むことによって一番問題になるのは,選手の心の問題である。今の時期は、6月の関東大会の県予選を前に練習に明け暮れている。選手はレギュラーを目指し痛みを我慢して練習メニューに耐えている。

練習を休むことは、レギュラーの座を奪われることになる。練習を休んでいる選手を使うことは、他の選手の不満が多くなり、チームワークの乱れをつくり試合成績にも影響する。指導者が一番懸念するところである。

選手も、このことは十分承知しており、急性の骨折や脱臼などは動くことはできないので仕方なく休むが、外傷以外のスポーツ障害は「気持ちで頑張れる」多少の痛みでは休もうとしない。また、指導者はそのような精神的にタフな選手を起用したくなる。レギュラーの座を射止める絶対条件ともいえる。

ゆとり教育のため週休二日の学業になってから、かえって練習量が増え選手の疲労が増えている。練習量的には週に2日くらいの休息が合ったほうがいい。練習を休むことができない指導者は、その代わりチームミーティングや戦術的なミーティング、ビデオで技術的なアドバイスをするなど取り入れてもらいたいものである。

高校、中学の部活は練習内容を自分の身体能力に合わせて行うことはまずできない。監督指導者が練習内容を決めるため無理がある。無理を押して頑張れば身体的な障害が出ることは予測でき、通常の医療機関では「安静」が決まり文句でる。

われわれも「安静」にしなさいでは、同じことである。そこで何が必要になるのか? 現場ではそのようなときに何を望んでいるのか?・・・・治療はもちろん、患部外のトレーニングやリハビリメニューを作成し、現場で他の選手の練習時間に一緒にリハビリを行うことを指導することが必要になる。

また、障害を持った選手は、メンタル的に弱い部分が出てくるので、ソフト面の治療も行わなければならない。ハード面とソフト面の両方のケアを行い、障害が治ったら即戦力になるまでケアをしなければならない。・・・・・・続く

拳骨

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