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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

ゴルファーズクリニック ラジオ出演

2010-11-30 | カイロプラクティック
2010年11月の記事 | Tsuchikoカイロプラクティック オフィス   ゴルファーズクリニック


同僚の先生がラジオ出演が決まった。かの有名な「東京FM」全国版である。

番組の内容はわからないが、彼のことですから「ゴルフ」に関することだろうと思う。彼の経歴は面白い。プロゴルファーをめぜし海外修行に出て、志半ばでスポーツ障害でゴルフをあきらめた経緯がある。

その後、帰国してカイロプラクターになるため、猛勉強してカイロの学位を取得し、新宿にゴルフ専門のカイロオフィスをオープンして、現在ではアマはもちろんプロゴルファーの身体的コンディションはもちろんメンタルまでケアするようになった。

元プロゴルファーまで目指した経験を活かしたカイロの施術は定評がある。ゴルフとスポーツ障害の発生メカニズムは彼の独特の持論を展開する。一般的な機械論的な味方ではなく、ゴルフに要求されるメンタル面との関わりからゴルフ障害である、身体的な問題にアプローチする。メンタル、身体的を両側面からアプローチは数少ない。是非聞いてみたい放送である。お勧めである。

拳骨

NO 1086 身体との会話52

2010-11-26 | カイロプラクティック
AMの下肢長神経学にフィードフォワード・メカニズムがある。大方セミナーのリサーチで説明しているのでここでは簡単に説明する。視覚,聴覚などの互換情報によって、あらかじめ予測した身体反応、すなわち身体の姿勢や重心位置の変化を想定して、抹消より先に中心の深部筋(脊柱の多裂筋)などが、四肢の筋肉より先に活動して緊張する働きである。

例をあげて説明すると、立位姿勢の人に片腕を横に水平に保持してもらって、その腕を「下に押します。こらえてください。」と行ったり、黙って下げようとすると三頭筋や広背筋の抹消の筋肉より先に、脊柱の深部の筋肉が先に筋活動を起こす。それによって腕を下げても身体中央の安定を保ち、上腕(四肢)を安定させる筋肉が活動して身体が倒れることなく腕を押し堪えることができる。

このフィードフォワード・メカニズムはアイソレーションテストに欠かすことの出来ないメカニズムである。このメカニズムが働くことによってAM独特なアイソレーションテストが成立する。では、腕のない人はできないだろう・・腕のない人はアイソレーションテストができないだろう・・機械的に考えるとたしかに検査器具である上肢が存在しない人はそれで終わってしまう。

いつも言っている臨床は応用である。このフィードフォワード・メカニズムを理解すればできるはずである。フィードフォワード・メカニズムは互換情報からの情報刺激を中枢に集めて処理して抹消に命令する。この五感情報は聴覚、視覚、体感覚・・もちろんイメージも情報源となる。イメージは体験や経験が元になるので体験、経験したことがない方は出来ないかもそれないが・・ここでは体験、経験をもとにイメージが成り立つとしておこう。

何れにしても、アイソレーションテストの動作・・ハイ、右手を腰にのせて・・この程度のことは言葉を理解する人であれば誰でもイメージできるうだろう。イメージによて視覚、聴覚、身体感覚の情報は作らて脳はフィードフォワードのメカニズムが働き脊柱の深部筋の活動が、脊柱レベルの問題(神経関節機能異常)箇所にファシリテーションを引き出し、さらに上肢の動きによって機械的な運動連鎖による問題箇所のレベルの神経関節機能障害部位に刺激が加わり神経反射反応をみることができる。

このような神経学の反応が筋肉の緊張を引き出して、骨盤関連の筋緊張が前後、左右の筋肉の緊張によてそのバランスによって下肢長の変化として現れてくる。単純に神経と言っても抹消系のみでなく中枢系にも働きかけていることを頭に入れておくとこが大切である。

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NO 1085 身体との会話51

2010-11-23 | AMCT治療
今年のAMI本部公認セミナーは、週末のセミナーで無事終了しました。今年最後のセミナーということで大勢の先生方に受講していただきありがとうございました。また、会場の関係で窮屈な思いをさせてすみませんでした。

始めて参加された先生は、全て吸収できるものではない。とりあえず自宅やオフィスで実践的に使って疑問を引き出していくことから始めるといい。その疑問を解決することから一つ一つ技術を自分のものにして上達していくことができる。

疑問が無いと向上しない。その疑問は理論的な疑問もあり、技術的な疑問も生じる。理論的な疑問は第2版やセミナーテキストで解決できることもあるが、技術的なことは理屈で解決することはできない。やはり実践的にフルに五感を働かせて身体を使って解決するしかない。

サイエンスであるが、アートでもある。セミナーのリサーチでも話をしたがサイエンスとアートのバランス、研究と臨床のバランスが取れていないとダメである。また、臨床での疑問をセミナーに持ち込んでベテランの先生やインストラクターの先生と疑問解消のキャッチボールをすることが必要である。

最初は大変だろうが1,2回のセミナーでは先は五里霧中である。霧が晴れるまでは根気よくやらなければ上達しない。セミナーに参加されている先生方も初級(~5回位)と中級~15回位)さらに15回以上のベテランの先生方では目付きが違う。当然であるがセミナーでどこに目線を置いているかで参加するセミナーでの吸収が違ってくる。

特に初級の方はあらかじめ予習をすることをすすめる。受講料払ってセミナー受けているのだから手取り足取り、親切丁寧に教えてもらう・・・これでは習得することは無理である。あらかじめ予習をしてそこでわからないことをセミナーで解消することで深い学びと技術の習得ができる。予習をせずに受けると一から十まで全て疑問でわからなくなり、時間の無駄である。

来年からセミナー回数が年6回になる。福岡1回、大阪2回、東京3回で行われる予定。関東以外の先生方には利便性が高まって参加しやすくなったと思う。AM臨床家として生業をしたければ一回、一回のセミナで何を学ぶかが大切なことであり、無駄のない受講にしてほしい。

。来年は今年以上に参加者に実りの多いセミナーになるように早速準備にかかります。受講生の皆さん。今年一年間ありがとうございました


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NO 1084 身体との会話50

2010-11-10 | AMCT治療
こんな症状を訴える患者さんがいる。ご婦人に多いと思う。みなさんも同じような症状の患者さんを治療したことがあるはずだ。

立位動作時に下腿三頭筋が張ってくる。あるいは痛くなる。階段を降りるときに足関節、膝関節が曲がりにくい。台所で料理を作っていると袋はぎが痛くなる。・・・症状は様々であるが、下腿三頭筋の症状である。

構造的に物申すなら、AS腸骨やPI腸骨などの腸骨などの変異が生じて重力下におけるバランスを取る際の補正作用で力学的な影響を受けて筋緊張の高まりによるものだということが言えなくもない。AS側に多い。PI側に多いなどと議論する方もいる。伝統的なカイロな考えだろう。間違いではないだろうが、原因を構造由来に限定するのも如何なものか。

このような症状に骨盤ブロックなどかませると即座に緊張が取れて筋肉の緊張が取れる。ほらみろ、骨盤が歪んでいるかからだ・・と言いたくなるが、ちょっと待て・・歩きだすとまた戻る。あるいは、翌日には再発する。ま~営業上はいいかもしれないが、改善されないのは治療家にとって頭を抱えることになる。

ここで前回の中枢型の影響がなにがしかあると考えてみよう。脳の疲弊は末梢型に影響すると言ったことを臨床医的に体験してみるといい。外界の情報を脳に伝える働きは皆さんごぞんだろう。触覚もそのひとつである。また、生命体は出る身体は電機が発生する。脳はもちろんのこと末梢神経の伝達はまさに電気信号による伝達機能である。

脳機能の行進あるいは低下は脳内の電気活動と考えることができる。実際に脳機能の活動を測定する機器は脳の活動電位を測定して色分けする。身体は体内での電気発生装置でもあり、外界からの電気を通す伝導体でもる。ということは電気のエラーが発生することも考えられる。電気の過剰か過少か、神経エネルギーの過剰か過少かということになる。


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