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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1105身体との会話71

2011-05-13 | カイロプラクティック
前々回の69に戻る。#2に上げる時の下肢の緊張の主な原因は記述したようなことだが、それ以外に考えられることは、怪我や障害で下肢運動時に痛みが出て緊張したり、中枢系の障害などが考えられる。回を追うごとに改善してくものだがそれでも改善しなようであれば、それらの再検査が必要だろう。基本的なベッドサイドの神経学でわかるはずである。

AM臨床も中級クラスになると、このあたりの貸腸検査は、それなりに理解でき下肢緊張の原因も分かり、さほど気にもかけずに次のステップに行ける。この緊張も神経関節機能障害と捉えることができる。神経関節機能障害として捉えることができるとさらなる飛躍ができる。ここまでくると臨床も面白くなる。

さて、このあたりでもひとつの壁が来る。#1の時の左右逆転、あるいは#2での左右の逆転である。同じ患者さんが3,4回と同側の短下肢だったのが5回目に来院したときは反対側に短下肢が逆転することである。小生は以前は、神経学的にありえないことだろうと思っていたが、臨床であり得ることと思ったほうがいい。原因はわからない。

ただし、自己の検査にエラーが無いことが前提である。検査エラーがあり、逆転したのではぶれてしまう。やはりストレステスト、プッシャーテストをなんども繰り返し検査エラーが無いことを確かめる必要がある。検査エラー出ないことが確認できたら、下肢長検査の反応を信じて進めていけばいい。その際もストレステストテスト、プレッシャーテストでCP,LODを確認することである。

しかし、毎回来院するたびに左右逆転しているのは、検査エラーか、何か他の原因があるかもしれない。疑う余地がある。左右の逆転とは違うが、臨床的に見られるのはL5/4のカウンターローテーションである。例えばL5が右でL4が左といった場合である。頑固な腰痛やファセットなどがある場合いにみられることがある。

大阪セミナーでも実技の時間このあたりの補足的な説明ができるとおもう。忘れているかもしれないので説明が聞きたい方は遠慮無く質問するといい。大阪セミナー楽しみにいている。


拳骨

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