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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

ストレス性疾患   NO14

2005-05-12 | カイロプラクティック
58歳 主婦
主訴
全身痛・特に右半身(上肢から腰部・下肢に至る)に冷感・痺れ・痛み、その他に不眠症・不安症・アレルギー性薬疹・うつ・自律神経失調症などなど・・・

病歴
13年前に交通事故により症状が発症する。その後整形外科、整体、接骨院、カイロなど専門医から代替医療全て受診した。

この患者さんは、最近こちらに引越しをしてすぐに近くの整形外科に受診をする。その後何の改善もみられず、昨夜は症状が悪化して夜の10時近くになって予約の電話がかかってくる。

自律神経のバランスをHRVで測定する。バランスは交感神経6対副交感神経4の理想的なバランスである。これだけみると自律神経の問題は見当たらない。しかし、SDNN(神経のエネルギー量みたいなもの)が11とかなり低い。年齢的にみると40以上が平均である。

安定剤。睡眠剤などの薬を服用しているため、強制的に自律神経のバランスを帳尻あわせをしているようだ。このようなケースは多々ある。現代医学の検査のように測定値だけを判断すると、本質的は原因が見えなくなる。

本人は、いくつかの医療機関で「交通事故の衝撃で腰の4番と5番が骨がずれている」といわれたことが頭から離れず、それが原因と決め付けている。ご主人は半分そう思っているが、半分違うところに原因があると思っている。

検査の結果、いくつかの食べ物アレルギー反応があり、更に「感情」が深く絡んでいるようだ。愛情、憎しみ、うんざり・・・・出てくる。時間がかかりそうだ。

心の中の不要物(感情ストレス)が吐き出したいのだが、理性で押し殺してしまうことがある。長年の鬱積が爆発する表現はさまざまである。

ある人は、肩こり、腰痛、膝痛はどの筋肉骨格系、また、ある人は不眠、耳鳴り、頭痛などの症状である。これも一種のアレルギー反応(拒絶反応)である。感情のアレルゲンは体外にでて行く機会を狙っている。

この患者さんは、感情的ストレスを認めたくなく、症状の原因を交通事故にすり替えているだけである。感情ストレスが原因であることに気づくだけで症状は改善する。

拳骨 


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