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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1107身体との会話73

2011-05-23 | カイロプラクティック
大阪セミナーお疲れさまでした。そういえば大阪セミナーも4年目でした。関西地区の受講生も年々増えてきている。ありがたい事である。ひとりでも多くのAM臨床家を育てたいものである。それが社会貢献につながることと確信している。

さて、今回はたくさんの受講生の参加で会場が狭いくらいであった。受講生にはご不便をかけ不自由な思いをされた方もいるだろう。申し訳ない。特に今回は初めての方を含めて受講回数の少ない先生方が多かった。そいう意味では我々スタッフもいい刺激になった。

反面、複数回受講生の先生方は中だるみの気配を感じた。認定取得後の目標がなくなった中だるみかもしれない。Am臨床は認定取得がスタートであり、そこからが本当の勉強である。もちろん認定取得することは術者も患者さんも価値観が上がることは間違いない。しかし、それで満足しては終わりである。

認定者の先生方には、スタッフはあまり実技指導はしない。何故か? 自分で自分の不足分に気づいてもらいたいのである。技術的は不足分に気づかないのは進歩がない。それで終わりである。臨床で効果を出す先生と出さない先生の違いに、どんなところに差があるのか気づくない方は、何時まで経っても自己満足で終ってしまう。そんな治療は患者さんにも満足な結果をだしていないはずである。

臨床で躓くことは必ずある。その疑問や技術の不足分をセミナーに参加してスタッフにチェクしてもらうことが重要である。自分の未熟さをさらけ出して質問し、チェックしてもらう。受講生の前で恥を偲んで自分の未熟さをさらけ出してもらいたい。そんな勇気ももって受講してスタッフに声をかけてほしい。そのためにあえて手とり、足取りの指導はしない。

今回も2,3の先生方に恥をかいてもらった。かなり凹んだはずだ。他の先生が見ている中で凹まされるのは辛いし、悔しい。しかし、その悔しさを跳ね返して飛躍してほしい。小生がチェックした先生方の共通して修正して欲しいのは、基本である。足長検査、CP、LOD・・・特にコンタクトのプッシュプルが甘い。

CPが適切でも強制する瞬間に緩んでしまい、振動がうまく伝わっていないように見受ける。これだけ修正してもかなり矯正がうまくいくはずである。参考にしてほしい。


初めて受講された方は、ボリュウムが多くて消化不良している方もいるだろう。手順を覚えるのは学問であるから理屈抜きで覚えればいいことである。次回の受講するまでに手順は覚えることで、セミナーも手順以外のことを学ぶことに集中できる。時間の節約になる。

基本である下肢長検査で左右差の変化を見切れることは、少し時間のかかることである。基本は左右差の違いを見ることであるが、左右差の違いばかりに気を取られると神経反射の反応が感じ取りにくくなる。客観的な可視化された左右差がわかるのがAMの売り物であるが、この左右差は神系の反応であることを忘れてはならない。

下肢長検査のコツというか、習得するには左右差に目を奪われないことである。意識の中で左右のどちらが長いか、短いかを集中すると、足の長さばかり視覚情報が働き体で感じることが出来なくなる。集中することはいいことだが下肢長検査で何を見るか、左右差を見る以外に神経反射の異常を感じることもわからなくてはならない。

左右差ばかり集中すると視覚情報が優先して身体感覚が疎かになる。神経反射の異常を先に感じ取ることが優先したほうがいい。左右差はその後に見えるようになる。とにかく練習して体で感じることである。


拳骨


このことは過去ログにも、なんども記載してあるので参考にしてほしい。

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