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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 804 文化から見る西洋医学3

2008-04-25 | カイロプラクティック
前回は庭園の東西の違いを紹介しました。今回は「建物」について東西の違いを紹介します。

写真や実際に現場で一度は見たことがあると思います。北海道の旧道庁の赤レンガの建物、東京駅の赤レンガの建物、その他「洋館」といわれる西洋の建物、特に赤レンガやなどの建物などに共通した概観が見られることがあります。

赤レンガだけではありませんが、外国の設計士さんが設計した建物はすべて共通しています。この建物(設計されたのは明治の時代に多い)の概観は「左右対称」です。(思い出しました国会議事堂もそうでした?)

中に入っても右左が同じつくりになっています。すべてにおいて計算された設計です。また、住宅などは個室がありプライバシーが保たれていて、子供などは早くから個室を与えれて「自立心」を育てるのに良いとされています。構造から見ても閉鎖系になっています。

最近の日本の住宅も2X4といった様式の建物が多くなりました。独立した小部屋を与えれた子供の弊害も出てきています。これについては機会がありましたら後日書きたいと思います。

さて、日本の建物は「左右非対称」多いです。それも昔の「曲がりや」などはまったく非対称性の典型です。大きな建物も日本の自然環境をうまく利用し建てています。

昔の日本の建物(昔というと語弊があるかも 笑)、40台50台の人はそんな家に住んでいた方も多いと思います。家の中の部屋がふすまや障子で仕切られていて、ふすまや障子を開けることによって大広間できたり、雨戸を開け障子をあけると部屋、縁側、外が開放され外界と一体化されます。正に開放系です。

外界と開放することで日本の気候風土に自然と調和されて「生き物」としての住居があり、その生きた住居の中で「人間生命」という生き物が生存します。外界と接することで四季を感じ四季の移り変わりで農作業の手順が決まります。農耕民族の知恵だと思います。

また、開放系の建物ですから子供のプライバシーなどよりも、家族とふれあいを重要視して「ふれあい」の中から学ぶといことが暗黙のうちに形成されてきました。

このように建物文化からも「閉鎖系」「開放系」がみられ、人間形成の違いが見えます。自然を利用しそこら得た知恵をうまく生活や人間形成の役立てる文化と戸もいえます。

西洋の建物は、設計士さんが計算された左右対称の非の打ち所がない「人間が作った」建物で「計算された人間支配」の建物といっていいと重います。自然と分離された機械的な建物です。

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No 803 文化から見る西洋医学2

2008-04-23 | カイロプラクティック
東西の文化の違いの背景に自然観の違いも影響しています。自然を通してみる宇宙観や神教なども東西の違いを知ることができます。

西洋の自然界の価値観は人間支配の価値観です。東洋は自然と一体になった自然の中に人間が存在する価値観です。西洋の庭園と日本庭園の違いから比較してみます。

西洋の庭園は、幾何学的な模様(手入れ)をした庭園が特徴です。左右対称で同じ種類の草花を前後左右に寸分違わずに配置しています。機械的に配列された統制の取れた庭園です。

それに比べて、日本庭園はまったく左右対称とは関係なく、草花や樹木も大きさも形もまったく違ったものを不揃いに並べて、糸瓜型の池や自然の石を配置した不揃いの庭園です。

西洋の庭園は人間が最後まで手入れをして作り上げ完成された庭園が特徴です。庭園を人間が支配(作る)する庭園です。常に人間が手を加え管理する庭園です。

日本庭園は、少しだけ人間が手を加え、後は自然の環境と時間が勝手に作り上げる庭園です。あくまでも主役は自然です。人間は補助的な役割です。有機的な庭園といえます。

西洋庭園=人間支配=機械的=閉鎖系=単純系となります。
日本庭園=自然任せ=有機的=開放系=複雑系となります。

庭園一つ取っても東西の自然観の違いが見えます。

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No 802 文化から見る西洋医学1

2008-04-22 | カイロプラクティック
今年はじめのセミナーは何とか終了しました。多々反省点があり次回に生かしたいと思います。

今回の「治療哲学」でプレゼンした内容を何回かに分けて報告したいと思います。私なりの「治療哲学」です。

今回のセミナーに参加された先生方は、初めての方が多く、すでに臨床で治療をなさっている先生方には戸惑いや、そんな考え方があるの? といった感じがあったと思います。

そんな受け止め方を思う一度整理してセミナー時のプレゼンした内容を復習しまします。

日本の西洋医学は、明治維新後に漢方医学を廃し西洋医学を医学とし、近年では、より厳密な実証を求めるエビデンスに基づく医療が提唱され、次第に医学界に浸透しつつ、現在の「医療」を確立したようです。

明治維新後ですから日本の文化も大きく変貌を遂げる過程と同じです。西洋の文化が津波のように押寄せてくるときに医学も西洋の医学が本格的に入ってきたようです。

それまでは日本の医療も薬学(漢方薬)を中心に医療が行われて来ました。もちろん外科的な治療もまったく行われていないわけではありませんがそんなに進歩したものではないようでした。

本来、西洋の外科的な治療と東洋の薬学的な医療は本質的に違います。西洋医学は人間を機会と捉え機会の修理を得意とする医療です。東洋医学は病気を未然に防ぐ予防医学がメインになります。ですから、本質的に医療に対する目的が違います。

次回からこの二つの医療の違いの発展を東西の文化かを対比しながら見て生きたいと思います。

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No 801 忙しい時が「華」 

2008-04-18 | セミナー
早くも4月半ばになり、桜もすっかりちり葉桜になって、時折初夏のような陽気になってきているのも気づかないでいました。

今年はなんとなく治療以外で忙しく、がさがさしていたらこの時期になってしまいました。ブログもサボり、ホームページも更新せず「あいつは生きているか?」といったような声がにわかに聞こえてきています。大丈夫です。元気に生きています。

4月セミナーの準備もほぼ終了しました。明日かた今年初めてのセミナーです。幼稚園の園児が遠足へ行く気分です。(笑)今年からセミナー開催の回数が増え、昨年までより忙しいような気もしますが、忙しいときが華名なのかもしれません。ありがとうございます。

そんなわけで明日あさってとセミナーでお会いできることを楽しみにしています。

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No 800 開幕

2008-04-12 | 感情ストレス
今年の野球シーズンの公式戦は高校野球の選抜から始まって、プロ野球、メジャーと本格的に突入しました。

アマにせよプロにせよ選手は今年一年の活躍をイメージしながら頑張るでしょう。高校野球の春の地方大会も各地で開幕です。千葉県も今日から春の大会のブロック予選が開幕です。

昨日の最終患者は、今日の試合にベンチ入りした選手の治療でした。ピッチャーです。肩の痛みと極度の緊張で(本人は意識をしてません)全身ががちがちです。

この高校は過去に甲子園でも上位に入っている高校で、プロ、社会人、野球有名大学に沢山の選手を送り込んでいる野球名門校です。

その野球の先発ベンチに入っただけでも大変な価値があります。まして、先発で出場することは名誉でもあり、緊張もします。

緊張の原因はやはり、責任感、期待感、負けられない、負けたら控えの選手に申し訳ない、などが次々に出てきます。

自分のために野球をしているのではなく、人のために野球をしているような感じです。これでは、楽しむなどと思って野球はできないようです。名門というプレッシャーなのでしょう。名門ゆえに大きな看板を背負っているようです。

「勝ってもよし、負けてもよし」気負わずニュートラルな気持ちでプレーができるように治療をしました。「これ勝負にいたっては常に平常心」頑張れ野球小僧。

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No 799 右肘捻挫

2008-04-09 | 感情ストレス
スキーをして転倒し肘の捻挫をして1ヶ月整骨院で治療をしていた患者さんがだいぶよくなって再度スキーをして再発しました。今度は転倒や捻った覚えはないようです。

最初の負傷から1ヶ月の時間がたっています。高度な捻挫でもないと思いますので通常であれば1,2週間でな靭帯などの組織は修復され完治するはずです。検査でも靭帯などの損傷からの痛みではないようでした。

捻ったり、転んで肘を突いたりしないのに再発するのでしょうか? 本来、痛みは「脳」で感じます。末端の傷みセンサーが痛みの情報を脳に送り、脳が痛みを感じます。

再発や慢性的な痛みは、この「脳」が悪さをします。「脳」は粘土と同じように可塑性という特性があります。脳梗塞などで片麻痺を起こした人がリハビリで回復するのは、この「可塑性」が働いて「補い」が効果を表しています。

「可塑性」は良くも悪くも働きます。反復する学習効果は脳細胞に記録され、遊んでいる細胞を活性化させ、新しい情報を記録します。いい情報であればいい働きをしあます。悪い情報は悪いなりに記録されます。

いくつかの情報が、同時に記録されると「条件付け」されます。感情、動作、たべもの、気象、人、自身などすべて「情報」です。日常の生活様式の中での動作や食事、対人関係すべてに感謝をすると「脳」にいい情報が記録され心身ともに「いい働き」ができます。

この患者さんは、ライバル関係の人と一緒にスキーをすることで再発していやおうです。もちろん、自覚できる意識化の問題ではありません。自己でも気づかない「潜在的意識」です。

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スポーツの季節です。スポーツ障害や再発する外傷でお困りの方は遠慮なくご相談ください

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No 798 歩くのを思い出した

2008-04-05 | カイロプラクティック
膝痛で来院されていた患者さん。昨日で3回目の治療を終えました。初診時の症状は膝が痛く歩行困難な状態でした。

最初の膝の痛みは約1年前から発症し、整形外科に当初より通院し電気、シップ等の治療を行っていました。診断は「変形性膝関節症」でした。

1年間通院していましたがほとんど改善せず、今年の2月になって痛みが強くなり歩行困難な状態になり、日常生活もままならない状態でした。

約1月の間家からほとんど出られない状態で歩くことを恐れて歩行を忘れたような状態でした。お医者さんで「変形」で痛みが出ているといわれて、体重を減らさなければとか、歩くと変形が進むのではないかといった不安があったようです。

1回目の治療で70%改善し、恐る恐る歩行が可能になり、2回目でほぼ100%に近い歩行ができるようになり、昨日の来院時の治療室への入ってくる様子は膝の痛みなどうそのようでした。

歩行通もなくなり「歩き方を思い出した」と笑顔で話していたのが印象的でした。しかし、膝の「変形」は治っていないでしょう。変形が治っていないのに痛みがなくなったのはなぜでしょうか? そうです。変形と痛みは関係ないからです。


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No797 背骨の機能は?

2008-04-04 | カイロプラクティック
カイロプラクティックの世界では有名なB.Jパーマー。カイロの看板を掲げているカイロプラクターなら知らない方はいないと思います。D.Dパーマーの息子さんです。

B.Jパーマーは父親のD.Dパーマーとは違って治療かというより商売に長けた方のようでした。父親との確執も相当なもののようでした。B.Jパーマーはカイロの養成学校を設立?し世界中を公演してカイロの一大帝国を築いたという文献もあります。

学位授与証を通信販売方式を考案したりとカイロの専門校を「わが校は実業学校であって、専門家の養成機関ではない。カイロプラクターを大量生産するとこなのだ」言い切ったそうです。

1952年に出版された「一問一答カイロプラクティック」という本があり、彼は校書いた。
「Q 背骨の主な機能は何でしょう?」
「A 1頭を支える 2肋骨を支える 3カイロプラクターの生活を支える」
(上記文 アンドルー・ワイル著 人はなぜ治るのか)より


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NO 796 メタボリック産業

2008-04-03 | 感情ストレス
何かと話題のメタボリック症候群。このメタボリックは公の機関の肝いりで「胴回り○○センチ」は生活習慣病によって不健康と判断し、中には強制的にダイエットさせられることもあるらしい。

このメタボリックの基準となる「胴回り」のサイズが研究機関の違いで様々な見解が出ています。この研究を推進しているのが医療産業を担っている企業です。

研究者もこの企業から多額の研究費、中には献金?と処して個人的に肥えている研究者もいるらしい。どうして、こんなにメタボリックを推奨しているか?

メタボリックを取り巻く社会的背景をよく考えるとみ見えて来ます。先ず、お医者さんのメリットは? 検診が増え、症候群が増え、対処療法が増え、と様々な付加価値がつき収入が増える。

医療産業はダイエット関連の薬やサプリメントが市場に出回る。その企業が製品開発に研究者のデータが必要になり、多額の研究費?を捻出するため、基を取るために過剰なまでにメタボリックの不健康イメージを社会的に印象付けます。

冷静に考えるとメタボリックも結果であり原因ではないとうことです。国民も健康に対する意識を「現象」に向けず「原因」に向ければ容易に理解できると思うのですが???  肥えるのはメタボリックを推奨している「メタボ産業」だけでしょう。

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メタボリックの原因は「ストレス」です。ストレスの多い方は遠慮なくご相談ください

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