木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 717 母親

2007-10-31 | 感情ストレス
お母さん達の潜在的なストレスは子供に関することが多い。亭主の事ははそっちのけ? そんなことはないと思うが子供に関することが多いようだ。

仕事と家庭を両立させている頑張りやのお母さんたちは自分の事はさて置き、お父さん、子供と家族のことが第一優先させる。これも母性本能なのか? 世間的な思い込みなのか?

いつの間にか社会的は概念として、お父さんは外(会社)お母さんは内(家庭)というような図式が成立してしまった。外も内もそれぞれストレスがある。外での人間関係もかなりストレスになる。他人という遠慮がある。

内の人間関係もそれなりに遠慮がある。血縁関係だからと言って遠慮なく何でもいえるかというとそうでもない。いっていいことと悪いことがある。どうしても遠慮はある。

特に夫婦関係に関しては遠慮が出て、言いたい事もいえないこともある。子供は血筋が通っているのか親子の関係は遠慮はないみたいだ。夫婦は他人? 意識的にはお母さんと子供関係は遠慮がないようだが、お母さんは潜在的に子供に関しては気を使っている。

お母さんは、お父さん子供を比較対象にすることがある。お父さんみたいに立派になってもらいたい(これは少ないか 笑)、あるいはお父さんを超えてもらいたい。(情けないお父さんなのか 笑)お母さんは潜在的にこのような感情を持っている。

なかには子供が全てのようなお母さんもいる。子供に意識が向くのはある意味では潜在的な現実の「逃避感情」かも知れない。生活の不満、家族関係の不満、自己の諦めや望みを託すなどの感情があるのかもしれない。お子さんに期待を寄せるために頑張りすぎるお母さんは疲れてしまう。程ほどに。

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No 716 スランプ2

2007-10-30 | カイロプラクティック
エネルギー枯渇の原因がわかった。最近、治療がスムーズに行っている。エネルギーが患者さんを助けていたようだ。治療が上手くいけば行くほどエネルギーも消耗する。

最近の治療は充実している。治療の結果がよくなってきている。その分エネルギーの消費量が多くなっていたようだ。消費量が多いからと言って出し惜しみするわけに行かない。

出た分補充しなければならないのだが、枯渇する原因は解ったがどうやってエネルギーを補充するか? 無念無想、無の境地、感謝の気持ち、補充の仕方はいろいろある。やはり雑念を払うことが一番だろう。それとなんと言っても患者さんの笑顔である。

雑念が多いとエネルギーが入る余地がなくなる。エネルギーのガソリンタンクを空けておかないと入る余地がない。腐った雑念を捨て新鮮なエネルギーを補充し患者さんに出し惜しみせず使う。

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NO 715 スランプ 

2007-10-29 | カイロプラクティック
時々スランプに悩む。どういう訳かスランプに陥ることがある。スランプというよりやる気がない? 発想がでてこない? 気力がない? そう! 意欲がわかないのかもしれない。

こんなときはエネルギーが枯渇しているようだ。気分を変えようとしても変える方法すらみつからない。このような状態から抜け出せないと「心の問題」になってしまうのかもしれない。

いつの間にかエネルギーを使い果たしてしまったのか、あるいはエネルギーが漏れてなくなってしまったのか。いずれにせよエネルギーが少なくなってきていることは確かだ。

更に、悪いことは少なくなったエネルギーが沸いてこない。充填できない。ウルトラマンを思い出す。そうです。ピコピコです。ピコピコがなっているような状態である。原因をしっかり見つけることにする。

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NO 714 同じ仕事で痛くなる

2007-10-27 | PCRT(心身条件反射治療)
自然を相手の仕事はたくさんあるが、季節物はその時期しか仕事ができない。今年もその時期の仕事が始まった患者さん。

今年は8月から準備が始まり、ここへきて基礎となる準備で大忙しである。この時期の準備如何では収穫に大きく影響する。その大忙しいときに「坐骨神経痛」で2ヶ月ほど仕事fができない。

右臀部から右の下肢に走るような鋭い痛みがある。ほとんど一日中である。寝るときも痛くて眠れない状況が続いている。整形外科ではいつもの「座骨神経痛」と診断された。

簡単にいうと梨状筋の過緊張 である。要するに「穴のこり」である。これも結果である。治療を進めていくうちに昨年も同じ時期に膝に水が溜まって仕事ができなかったらしい。

本人は、仕事がきつく身体に負担がかかり痛くなると思っている。検査をすると感情的な側面がこの時期に悪さをすることがわかった。仕事に対する「先行き不安」や「体がキツイ」「収入が少ない」などがでてくる。

仕事を始めまるとこの感情が悪さをして、毎年どこか痛くなる。この感情を開放しないと来年もまた痛くなる。

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No 713 エコノミー症候群

2007-10-26 | 感情ストレス
エコノミー症候群について下記のような報告がなされた。

「エコノミークラス症候群のリスクはそう高くない。飛行機の乗客が重篤な静脈血栓症を発症したとメディアで報じられることもあるが、実際のリスクはわずか5,000人に1人と低いことが示され、オンライン医学誌「PLoS Medicine」9月号で報告された。」


「エコノミー症候群」などと奇妙な病気?が流行?り始めてから何となくエコノミークラスは気になる。かといってビジネスやファーストなど乗れるはずもない。良く考えてみると血栓などは個人の身体的リスクである。

飛行機や狭い車が必ずしも原因かというとそうでもないらしい。震災などで長期の非難などで狭い車で生活するなどしていると真理的なストレスが重なる。こちらの影響が大きいはずだ。

「エコノミー症候群」この言葉の響きは無意識の中に呪縛のように刻まれる。これも社会現象である。社会によって、人間によってつくられた症候群ともいえる。

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No 712 昔の言い伝え

2007-10-25 | カイロプラクティック
待合室の図書を整理していたら面白いことに気がついた。面白いというより当たり前の事だ気がついた。

待合室の図書は、CCRKの治療理念になるような参考図書が多くなっていた。CCRKの理念を構築する際にいろいろ読んだ本がで、患者さん進められるような本ばかりである。当然である。自分が読まない本は陳列することはない。(笑)

その中で思ったのは、東洋の歴史物が多くなっていた。特に面白いおいは「日本の歴史」である。古代から現代までの小学生が読んでも解る漫画本である。歴史が苦手な小生でも読める。何より肩がこらない。

文化は歴史の上に成り立っている。長年の歴史の流れの中で、生き残るための生活の知恵が生まれ、生活上(生き残るため)必要でないものは淘汰され、必要なものは残されれ次世代に引き継がれる。

生活と健康は密接な関係があり、古代に遡れば上るほど「生きるため」の生活になっていた。その日の食物を摂る、子孫を残すこれだけである。この二つの生命維持のために争いもした。怪我や病気を治すために工夫もした。

生活の知恵は多くの犠牲から成り立っているようだ。生命維持に必要な生活の知恵が残り、現代まで引き継がれ西洋の文化が入ってくると西洋文化のいいところを取り入れ生活の質が向上した。

時代の流れとともに生活文化が変わる。人間は生命の危機にさらされなくなると欲が出る。欲が出ると社会が乱れ現代社会のように政治、経済、社会全てにおいてすさんでくる。世界的にみても歴史は同じことの繰り返しである。

日常生活の中でも昔を思い出すと、祖父母は何気なく理にかなったことをいう。若いうちは「年寄りの言うこと」とソッポをむいていたが今思い出すといいことをいっていた。病気にならないように、争いごとをしないように、世渡り上手になるには昔の言い伝えがいろいろある。これも生きるための知恵である。

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NO 711 急性外傷

2007-10-24 | カイロプラクティック
昨日の新患。全身の痛みで動けない。特に腰痛、骨盤、尾骶骨あたりの痛みが酷い。原因は?

あるお店の天井の引くいトイレで立ち上がる際に天井に頭をぶつけ、そのまま仰向けに転倒すし、腰、背部を強打する。夜中の出来事である。そのまま緊急病院(整形外科)に運び込まれる。

レントゲン検査で異常(骨折)がないので、身体は痛くて動けないが帰される。シップ薬と痛み止めの飲み薬だけである。動けないほど痛いのに何も手が打てない。それでも帰される。骨の異常がないと治療ができない。それが整形外科である。

翌日、両脇を支えられてCCRKに来院した。座るのも辛いらしく問診も満足にできない。とりあえず痛みをとることにした。転倒ししりもちをついて注意しなければならない部位に「尾骨」がある。

レントゲンでも見逃すところである。再検査をする。軽い捻挫をしている。座って尾骨が椅子の座面に当ると、飛び上がるほど痛い。圧痛もかなりある。立位動作ではかなり力が加わり痛みが増す。(これはあきらかに力学的な影響がある。笑)

さて、問題は「尾骨」の捻挫であるがどうして動けないほど全身の痛みが出るのか? 転倒の際のショックで筋肉痛も考えられる。それよりも尾骨の痛烈な痛みで
神経の緊張が強くなっている考えた方がいい。

防衛反応により神経機能の過緊張が起き、筋肉も緊張している。要するに筋肉のスパズムによって全身の痛みが出ていると考えた方が治療は成立する。よって、この治療は筋肉をほぐすような治療は必要ない。

筋肉を支配している神経機能の改善を行えばOKである。治療ごは嘘のように自力で立って歩いて帰れた。おまけに体前屈もできるようになった。何十年も前から体前屈が満足にできなかったのが床に指先がつくようになった。最後の仕上げは尻に張ってあったシップ剤を剥がすことを忘れずに。(25日記)

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No 710 怒りは腰痛である

2007-10-23 | 感情ストレス
「怒りは腰痛である」言わずと知れた長谷川先生の著書である。何度読んでも臨床と一致している。構造由来の腰痛は過去の無知の産物となりつつある。

今日の腰痛患者さん。急性腰痛で前屈、側屈、進展ができず両手を膝について千鳥足で治療室に入ってくる。2,3日前に下のものを取ろうとして前かがみになったらそのまま動けなくなった。

いわゆる「ギックリ腰」である。重いものをもったわけでもなく、ただ前かがみになっただけである。その他の症状は吹き出物、鼻炎がある。やはり最近出始めた。

この方は1月前に仕事を辞めた。その後、鼻炎、吹き出物、肩こりと次々に症状が出てきた。そして「ギックリ腰」というように酷い痛みが出てきた。

「怒りは腰痛である」というように「怒り」でなくとも「感情的ストレス」特に本人も気付きがない無意識の「潜在的ストレス」が原因である。今日の治療は本質的な原因に気づいて頂いた。

「そういえば、仕事をやめてからいろいろな症状が出てきた。そうか。」患者さんの言葉である。気付きが得られたので回復も早い。構造由来で腰痛を治療をしている先生方も早く気づくといいのだが。

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No 709 安価な靴でも

2007-10-22 | スポーツ障害
ブランド志向ではないが、スポーツシューズなども結構一流選手が使っているメーカーさんの高い靴を履けば、足にいいとか優しいとか記録が出るとか? 何となくいいような気がする。

◆ランニングシューズの価格と品質は無関係

 ランニングシューズは、価格にかかわらず品質に差がないことが英スコットランドの研究で示され、スポーツ医学誌「British Journal of Sports Medicine」オンライン版に10月11日掲載され
た。ダンディDundee大学運動解析研究所のRami Abboud氏によると、「まずは自分の足に合っているかどうかが重要で、高いほどよいというものではない」という。

 今回の研究では、男性43人(平均29歳)が、大手メーカー3社の製品をそれぞれ3種類、計9種類のシューズを試用。被験者は足および歩行に異常はなく、足のサイズは8~10(米国サイズ、日本サイズで約26.5~28.5cmに相当)。各メーカーそれぞれ、小売価格80~90ドル(約9,360円~10,530円)、120~130ドル(約14,040~15,210円)、140~150ドル(約16,380~17,550円)の製品を対象とした。被験者が履き心地について主観的に評価したほか、センサーを取り付けて走行し、足底圧(足底が地面に当たるときに生じる衝撃)をはじめ、足のさまざまな部位にかかる圧力を測定した。

 その結果、価格にかかわらず履き心地には有意差がないことが判明。衝撃吸収については、足の部位によっては一部の靴が優れていたが、明確なパターンは認められなかった。実際、安価な製品の方が高級品に比べ足底圧が低かったが、この差は統計学的に有意なものではなかったという。

 この知見について、専門家の意見はさまざまである。ある専門家は、価格は履き心地と保護効果だけではなく、寿命にも関わっていると指摘。数カ月から1年ほどランニングに使用した後、緩衝性の持続を比較すれば興味深い結果が出ただろうと述べている。別の専門家は、ランニングシューズを選ぶ際には試し履きだけではなく、走ってみる必要があると指摘している。いずれにしても、価格と品質が無関係であるとの点では見解が一致しており、「高級車でなくても快適な乗り心地が得られるのと同じこと」だという。

(HealthDay News 10月10日)

結果としては安価な靴でも同じであるとうことである。ベンツに乗りたい人は乗ってください。(貧乏人の僻みか・・笑)

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NO 708 痛みはサイン

2007-10-20 | 感情ストレス
患者さんは痛いから治療をする。もっともでる。なかには痛みを我慢する人もいる。我慢に我慢を重ねてどうにもならなくなり医療機関に行く。

なかには我慢を重ねて命を落とす人もいる。日本人特有の「我慢の美徳」は段階の世代以前の方に多い。痛みや不調を口に出したり、顔に出したりしないのが日本人であるかのごとき我慢を美徳とする。

我慢も良し悪しである。希に病気で痛みを感じない人もいる。「痛みが感じない」とどうなるか。最悪の場合は命を落とす。よって痛みは大切な「サイン」である。痛みを感じない人は、身体のどこに怪我をしたかもどこの内臓がいたいのかもわからない。

気がつかないうちに重篤な感染症を発症したり、四肢を壊死で切断したりしなければならなくなってしまうことがある。痛みは不快であるが大切な情報である。痛みをなくせばいいのではなく、どうして痛みが発しているのか原因を追究しなければならない。

慢性的な痛みは「脳の可塑性」ということがわかってきている。これも面白い。痛いの第二現場である「脳」が痛みのひずみを記録してしまう。また、情動的にも影響し日頃のストレスも一緒になり病的な反射条件を引き金に、一定の情動的なものに再発を繰り返す。

「腰痛は脳の勘違いだった」―痛みのループからの脱出(著 戸澤 洋二)などは面白い。自らの慢性的な腰痛体験を自己治療で治す腰痛体験記である。

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NO 707 メタボリックシンドローム

2007-10-19 | カイロプラクティック
今日来た新患。主訴全身のこわばり、肩こり、腰痛、特に下肢痛をともなった両臀部から下腿の痛みを訴えている。

身長160センチくらい。体重90キロ以上? 体系 典型的な中肉?中背 誰が見ても日本人体系、特徴 太鼓腹 お腹が出て前屈もできない。トイレで自分でお尻も拭けないくらい全身が硬い。

今、流行のメタボリックシンドロームの典型的な体系である。皮下脂肪も内臓脂肪も十分である。文句なしのメタである。

主訴の治療で整形外科、鍼灸院、整骨院の梯子をしてCCRKに来院する。どこでも共通した診断? 原因? をメタが原因であるがごとくいわれたらしい。「太りすぎですね。少し痩せましょう。運動は? 運動もしたほうがいいですね。」決まりきった診断ともアドバイスともつかない原因説明がされた。

メタで主訴の症状が出るわけが無い。治療かも流行りについて行かないと取り残されるとでも思っているのか? 流行の言葉を述べることで治療かも患者さんもあんしんるのか? おも込みにも程ある。

治療後は楽にあんる。穴にも手が届くようになった。メタと主訴は関係ない。太ることが悪いことのように思い込んでいる。社会がつくった思い込みである。

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No 706 ヘルニア手術の現実

2007-10-18 | カイロプラクティック
ある掲示板から。無断掲載をお許しくだされ。多くのヘルニアで悩んでいる患者さんに知っていただきたい。


以前椎間板ヘルニアでOPを2回して3回目の正直で固定術をしてもらいました。その後も筋膜が破れたとか傷口が化膿したとかでもう2回手術をしました。

これでもう腰の痛みとはおさらばかな?と思っていたら、固定術の時に骨盤から骨を取って腰椎に移植した骨が元気で皮膚から発芽してしまいました。いつになったら腰の病から開放されるのかな?
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疲れや無理のしすぎ?かもしれませんが、右のお尻からつま先まで痛いくらいの痺れがでてきました。以前は左だけでしたが、今度は右だけが痺れるのはなぜ?恐ろしくて病院にもいけません。
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今日行ってきました。MRIも撮ってきて結果も聞いてきました。また新しいヘルニアが発見されました。ヘルニアの発育が良くて「OPしようかな!」と言われてしまいました。まだ我慢の限界は超えていないので、ヘルニアの発育を観察することにしました。2番3番4番がヘルニアになってました。おまけに首の3番4番にもヘルニアがありました。俺の骨は、ヘルニアの宝庫ですね。
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ヘルニアが原因で痛みやしびれが起きないことをアドバイスしてあげたいのだが・・・他人の掲示板だし・・・信じてもらえないだろう・・・

しかし不運な方だ。
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かかり付けの病院に行ってきました。次の手術でもカーボンを入れる事になるようです。再発防止のために最初から固定術をする計画になってしまいました。「これで病院のお得意様の仲間入りだな」と院長先生から言われ、障害者認定の書類をいただきました。5級から一気に2級までランクアップすることになりました。固定術の日時も決まりましたので、その準備で今週の金曜日に自己血を取ることになりました。最初に800cc来週の金曜日に800ccとることになりました。固定術の場所ですが、首の3番4番5番と腰の3番4番だそうです。



ヘルニア手術の現実である。

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No 705 枕

2007-10-17 | 感情ストレス
昨日の患者さん。いつも定期的に治療にきている。いつもは腰が調子悪く来院している。ほとんど痛みはないが時には痛みが強くなることもある。最近は原因がわかっているので改善も早い。

昨日は久しぶりに肩がこり首が痛くなった。調べてみると「生活環境」「寝具」「枕」が出た。どんな枕をしているの? 「枕は使っていない。タオルをグルグル巻いている。そのタオルが何となくフィトさが合わず参っている。」

一時はやったタオル枕である。ずいぶん前に肩こりで治療院にいったら「首の骨がずれている。軟骨が磨り減ってしまう。タオルで好きな太さにして合うようにするといい。」といわれてその後タオルを使用している。しかし、首に合った太さ加減ができない。

それ以後「枕が合わないと首の骨がずれる」と思い込んでいたようだ。何で今頃首が痛くなったのかか。TVで枕が合わないと首に悪い影響が出ると、どこかの偉い先生が言っていたのをみたために、潜在的に思い込んでいた抑圧された感情が表面化したのだろう。

根拠の無い治療家の一言が患者さんを苦しめることになる。患者さんもTVや新聞などの社会的メディアの情報(正しくても間違っていても)を鵜呑みにする傾向にある。もう少し疑うことも必要かもしれない。しかし、人をみても泥棒と思ってはいけない。

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No 704  スポーツ感の違い

2007-10-16 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。サッカー選手の高校生。先々週の試合中に相手と接触し腰部から左臀部を強打した。その後左股関節が痛み運動ができない。

親御さんも本人も強打が原因で痛みが出ていると思っている。検査をすると打撲による軟部組織の影響はほとんどない。どんなときに痛みが出るのか? 運動時にでる。

体育のバスケットでジャンプの着地時に出たり(いつもではない)、サッカーの練習中は痛みが出ると恐いのでみんなと一緒に練習はしていない。ダッシュなど全力で力を出す動作で痛みが出るらしい。

更に検査を進めていくと、感情的問題がでた。「指導者の練習方法」が出た。自己のサッカーの価値観と指導者の練習方法にずれがある。このズレがストレスになっているらしい。

指導者と選手のスポーツ感(各種種目)に関しての価値観のズレは結構ある。このズレ(価値観の相違)が選手には結構ストレスになる。まして、アマは指導者に注文つけることはなかなかできない。指導者の言われるままに行うのが一般的である。

治療でこの感情を開放した。再検査をしても反応が出なくなった。練習をしても大丈夫と出た。試合が近いということでさっそく練習には参加させて患部の状態を診る。

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NO 703 健康への不安

2007-10-15 | 感情ストレス
最近の患者さん多い症状が「健康に対する不安」が目立つ。これも立派な症状である。

健康に不安があると、身体的な症状の改善も進まない。健康に不安を抱える要因はいろいろあるが、意識的な健康の不安より潜在的な健康の不安が悪さをすることが多い。

特に身体的な症状の改善の妨げになるのは「信念」がある。ある特定の「信念」が自己の頭の中(潜在的)で「~あるべきだ」とつくってしまう。要は「思い込み」である。

特定の「信念」は、何かの出来事がきっかけになり思い込みとなることがある。特に社会的なメディアの影響は大きい。テレビで健康特集などやると釘付けになる。テレビどおりにならないと健康になれないものと思い込む。

メタボリックシンドロームなど典型的なものである。「太る」事は結果である。「太る」結果に対して「何センチ以下にならないと大変だ」と自己にいい聞かせる。

また、社会全体でなかには会社が総力を挙げて家族まで矯正しないとペナルティーまで与えるようなことに発展している。仕事どころではない。

「太る」のいけないから痩せればいいのか、そんな機械論的な単純発想で痩せさせても根本的な解決策にはならない。「太る」原因の背景には何があるのか突き詰めて対策を考えなければ解決しない。

社会減少で「信念(思い込み)」を知らず知らずのうちにつくりあげている。その潜在的な「信念」が脳が勘違いをして「太る=病気」と思い込む。脳の思い込みでもある。脳の思い込みは健康への不安を駆り立てる。


拳骨(16日記)