木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 79 ムチン

2005-07-29 | カイロプラクティック
「ムチン」はご存知ですか? ねばねばです。モロヘイヤ、オクラ、ながいもなどに含まれえている、ねばねばする成分です。

これは、長芋やオクラにも含まれる多糖類のムチン。糖の吸収を遅らせて血糖値の上昇を抑制したり、中性脂肪やコレステロール値を低下する作用がある。また、タンパク質を無駄なく吸収するため、疲れた体に元気を与える効果もある。

これらの食材は健康食として、食卓に出てくる。健康にいい良いからと嫌いな食品でも何度か食べたかたはいると思う。

このような健康食材は、テレビなどで有名タレントが出て「〇〇に効く」「〇〇予防」などともてはやす。視聴者は早速、夕食の食材として買う。店では放送の後の食材は完売する。

視聴者の家庭は、しばらくはその食材は食卓に出てくる。我が家も同類である。テレビで購買意欲をあおられた視聴者は、健康に良かれと思って我先に購入する。

しかし、とんでもない落とし穴がまっている。食材アレルギーである。先日も患者さんが原因不明の腰痛と頭痛で来院した。検査をしてみた。でてきた反応がムチンであった。

頭痛が出た日の前の晩食に長芋を食べてた。以前にテレビで健康食材で紹介された食材であった。その患者さんは、オクラ、モロヘイヤが好きである。

拳骨

No 78 1回で治りますか?

2005-07-28 | カイロプラクティック
今日予約の電話が入った。「友人から紹介されたんですけど、1回で治るんですか?」

どうしたのですか?「首がいたんですけど、1回で治りますか?。友人は1回で、首の痛いのが治ったそうで、その友人に紹介されたのですが」・・・・返答に困った。

もちろん1回で治ります。と言いたいがこればかりは診ててみないとなんともいえない。また、1回で治るという保証もない。患者さんは、友人が1回で治ったから、自分も1回で治るものと信じている。それがカイロプラクティックと思っている。

通常の筋骨格だけの問題であれば、それほど複雑に原因が絡んでいないので時間はかからないだろうが、感情的ストレスやアレルギーが絡んでいると時間がかかる。

とにかく診てみないとなんともいえない。不思議なことに、この患者さんも含めて、多くの患者さんは整形や内科を受診するときに「腰痛治りますか?」「カゼ治りますか?」とは問合せはしないはずだ。

魔法のような治療に期待をこめて確認の問合せなのか、眉唾物なのか。カイロプラクティックはたぶん信じがたいものなのだろう。

現代医学の知識、常識が先行するなかでのカイロプラクティックの認知度が量れる電話であった。

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No 77 進化するテクニック

2005-07-27 | カイロプラクティック
毎年行われている、アクティベータカイロプラクティックテクニックのインストラクターセミナーに、今年も日本から2名のDrが参加した。その土産話である。

このセミナーは、毎年最新のリサーチ発表がある。そのなかの一つを紹介する

「ネズミを使った実験で、ネズミに人工的に神経の炎症を起こさせ、その後、アクティベータで患部を矯正し、矯正を行ったネズミと、矯正していないコントロールグループのネズミを病理学的に比較する。

矯正を行ったグループは、神経節の腫れが減少、組織の標本もほぼ正常に近い状態に改善していた。

アクティベータの矯正によって、明らかに神経の炎症を軽減させたという事実を客観的、科学的に証明した研究結果である。この研究は、世界カイロプラクティック大会で最優秀賞を受賞した。」

昨年は、小生もこのインストラクターセミナーに参加したが、やはり数題のリサーチ発表が行われ、常に最新の研究を重ね、その成果を世界中のアクティベータを使うカイロプラクターに還元している。

更に、アクティベータで治療を受ける患者さんは、研究の恩恵を受けている。研究→Dr→患者さん→研究のサイクルが循環し、常に進化しているテクニックである。次回のセミナーでの報告が楽しみだ。

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No 76 ランニング障害

2005-07-26 | カイロプラクティック
高校野球、中学の総体も大詰めを向かえもうじき終わりになる。これからの大会は高校インターハイ、大学インカレ、中学は全国中学大会に向けて予選を突破した選手がもうひと踏ん張りだ。

季節的にこれからは陸上の大会が多くなる。特に駅伝大会の予選会が多くなり、スポーツ障害の部位も下半身が多くなってくる。

競技特性があるから、どうしても競技の種目によって障害の部位が変わってくる。投動作では肩、肘。ランニング動作では膝、足関節。腰痛は共通している。

現代医学的に傷病名を付けると、野球肩、野球肘、リトルリーグショルダー、が足炎、腸脛靭帯炎、ランニング膝、ジャンパーズニー、シンスプリントなど多様である。

治療法はいろいろあるが、対処療法的な障害部位のアプローチだけでは早急な回復は期待できない。長年スポーツ選手を見ているが、やはり臨床上、身体全体の神経機能のバランスを整えることによって早期に改善することが多い。

「木を見て森を見ず」ではなく「森を見て木を見る」ことが早期復帰につながる。スポーツ選手は一刻も早く、競技復帰をしたいものだ。

傷病名を聞いてその病変にとらわれたり、障害部位の炎症を治療の対象としてアプローチしているとなかなか回復が進まない。身体を全体論として有機的に考えた上で治療を進めることが選手の役に立つ。

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No 75 野球観戦

2005-07-25 | カイロプラクティック
日曜日は、久しぶりに完全休養日であった。この日は千葉県高校野球の準決勝となり観戦した。久しぶりのバックネット裏である。

以前はロッカールームに入って選手のコンディショニングに汗を流し、ダッグアウトの隙間からゲームの流れや選手の動きを見ていた。チームの一員である。

今回は、以前見ていたチームの応援をバッグネット裏からした。応援といってもやはり勝ち負けを見るより、選手の動きに目がとらわれる。特に治療中の選手には気になる。

選手の動き一つで、今日のコンディションがわかる。ゲームの勝敗もおおよそ見当がつく。最近のチームは、継投で勝ちあがってくるチームがほとんどである。指導者も選手の能力の限界を理解し始めた。

特に投手の動きには気なってどうしようもない。ボールコントロール、緩急、球種、切れなどその日のコンディションが分かり、投球動作を分析し始める。

股関節の動きが悪い、足首の使い方ができていない。肘が下がっているなどなど。治療をしたら変わるだろうなと思いつつ見ている。素直に応援ができない。

暇があるとグランドにでて練習を見るが、普段から見ていないと分からないことが多い。臨床で治療できるのも普段からグランドに足を運んで動きを見ていることで臨床に役立つことが多い。

オフィスの待ち受けの治療では、いまいち足りない治療になることもある。臨床家としての目で選手を見るのと、監督やコーチの野球人から見る選手の動きとは相違がある。この相違が対立すくこともある。

野球人は野球の感が鋭い。臨床家は感で選手を見たのではだめだ。客観的に評価したうえで見ることによって選手のパフォーマンスが予測できる。戦力的なもの運動能力的なもの。それがあたる。

昨日のゲームも予測が当たった。奇跡は起こらなかった。

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No 74 紹介

2005-07-23 | カイロプラクティック
今日、2回目の施術に来た腰痛の患者さん。痛みなし。1回目でほぼ痛みが取れて驚いて帰っていった。今週末に沖縄に引っ越すのでそれまで何とか治したいという。32歳主婦。

この腰痛は数年前から発症して、年に一度くらい毎年出ている。今年は4月に痛くなり、その後痛みは治まらない。接骨院、整体、整形外科にて治療をするが変化なし。紹介されてきた。

初検のときは、この患者さんは整体に行っても変化がないため、カイロプラクティックでも治らないと思っていたらしい。

整体では例のごとく「骨盤歪み説」、整形では「レントゲンは異常ありません。疲れでしょう」、接骨院では「姿勢が悪い。筋力がない」全てお決まりの原因説である。

施術前の話をする。骨盤の歪み、筋力ない、姿勢が悪い、疲れでもないと。神経機能異常がもとでこの問題が生じていると説明する。最初はピンと来ていないようである。説明中も腰にてを当て痛そうに「早く治せ」と言いたげな顔している。

施術後は痛みがなくなった。うっすら目に涙を浮かべ「初めての体験です。1回でこんなに楽になるとは、カイロプラクティックって言うのはすごいですね。整体とは違うんですね。明後日、もう一度来てもいいですか」

「実は週末に沖縄に引越しするんですけど、沖縄にも同じ施術をする先生がいたら紹介してください。」この患者さんはCCRKの施術をカイロプラクティックと思っている。

幸いに、沖縄に同じ理念でオフィスを構えている先生が1人いる。住所を教える。車で1時間の距離であった。

「1時間かけても価値のある治療です」カイロプラクティックの価値を理解してくれた患者さんである。

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No 73 相性

2005-07-22 | カイロプラクティック
CCRKでは、カイロプラクティックテーブルをはじめいくつかの施術補助器具がある。人間も相性というのがあるように器具にも相性があるらしい。家電製品も同じである。

特に輸入物には参っている。すぐに故障する。使い方は特別他の人とは違った使い方をしているわけではない。器具や電化製品は当たりはずれがあるというが、はずれ製品では参る。

昨日、メインで使っているS社のカイロプラクティックテーブルが壊れた。2,3日前からなんとなく調子が悪く、モーターが動かなかったり、動いたりしていたのだが、昨日完全に壊れた。うんともすんとも言わない。

このテーブルは、まだ2年くらいしか使用していない。購入当初もシリンダのオイル漏れや電気系統のトラブルですったもんだをしていた。

このテーブルは個人輸入なので修理に時間がかかる。修理はいたって簡単である。壊れたパーツを交換するだけである。シンプルなテーブルだからこそできることである。

このほかに、転写器、振動刺激器など〇〇国製品はCCRKと相性が悪い。すぐ壊れる。CCRKと〇〇国とのアレルギーがあるのかもしれない。そのうち除去しなければならないかも知れない。

当分の間、メインのテーブルが使えず患者さんには不便をかけることになる。

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No 72 逆転さよなら

2005-07-21 | カイロプラクティック
先日紹介したルーズショルダーの患者さん。お母さんから再度予約の電話が入った。「また治療をお願いします」

来院時に、詳しい話を聞くと整形外科でレントゲンをとり、上腕骨の骨端線が左右微妙に開きに違いがあるということである。現代医学得はリトルリーグショルダーという。リトルリーグの投手多く発症するらしい。

半年間の投球は禁止され、当の患者さんは(子供は)野球ができず元気が無い。お母さんも今度は、その元気の無さを心配し始めた。整形外科へ行ったことにより、お母さんの頭には多くの情報が入り、混乱していたようだ。

骨端線離開は時間が解決することであり大きな問題につながらない。また、肩の痛みとリトルリーグショルダーとは因果関係はなさそうである。もし、リトルリーグショルダーが原因であれば、骨端線離開が閉鎖されない限り痛みは止まらないはずである。

この患者さんの痛みを訴えている肩は、いわゆるローテータカフの問題である。これらは、気質的問題というより機能的問題である。

施術はいたって簡単である。施術後はその場で痛みが取れる。可動域も改善される。2,3回の施術で治まる問題である。その後は、投球フォームをチェックして、下半身、体幹、上半身との投球動作におけるバランスの調和を整えていけば復帰できる。

施術後に楽になっても、画像で見せられた骨端線が頭から離れず、お母さんはなんとなく納得がいかないようすである。患者さん(子供)が一番解るのだが。

整形外科の先生でも、整形外科的問題が構造学的問題より機能的、心理的な問題が関与していることを示唆している先生がいる。加茂整形外科の先生である。お母さんに加茂整形外科のHPを紹介する。そのHPをみて納得してもらう。

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No 71 試合前1日

2005-07-20 | カイロプラクティック
昨日来た手の捻挫の患者さん。今朝の痛みはさほど無く練習もできたらしい。多少の痛みは残っていたがボールも投げられるし、バットも振れる。この問題は監督さんには内緒らしい。

今日の来院時に診たところ、軽い腫れと、圧痛が残っていたがだいぶ楽になったらしい。練習もみんなと同じメニューででき、メンバーから外れることなく明日の試合には先発で出場できるらしい。

施術はAMCTで神経バランスを整え、更に患部へのアプローチである。AMCTであれば指先まで微細な施術ができる。症状が治まるのも早い。2回の施術でプレーできるようになる。施術者が一番感動する。患者さんは治って当たり前である。

学生スポーツも夏休みに入り、各種目で3年生最後の大会に入った。今日も駆け込み寺のようにテニス部、水泳部、野球部、バスケット部の選手が来院した。頑張れ。

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No 70 試合前2日

2005-07-19 | カイロプラクティック
昨日の新患。中学3年生 野球部 ショート 主訴:右手第4中手指関節の痛み。原因:練習後、部員同士のトラブル。元気のいい野球小僧である。

初検時は腫れ、屈曲制限、疼痛(特に運動痛)があり、ボールが握れず、バットが触れない状態である。骨折は大丈夫だ。

誤解をされては困るが、小生は柔道整復師の免許を取得している。更に、接骨院、整形外科に5年間の修行をしていた。医師の指示の下で骨折、脱臼の整復を数多くこなしてきた。もちろん画像も数多く診てきた。

カイロプラクティックとはまた違った分野かもしれない。特に急性期の間違った鑑別診断は後々に患者さんとの誤解を招くことがある。カイロプラクティックの教育ではそのあたりの鑑別診断や専門医への紹介することの教育は十分されていると思うので大丈夫だろう。

捻挫に対する処置に、以前から柔道整復師界でも論議されていることがある。捻挫の整復をするかしないかである。この場合の整復とは、カイロプラクティックのアジャストとは違う。

捻挫にも程度があるが、高度な捻挫では脱臼に近いものがる。これは靭帯断裂を含むもので、かなりの関節の動揺がみれれる。手術が必要なこともある。中くらいの捻挫でも、関節動揺が見られることもある。

中程度の捻挫の関節動揺は、明らかに構造学的な関節の位置異常が確認できる。この程度の捻挫に整復をするのと、しないのとでは回復の早さが違ってくる。もちろん整復をしたほうが回復は早い。関節の硬縮、運動機能の低下が少ない。このことは臨床から学んだ。

軽度の捻挫で、関節の同様が無くても整復をすると回復が早い。指の捻挫も動揺である。この場合の整復とは構造学的な問題が無いので整復とは違う。

CCRKのテクニックはAMCTがメインである。AMCTはこのような指へのアジャストメントが痛みを感じることが無く、効果的に行うことができる。施術後は屈曲ができ、ボールが握れるようになった。

自宅におけるアイシング指導で、翌朝の痛み具合で練習ができるかどうか判断する。試合まで残り1日。元気な野球小僧の夢をかなえたい。・・・・続く。(20日記)

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No 69 患者教育

2005-07-16 | カイロプラクティック
今朝電話で急患の予約が入った。昨夕、犬の散歩中に急に右膝が痛くなった。朝一で治療する。来院時は、痛みで跛行して入ってきた。膝の屈伸はできず痛そうである。

今朝になり痛みが増発してきた、。あわてて電話予約を入れてきた。診てみると腫脹があり、膝蓋波動が顕著に診られ関節水腫が確認できた。

この患者さんは73歳の女性の高齢者である。以前にもやはり同じ右膝の問題で来ていた。前回は踊りの発表の前に痛くなり、踊りができなくなり来院した。前回はどうにか発表会には間に合いみんなの前で練習の成果を披露し観衆から喜ばれた。

この膝は数年前から専門医にかかっていて、3、4回の関節穿刺で水腫を抜いている。変形性関節症といわれている。水腫を抜けば楽になるが練習をするとすぐに痛み出す。医者からは踊りをやめるように言われていた。

そんなことを繰り返していたのが、いよいよ踊りができず、何とかできるようになりたくて紹介されてきた。前回の最後の施術のときに、今はなんでもないが定期的に通院していたほうが予防のためにいいですよ。といってはいたが、発表会が終わると来なくなった。

そして今日である。水腫は今日、急に溜まったわけでなく以前から少しずつたまったようである。犬の散歩はたまたまである。話を聞くと、最近ヨガを始めた。踊りとヨガである。元気である。

予防の大切さを説明する。納得する。「先生、今度は痛くなくても定期的に通院します」熱さも喉下過ぎれば何とやら・・・馬の耳に念仏・・・立て板に水とか。たぶん来ないだろう。

患者教育をしなくても、予防の重要性を知っている患者さんは黙っていても来る。来ない患者さんはいくら予防の大切さを説明しても来ない。患者さんも十人十色である。

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No 68 ルーズショルダー

2005-07-15 | カイロプラクティック
キャンセルの電話がかかってきた。「実はあの後、X線検査をしたら、肩の関節に隙間ができているのでしばらく野球の練習は休ませるようにお医者さんに言われましたので、休ませます。次回の予約もキャンセルします。」????

この患者さんは小学6年生の少年野球のピッチャーで、右肩のローテータカフの問題で来院した。所見時お母さんに、肩の構造、筋肉と神経の関係を説明する。ルーズショルダーの検査もするが、特別問題なし。施術方法に納得してもらって施術を行う。

施術後は楽になり、この分なら2,3回の施術で来週末の試合は間に合う。親子ともども笑顔が戻った。その翌日のキャンセルの電話である。

この母親はこのような施術は初めてある。施術の前に十分説明したつもりだが上手く理解されていなかったようである。野球肩についても説明した。かえって心配になったのだろうか、どうしてもX線で肩の中を覗いてみたくなったのだろう。

X線検査の結果、肩の関節に隙間があってそれで痛みが出ているといわれた。この年齢は骨端核の閉鎖がされたいないため、画像の評価に間違いが生じやすい。やはり手技による牽引を加えた検査が鑑別に重要な検査になる。

CCRKはスポーツ選手が多く来る。特に野球関係の選手が多く、過去にもルーズショルダーの選手は多く見ている。ルーズショルダーで投球ができなかった患者さんはいない。ルーズショルダーの遊びは治らない。ルーズショルダーで投球しても別に問題にならない。痛みの原因はルーズショルダーではない。

お母さんは関節の隙間が開いているという言葉と、画像という視覚的情報でびっくりして大変なことが起きていると思っている。年齢的なことも含め将来野球ができなくなるのではとの心配である。話だけの説明では、なかなか理解ができないらしい。X線画像は強い。

今日も、甲子園を目指して地区大会を勝ちあがっているルーズショルダーの投手が調整で来院する。

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No 67 腰痛は<怒り>である

2005-07-14 | カイロプラクティック
「腰痛は怒りである」この本を知っている方は多いはずである。まして、医療関係者であれば。先日5回目の来院した腰痛患者さん。長年の慢性的、原因不明の腰痛で悩まされている。

あらゆる医療機関で検査、治療を受けるが改善しない。検査の結果が特に問題が無く長時間の座位による姿勢が原因であるといわれている。

仕事はディスクワークで一日中座っている。仕事は熱心で積極的にいい仕事をしようと心がけているらしい。当然残業も多くなる。そういう時に、原因も無く腰痛が出てくる。本人も座っているのがいけないもと思っている。

AMCTで3回施術した。楽になった。だが仕事に追われると再発する。4回目にCRETでストレスの開放をする。その後だいぶ楽になった。再発もしなくなった。ストレスと腰痛の話をする。信じがたいが楽になったので、そういうものなのか納得したような、しないような。

5回目の来院のときに、再度腰痛が再発した。再発する前に取引先との問題が生じ、感情的なストレスが多くなったといっている。いやいやの仕事である。CRETで施術後楽になった。患者さんもストレスが関与していることが、なんとなく解りかけてきた。「腰痛は怒りである」の本を紹介する。

しばらくして来院する。顔の表情が明るい。どうですか、腰の調子は・・・「ハイ、調子がいいです。」どうやらストレスを開放することができたようだ。

「いい仕事を取ろうとして、かえってストレスが多くなっていたようです。本を読んだらストレスが身体に悪い影響があることが解りました。」と答えが返ってきた。長時間の座位姿勢が原因でないことが理解できたらしい。

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N0 66 体重増加で下肢痛

2005-07-13 | カイロプラクティック
昨日来た新患。電話で3年前より体重が増え、足が張り最近(1ヶ月前より)痛みが出てきた。治るかの問合せである。

診ないことには解らない。果たして体重増加が原因なのか、あるいは他に原因があるのか、とにかく診ないとわからない。本人は体重が増加したことが原因と思っている。

問診表を見てみる。病歴:喘息、潰瘍性大腸炎、糖尿病予備軍、脂肪肝、皮膚疾患、食物アレルギー、朝の起床時に下肢のムクミで歩行困難。筋肉骨格系の問題より他の問題が多い。もちろん専門医で診てもらっている。

原因の説明をする。症状が発症した時期と感情的な問題、食物の摂取の仕方に共通性が見出せる。そのことを説明すると納得する。

神経反射反応を見るカイロプラクティックで自律神経系の乱れを整え、NAETアレルギー除去の2本たての施術を行う。機械論的見立てでカイロプラクティックだけの施術では到底おさまることは考えにくい。NAETアレルギー除去も自律神経系のバランスを整えることによって効果が早いようだ。

施術後は体が軽くなり膝の屈伸運動も楽なった。腰の伸展運動も痛みが無くできるようになった。施術で体重は減らない。よって、体重増加が原因で足の問題がでているのではないことが証明された。患者さんも納得する。

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N0 65 トーナメント表

2005-07-12 | カイロプラクティック
各地で高校野球の大会が始まった。千葉県大会も1回戦半分が終わった。CCRKにも近隣の高校球児が来院している。

以前から定期的にコンディショニングで来院している選手もいれば、試合前日に予約を入れる選手もいる。肩痛、腰痛、膝痛、肘痛抱えている問題も様々である。

定期的に自分の身体のコンディションニングに来院している選手は、特別問題なことも無い。身体的問題が無ければパフォーマンスの向上が主になる。試合結果もいい。

問題は、練習に明け暮れ自分の体のケアができない選手である。このような選手は問題が複数ある。明日試合だから何とかしてくれである。また、このような選手は他の専門医に通っていることが多い。結局試合に間に合わないから期待して転移してくる。

困ってくる選手を診ていると、さほど難問でもないような問題を2,3週間の安静、シップで済ましていることが多い。選手は試合に間に合わせたいから医療機関に行くのだが、期待に応えてくれない。

結局、困っている選手を放っておけず何とかするが、駆け込み寺みたいなものである。試合に勝つと翌日再来する。負けるとキャンセルする。仕方ない。この時期スポーツ選手の予約は入れずらい。

そんな選手でも一度施術をすると応援するのは人情である。毎日トーナメント表に釘付けになり赤ペンでトーナメント表に線を入れる。

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