木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 310 寝違え

2006-05-31 | NAETアレルギー治療
昨日の「寝違え」患者さん。久々の高度な寝違えの症状である。歩くのも痛がる。頚部の動きが全くできない状態。月曜日の朝の起床時に痛くなった。

左右はもちろん下を向いたり、上を向いたり気の毒なくらいである。原因は全く不明。寝違えなどは原因が解らず朝の起床時におきたら痛かった。こんなもんである。

整形外科に行きレントゲン、シップ、鎮痛剤を処方されたが痛みがぜんぜんひかず様子を見てください。ま~ こんなもんである。それ以上のことは期待しないほうがいい。

一般的には「寝違え」が傷病名のようにいわれている。専門家でさえそういうことを言う治療かもいる。少し言葉を変えていうと「頚椎捻挫」などということもある。いずれも結果である。

さて、治療を行うには症状を引き起こす原因がある。原因の無い症状はない。原因を追求し明確にしないと根治治療はできない。しかし、順番が逆になることもある。

治療は原因を究明しその原因を治療するが定石である。急性期で痛みが強くどうしようもないときは結果治療、対処療法ですぐに痛みをとらなければならないこともある。急性時はとにかく痛みをとることが先決である。

原因治療はその後でもいい。AMCTで治療を行う。何とか回旋運動は楽になる。左側屈運動だけができない。とりあえず身動きができるようになった。ここから原因治療である。

感情的ストレスと外因的なアレルゲンが関与している。「学業の不安」「接触、カビ」が出た。聞いてみた。「日曜日にキャッチボールをしました。」再検査で「グローブ」がでた。グローブのカビである。グローブのカビに接触したようだ。

感情は「不安」と「カビ」が「小腸経」のエネルギーをブロックしていた。後は代理人を使ってNAETの急性期の治療を行う。計6回の治療を行う。全ての治療が終わり最終チェックで終了の確認を取る。自発痛もなくなりだいぶ頚部の動きがでてきた。80%の改善である。

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No 309 体内リズム

2006-05-30 | アレルギー
最近子供の夜更かしが多いようだ。子供と言っても幼稚園から高校生くらいの年齢の子供である。

最近読んだアレルギーの本から。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がある。レム睡眠は「眼球が動いている眠り」で非常に眠りが浅い。浅い眠りのときに身体を動かしながら、体の状態を調節する睡眠らしい。

ノンレム睡眠は「身体を動かさず休ませる睡眠」である。この二つの睡眠が体の調節をしいる。子供の成長に大切な役目をしている。これも睡眠のリズムである。睡眠が障害されると、様々な内分泌系の障害が起きる。

最終的には行動の障害を起す可能性があることを研究者達は発表している。切れる子供は夜更かしが多い。夜遅くコンビにや繁華街にたむろする中学生、高校生、居酒屋に親が連れて行く幼児、最近目だつ。

アレルギーの観点から見る。睡眠障害が起こると、アレルギー反応を抑えてくれる副腎皮質ホルモンの分泌を促すホルモン(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌に障害が起き、アレルギー疾患は悪化する。コンビにでヤンキー座りをして眼付けしている若者に湿疹や鼻水が目立つ。

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No 308 耳鳴り

2006-05-29 | NAETアレルギー治療
72歳 耳鳴り 原因不明の耳鳴りが発症。以前から少しずつ耳鳴りがしていたが消えたりしては、忘れた頃にまた出たりと不定期な耳鳴りがしている。

先週の土曜に来院した耳鳴り患者さん。今日で2回目。先週末から左の耳鳴りが強く出始め一日中気になり始めた。めまいは無い。軽い浮遊感あり。検査をする。カイロ神経学的な所見は、若干左の眼瞼下垂あり、左前半規管機能的低下あり。

その他の検査でこの耳鳴りはストレスが関与していることが解った。再度検査をする。「うんざり」「草取り」「姿勢が辛い」感情レベルの反応が出た。

聞いてみた。「畑仕事をして左下を向いて草取りや土をいじっていると肩こりが酷くなる。今回の耳鳴りがする前に2日続けて草取りとそら豆を取りました。」畑作業も大変らしい。姿勢に対する感情と畑作業のうんざりが関与している。

今日の来院時は朝だけが若干耳鳴りが残っている。夜や日中は気にならなくなった。再検査の結果、姿勢に対する感情レベルのエネルギーブロックが残っている。治療後のチェックでは80%改善率である。これで耳鳴りは気にならなくなるはずだ。

この患者さんにいただいた「そら豆」は実に美味しいかった。ビールにぴったりのつまみである。旬の食材を旬の時節だけ食べる。こんな贅沢なことはない。感謝。

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No 307 むち打ち症3

2006-05-27 | PCRT(心身条件反射治療)
ムチ打ちの患者さん。頚部痛が若干残っている。手首、肩関節の痛み無し。可動域正常。

昨日の来院時の検査ではほとんど症状なし。痛いときないですか? 「車の運転のをしていて右に振り向いて後方確認をするときに少し痛みます。」仕事や日常生活では?

「仕事や日常生活では同じ動作で痛くありません。」検査をする。どうしても事故の「不安」「恐い」がでてくる。しかし、今回の事故の「不安」や「恐い」は開放されている。

車を運転しているときはどんな気持ちですか?「楽しいです。車の運転は好きなんですけど」 どうしても車の運転が関わっている。深く探っていく。

交差点での「不安」がでてきた。交差点での「細心の注意する」がでてきた。患者さんは特にそんな注意を払っていない。しかし、でてくる。潜在意識の中で「交差点」「注意」が出る。

聞いてみた。事故は初めてですか?「前に事故を起しています。軽い事故でしたが今回で2回目です。」交差点で左側方から追突されたらしい。そのときの感情が残っていた。

その後潜在的に交差点での「細心の注意」の感情がブロックしていたようである。開放したときから頚部の張りがなくなった。自分の意識では認識できないような感情が潜在的にあり、開放されていないと悪さをする。

患者さんのなかには2,3回と事故を起す人がいる。本人は細心の注意を配りながら運転しているのだろうがどういうわけか事故を起す。もらい事故など典型的な相手の問題である。どういう訳か巻き込まれています。何か不思議なものを感じる。運命と言ってしまえばそれまでか。

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No 306 むち打ち症&アキレス腱炎

2006-05-26 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日紹介したムチ打ち症の患者さん。昨日来院時は80%くらいの改善で、症状の戻りもなくなった。若干、朝の起床時に頚部の張り感と鈍痛が残っている。

前日の「恐怖」は開放され恐怖の感情はなくなっている。朝の起床時の痛みは「仕事」が絡んでいた。「やる気が無い」感情が朝の起床時に痛みを引き起こしている。

仕事内容で反応する。再検査をするとまだ、右前屈の方向で頚部の痛みがでる。探っていくと仕事で同様の姿勢をする。右下に頭を下げ作業をする。その時の姿勢に対する感情が出る。治療後は同じ姿勢をしても痛みが出なくなった。次回が楽しみだ。



昨日は同業の先生の妹さんを治療に来院された。CCRKの治療を信頼して遠方からわざわざ来院してくださった。ありがたい。妹さんは米国へバレーの修行に行き、アキレス腱を痛めたらしい。治療後はまた渡米する。たいへんな日程である。

通常であればバレー特有の動きからアキレス腱に負担をかけ「アキレス腱炎」になったというところである。機械論的な観点から見るとそういう見立てになり治療も物療やアイシングなどの対処療法になる。ま~それでもいい。

患者さんは現在の痛いところに眼を向けるが、検査をするとアキレス腱だけでない。沢山の症状をもっている。身体が悲鳴をあげている。その悲鳴に耳を貸さないと大変なことになる。

もちろん治療かも患者さんの主訴だけをみていると落とし穴に落ちる。「木をみて森を見ず」である。患者さん話しを聞くとおくの人が症状が出た時期に何らかの精神的なストレス(患者さんはストレスと認識しないこともある。)を受けていることが多い。

検査をすると必ず「感情的ストレス」がでてくる。感情的ストレスを感じると自律神経はアンバランスになり組織の血流状態が悪くなり、酸欠状態になる。そんなときに運動でもすればケガをしてもおかしくない。

運動選手はウォーミングアップをする。何のためか。筋組織血流を促し活動しやすくするために行う。血流には自律神経の働きも関与していることを忘れてはいないか。

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No 305 ムチ打ち症

2006-05-25 | PCRT(心身条件反射治療)
22歳 男性 交通事故により頚部、右肩、右手首の痛みあり。交差点での側方からの追突事故である。5月13日に事故を起こし専門医受診する。経過緩慢にてCCRKに18日転医来院する。

一般的にいう「ムチ打ち症」「右肩関節捻挫」「右手関節捻挫」である。専門医でのX線検査は異常なし。右後頚部から右肩甲挙筋、右上部僧帽筋に高度な硬結あり。右肩関節の挙上運動不能。右手関節の背屈、掌屈に高度な制限あり。ともに運動痛あり。特に頚部の運動時痛高度にて回旋、屈曲、伸展、側屈不能。


18日
検査の結果神経学的所見なし。通常のAMCT治療を行う。70%の改善で痛みの軽減を見る。痛みの軽減とともに各関節の可動域息改善する。
19日
手関節の痛みなし。掌屈時に軽度痛みあり。可動域息の制限なし。頚部及び右肩関節の痛み残存。可動域息制限あり。通常のAMCT治療行う。治療後手関節可動域息正常。痛みなし。頚部可動域息改善、痛み軽度あり。も右肩関節痛み軽度あり。挙上運動制限軽度あり。
22日
各関節の可動域息改善する。痛み頚部に軽度残存する。通常のAMCT治療を行う。
24日
頚部、右肩に痛みが強くなる。可動域息の制限あり。初検時を100%とすると60%の痛みが戻っている。痛みに伴って可動域息制限もある。
再検査をする。やはり感情的ストレスが影響している。「膀胱経」「恐怖」が出てきた。事故の瞬間の恐怖がよみがえっているようだ。CRETで治療をおこない「膀胱経」のエネルギーブロックを解放する。
頚部の痛みが90%改善する。右肩挙上可能。

ムチ打ちなどの交通事故は、長引くようなことがいわれているが痛みの本質的な原因を追究していけば長引くことは無い。機械的にムチ打ち=頚部ばかり追いかけているから長引くのである。

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No 304 スポーツとカイロ神経学3

2006-05-24 | カイロ神経学
半規管の機能低下が運動(スポーツ)どのような影響があるかを推測してみる。小生が過去にスポーツ障害を治療する上で一番必要なものは「現場に足を運ぶ」ことである。

もちろん過去にスポーツを経験してきたことは財産である。しかし、経験者は意外と「みる」ことができていない。第3者的な立場からスポーツをみるとまた違った心技体が見える。

例えばオーバーハンドのピッチャーはアンダーハンドの投げ方を知らない。知らないというより経験が無い。アンダーからオーバーにフォームを変えたピッチャーは別である。やはりいろいろなフォームをみるのも治療に生きてくる。

また現場の声を聞くことも大切である。指導者が何を望んでいるのか? どんなパフォーマンスを望んでいるのか? そんな中でよく野球指導者がバットスイングの話しをする。

「スイング軌道が波をうつ」「ぶれる」などと表現する。スイングをした際にスイングスピードが遅い選手は軌道ぶれ波うち幅が広くなる。ボールとバットが点で結ばなくなり打点が合わなくなる減少である。

このような現象を改善すべく筋力トレーニングをしたり、重量のあるバットを振ったり、素振りを何千回としたりたいへんな練習をする。さすが体育屋さんである。脳みそが筋肉でできているようだ。(笑)

神経学の検査で小脳検査をするPast Pointingという検査がある。(詳細はベッドサイドの神経の診かた参照)カイロ神経学では半規管の検査で使う。(詳細はカイロ神経学受講すべし)縦の検査で右に流れたら右の半規管の機能低下。左に流れたら左の機能低下である。

縦があれば横があってもおかしくない。特にバッティングは顔を横に向けて行うフォームである。頚部反射、半規管の機能低下があっては運動機能も低下する。スイングは横の動きである。意図しないアッパースイング、ダウンスイングここにも神経学的問題があるはずだ。

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No 303 スポーツとカイロ神経学

2006-05-23 | カイロ神経学
昨日の続き。「前庭器官」の三半規管の機能低下によるスポーツ障害にどんな症状があるか過去の臨床と推測から。

症例1
プロゴルファー。右下がりで前傾のアプローチが苦手である。いろいろな治療を試みた。結果が出ない。特に痛みのないので治療の対称にならないので、整体やカイロで骨盤矯正、ボキボキ治療をする。下半身の筋力低下と言われ筋力トレーニングをする。改善なし。

検査をする。右外側器官と右前半器官に機能低下が見られる。バランスボードを使って右下がり、前傾の姿勢を再現し骨盤部を左右、前後に振ってバランスを検査する。やはり右下がりやや前傾方向に押すと踏ん張りが利かず、バックスイングで大きな体重移動をし、フォームを崩し何とかスイングバランスを保つ。スライスが多くなる。

右外側器官&右前半器官の治療をAMCTで行う。再検査を行う。機能低下の改善が診られる。バランスボードを使って再検査。今度は踏ん張りが利く。クラブを持ってスイングをしてもらう。バランスがくずれない。患者さん驚く。

症例2
F3レーサー。右肩から背部にかけての痛み。左コーナーを曲がるのが苦手。背中の痛みは通常治療で改善。左コーナーが苦手な原因を探る。感情が絡んでいる。「恐怖」が出た。

レース中の運転の姿勢を再現させ左コーナーのハンドルを切る姿勢で、頭部が左に傾斜すると反応する。この姿勢をすると手に踏ん張りが利かずハンドルコントロールがうまくいかなくなる。

三半規管の検査をする。左外側器官に機能低下がみられる。三半規管の問題もあるが感情がらみの機能低下である。ハンドルのコントロールが効かずスピードについていけず「恐怖」の感情が芽生える。

治療はAMCTを利用したCRETで治療を行う。その後数回治療を行う。練習走行ではかなり攻めの走行ができたらしい。0.00秒の世界で命をかけてレースをしている。生命に関わる部分である。・・・続く

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No 302 スポーツとカイロ神経学

2006-05-22 | カイロ神経学
先週末はカイロ神経学のセミナーに参加した。モジュール17。残りも後4回である。いよいよ終盤には行った。長いようにも思えるが頭に入っていることは少ない。今回は二人のベテラン臨床家が新しく受講生として参加した

講義内容は「めまい」「眼振」「前庭」「複視」など。やはり異常を見つける窓口は「眼」である。「眼」の動き一つでいろいろな障害がみることができる。

「眼は口ほどにものを言う」ということわざがあるが「眼」は心のなかも表現するが身体の「中枢系(脳)」も表現する。眼の検査でこれだけ中枢系の障害がわかるかと思うと「眼」を覗き込むのが面白い。

特に今回は「眼振」の検査を重点的に行った。「眼振」と「前庭」の関係はスポーツ選手にもつかえる。健常者でも前庭や脳の機能低下は診られる。身体的症状を「痛み」だけで捉えると「痛みが無い」人は正常である。

スポーツ選手が平衡感覚や敏捷性に問題があれば異常である。痛みがなくても異常である。しかし、この異常を「痛みが伴わ無い機能低下」を異常とは捉えない。身体能力の低下を「筋力」でカバーしようとする。それが体育屋さんのスポーツ感である。

切れが無い、鈍い、遅い、硬い、スポーツ選手にとって痛みを伴わない症状は沢山ある。しかし、これらの問題をスポーツ現場のトレーングで解決しようと思っても無理がある。やはり治療が手っ取り早い。それができるのはカイロ神経学である。

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No 301 機能性側弯症

2006-05-19 | カイロプラクティック
最近、機能性側弯症の患者さんが二人立て続けに来院している。ともに中学生の女性である。過去にも機能性側弯症の患者さんが来ている。8割くらいは中学、高校の女性である。(CCRKの患者さんのみ)

この割合は文献通りである。成長期の女性が多いということである。詳しくデータを取っていないからわからないが、CCRKに訪れている患者さんの全てが部活(運動系)をしていた。運動と関係するのか?

もっともCCRKはスポーツ障害に力を入れていた時期があったからその影響で運動選手が多かったのかもしれない。側弯症が主訴で来た患者さんは6割位である。全て学校の検診で引っかかり専門医で経過観察をしている患者さんが多い。

中にはコルセット着用の患者さんも二人いた。かわいそうなくらい窮屈な思いをしてたに違いない。コルセットで進行が防げるのか疑問である。全ての患者さんに共通することは専門医での「経過観察」である。

どうしても身体を機械論的にみると機能的なものには手が出ず、経過を見るだけになってしまう。手のつけようが無い。進行すれば手術。薬とメスしかない。

CCRKの検査で共通する点はアレルギーである。主訴は側弯症だがその他の項目に必ず何らかのアレルギー症状がチェックされている。アトピー、花粉症、ニキビ、皮膚疾患、下痢、喘息、生理痛、全身の浮腫など幾つかみられる。

アレルギーの症状の一つに「浮腫」が上げられる。アレルギーにより身体が酸性化し「浮腫」が起き筋肉が硬くなる。臨床的にアレルギーの除去治療を行うと身体の柔軟性が改善する。

機能性側弯症の原因説はいろいろなことが言われている。どれも決定的なものは無い。筋力が弱い。姿勢が悪い。発育不全、いろいろ。治療のアプローチも構造的なアプローチだけでなく多角的にアプローチしても面白い。

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No 300 経過報告

2006-05-18 | NAETアレルギー治療
滲出性中耳炎
だいぶ時間はかかったが前々回あたりから改善の兆しが見えてきた。前回の治療後はだいぶグジュグジュがなくなりさらさらした耳垢が出てきている。鼻水も治まってきている。お母さんも最近は治療の成果を疑わなくなってきた。

専門医に手術を勧められ何とか回避したく藁をもすがる気持ちで治療を継続してきたが、迷探偵拳骨の力が及ばず時間がかかってしまった。ここ2,3回の治療の間に親子ともども笑顔が見られる。このまま順調に行くことを祈っている。

牛乳アナフィラキシー
何度か紹介した牛乳アナフィラキシーの小学生3年生。やっと基本栄養素の15品目をクリアし免役に入った。ここまで50回以上かかっている。良くぞここまでご両親とも諦めず頑張って尽きてきてくれている。感謝と同時に小生の迷走振りに自分ながら嫌気がさす。

こんなときは自分が治療家として能力が無いのかと治療家をやめたい気持ちになることがある。(患者アレルギーになっているようだ。笑)気持ちが迷っていたり、うまく進まないときはセミナーに出ることである。セミナーに出て基本に返り忠実に実行する。打開できることができる。

そこから気持ちを切り替えて再挑戦である。その繰り返しである。過去を振り返るとこの繰り返しで進歩がうかがえる。QRT、MRTが向上していることが解る。こんなことが、こんなに苦労していたとは? である。進歩である。

一皮向けて最近は治療が面白い。乾癬、痛風、リウマチ、掌蹠膿疱症、全身のしみ、全身の乾燥肌、アトピー性湿疹、喘息などなど難解な患者さんが改善の期待をして信じて来院している。迷探偵ぶりを発揮して頑張る。

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No 299 右手親指のシビレ

2006-05-17 | PCRT(心身条件反射治療)
1週間前に訪れた肩こり、頚部痛、右手の親指のシビレの患者さん。1回目の治療で頚部痛、肩こりはほとんどなくなった。

昨日2回目の治療を行った。右手の親指のシビレが残っている。どんなときにシビレが出たり、強くなったりしますか? 「朝方眼が覚めたりすると感じます。シビレで目が覚ますことが多いです。日中はほとんど感じません。」

1回目のときの検査に続き神経学、整形外科学検査を行うが陽性所見は無い。頚部、胸郭、四肢の構造的な以上はなかった。身体内の物質的な反発もなかった。感情に対する反発が出ていた。

検査をする。「肺経」の経絡遮断が見つかる。感情で「悲しみ」だ出た。シビレが出たのは4月の末からである。聞いてみた。「4月末で退職した際に、親しくしていた同僚と別れるのが悲しかった。」「肺経」は悲しみの臓器である。一致する。

CRETで遮断された感情を開放する。70%の感情が開放された。しかし、まだ残っている。おかしい。探りを入れて本質的な原因をピンポイントで探っていく。

「過去」「同一人物」「悲しみ」「他人悲しみ」が出てきた。過去に親しくして同僚の悲しみを「一緒に悲しんだ」感情が出てきた。聞いてみた。これも一致した。開放した。治療後は100%解放され力が抜けたようになり心身ともに軽くなった。次回の来院が楽しみだ。

このような患者さんの症状は機械的に治療をする治療かはどのように治療をするのか。神経学、整形外科学的に陽性所見を示さない患者さんに、首の動きが右左の差があるからと言ってボキボキの治療をするのか?

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No 298 体育の先生

2006-05-16 | カイロプラクティック
体育の先生が治療に来ている。肩こり、腰痛、だるい、手首が痛い。部活の先生でもある。教員になるため大学で運動生理学などの教育を受けている。

更に、卒後教育や専門部の教育も受けなければい時間がある。特に専門部(部活)を見る先生はそれないの医学的教育も受ける。現場でできる応急処置やトレーニング理論、コーチ理論いろいろある。

この患者さんも以前から肩こり、腰痛が酷くいろいろな治療をして来た。整形外科、接骨院、マッサージ、針、どこも同じで痛いところを対処療法で治療をして来た。その場しのぎである。

今日3回目の治療を行った。腰部に軽い張りが残る程度である。肩こり、腰痛はほとんど改善した。手首の痛みが残っている。半年前から練習で痛め専門医を受診しレントゲン検査をして「靭帯が伸びて関節が開いている」といわれ痛みがひかない。

学校教育や専門部の研究会で西洋医学の先生を招いて行われる講義がレントゲン写真を使って腰痛、辷り症、分離症、ヘルニア、骨変形などみる。また、リハビリと称して筋力トレーニングなどを指導するように講義を受ける。

そのままの知識でCCRKを訪れる。治療法が全く違う。治療後に「骨がずれて痛いのではないのですか? 軟骨が磨り減っていたいのですか? 靭帯が伸びて痛いのではないんですか?」そうです違います。目が点である。

その証拠に治療後に楽になるでしょう。軟骨や靭帯の治療はしていません。不思議に思う。仕方ない教育されているから。

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no 297 四十肩

2006-05-15 | PCRT(心身条件反射治療)
最近四十肩の患者さんが立て続けに二人来院した。一人は50歳代の女性。もう一人は30歳代の女性。

共通するのは痛みが出てから治療に来るまでの期間が長いこと。ともに、2、3ヶ月たってからの来院である。お母さんは我慢強い。

四十肩や五十肩の治療法はいろいろある。アイロンをぶら下げてぶらぶら(今はやらせないのかな?)。強引に関節の可動域を動かす他動的運動。モビリゼーション。初期の場合は比較的な早く治る。

面倒なのは石灰化が沈着し固まってしまうことである。こうなるとお医者さんは痛み止めの注射をする。後は自然治癒に任せる。1年もすれば治る。この症状は夜間に激痛で眼が覚めることが多い。寝ていることもできない。

二人とも同じように夜間の激痛があり固まっている。昼は比較的忘れていることが多い。無理に動かさなければ痛くない。ついつい我慢をして、気がついたら夜も眠れず、固まって動かない。髪も洗えない。

ここまで来ると厄介である。石灰化の沈着はどうしようもない。できるのは痛みを取ってあげることである。痛みは感情が絡んでいる。感情のストレスが大きな要因になっている。感情を開放すると驚くように早く痛みがひく。患者さんも治療かもびっくりする。久々に治療家が自分の治療に感動した2症例である。

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No 296 暴露本

2006-05-13 | アレルギー
面白い本を見つけた。すでに読んだ方もいるだろう。トイレに入って新聞を読んでいると眼に飛び込んできた。「食品の裏側」環境問題や食品の汚染、アレルギーなど常にアンテナを張っているため嫌でも目に付く。

内容は食品添加物を研究開発し販売をする会社の裏話である。裏話というより食品会社と添加物を販売する会社の食品添加物の暴露本といったところである。

もと営業マンが各食品会社の食品の日持ち、見栄え、もいどき食品などを手がけ大ヒットささせた商品や、スーパーーの目玉商品の製造法、肉もどき食品などのに必ず、食品添加物を利用していることが書かれている。

食品添加物と効くと何となく悪者のように聞こえるが、現在の社会文化には欠かせない便利でこの上ない化学物質になっている。多大な恩恵を受けている。2時かけて調理をしなければならない料理を5分で調理でできたり、4,5日しか持たない食品が2,3週間保存できるなど大助かりである。

特に仕事を持つ主婦や、独身の男性には便利な食品である。この便利さは消費者が求めるのもである。野菜や肉、加工品全てにおいてそうである。大きさが一定、色艶がいい、食感がいい、長期保存が可能。全て消費者の声を反映している。

消費者の声を食品加工業者が受け、そのために何を加えれば消費者の声に応えられるか添加物研究開発者が必死になって開発する。食品添加物は専門家の間で「薬」と称されているらしい。くすりである。食品にくすりが入っているということである。

小生は「くすり」を摂取するほど病気でも不健康でもない。しかし、毎日50年間もくすり漬けになっていたとは、よく副作用の影響がなかったと思っている。いやなっていたのかも知れない。小さい頃は、消化器系が悪く下痢や腹痛をしていた。アレルギーもある。副作用で大病にならないの不思議である。

この営業マンもある日子供の誕生日に早く帰宅し、子供と食事をした際に、出されたミートボールを見てびっくりした。なんと自分が手がけた食品である。原材料から添加物から味をよくし低価格をすすために「もどき食品」にしたものであった。

家族がおいしいといって食べているとは気がつかず、その後食品開発を手がけるのは罪の意識にさいなまされて会社をやめ全国各地を食品開発の裏側の実情を後援しているという本である。読んで損は無い本である。読んだ後に加工食品をどのようにみるかは読者の自由である。

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