木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 384 一生付き合いなさい

2006-08-31 | PCRT(心身条件反射治療)
No 377で紹介した「坐骨神経痛」の患者さんが予定の1週間後の昨日来院した。整形外科の先生から「坐骨神経痛は一生付き合わないと・・・」言われた患者さんである。治療室に入るなり、調子はどうですか?

「おかげさまでだいぶ楽になりました。痛みはほとんどありません。朝起きるのが楽になりました。」その他の症状はどうですか?

「長い時間立っていると少しシビレがでてきます。痛みはないです。」どんなときに長くたっている機会があるのですか? 「仕事中です」仕事で立つときはどんな内容の仕事をしているのですか?

「窓口業務でお客さんと接しているときです。」さて、2回目の治療にはいる。先ずはAMCTで身体の神経バランスを整える。だいぶ神経の乱れがなくなった。筋のトーンも下がって柔らかくなっている。

次はPCRTである。経絡のバランスを見る。やはり膀胱経にブロックがある。前回出てきたストレスチェックをする。前回のストレスは開放されブロックはしていない。

更に検査を進める。今回のブロックは「仕事」「人」「接客」ででてきた。接客が苦手のようだ。苦手意識が神経の緊張を生み全身神経バランスを崩している。知らず知らずのうちに全身の凝りを生じる。治療後は全身の緊張から開放された。1週間後予約をして終了。

「塵見積もれば山となる」小さなストレスも小さな緊張を生じ、日々、緊張にさらされているとストレスとしての認識が薄れてくる。小さな緊張が日々積もれば大きな症状を生む。

こんなことを書いている小生も日々のストレスに犯され「気づき」が無い。小生は病気をしないものと思っている。大病をしないうちに「気づき」を得よう。同輩の先生方そろそろ自分の健康にも留意しようではないか。

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No 383 足関節捻挫

2006-08-30 | NAETアレルギー治療
50代、女性 右足関節捻挫 数年前から右足首が痛くなったり治ったりと「捻挫のくせ」になっているという訴えである。

最近捻った記憶はないが痛くなる前にテニスをしたという。そのほかに毎日散歩を30扮している。特に散歩後やテニスの練習中、後に痛くなる。

触診をしてみる。外顆の距腓靭帯に圧痛がある。内反を強制してみる。痛みが増強する。屈伸をしてみる。やはり距腓靭帯当たりに痛みが出る。足関節の内反の可動域が左と比べると大きい。

機械的にみると明らかに陳急性の足関節捻挫であり、おわゆる靭帯が伸びている状態出る。(整形外科の先生も、靭帯が伸びているという言葉を良く使う。)捻挫が癖になっている状態である? 

このような治療は機械的にアプローチしても面白くない。そんな治療は整骨院や整形外科に任せておけばよい。我々は有機的な治療法で改善していくことに意義がる。

AMCTで神経レベルの異常を改善し、更に神経エネルギーの問題を引き起こす原因を探り出す。今回はNAETで原因を探りだす。でてきた。「胃経」の経絡が「カビ」「うんざり」感情でブロックされている。

合計3回の治療で痛みが無くなった。もちろん運動制限はしない。毎日の散歩、周一のテニスは行わせる。物理的には「カビ」がでていたが、「テニス」のスクールでのテニスが思うように上達せず、もういやいやな状態の感情で行っていた。

スポーツも楽しく行わないとケガのもとである。さて、整形外科や整骨院で電気やシップで治療を行うと何回でよくなるのかな?

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No 382 復活

2006-08-29 | カイロプラクティック
今日は朝から嬉しい。毎日気になるブログがある。3ヶ月間お休みをしていた。体調を崩されてしばらく静養されていた。

何か手助けになるようなことは無いかと日頃から考えているいるが、小生のできることは治療だけである。治療も遠方ではままならない。歯がゆい思いもなきしにもあらず。

毎日、ブログを開いてみている。いつ書き込みがあるか。毎日気になった。5月の半ばからヤンキースの松井の記事を最後に約3ヶ月間更新は無い。症状は何となく把握はしているが気になる。

責任感の強い人ほど病気になるらしい。責任感もストレスである。この先生は忙しい。一人でいくつもの責任を抱えている。治療、経営、団体の責任と忙しかった。傍で見ている人も心配していたが倒れるべくして倒れた感じがする。

今朝、ブログを開いた「復活」していた。ここまで回復したとは嬉しく思う。リハビリは専門である。ある意味では専門分野を身をもって体験している。臨床かとして机上の空論的な講義でなく、体験した生きた話しが聞ける。

しかし、こんなことをかけるのも「生」あってのこと。命がなかったらかけない。生きることの喜びが他人事であるが感じる。回復の喜びがあるが、方や懸念しなければならないこともおきた。世の中上手くいかない。次は己の番か。気がついたら健康には留意ししなければならない年齢になっていた。

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No 381 AMCTセミナー

2006-08-28 | セミナー
26,27はAMCTセミナーでした。久しぶりに疲れた。今回は熱心な受講生で講義をしていても楽しかった。そんな意味で「ここちよい疲れ」である。

今回のセミナーは受講生拡大をしてから2回目である。受講生を拡大してから、他のAMCTセミナーやAMCT勉強会で受けた経験のある先生方も参加するようになった。

やはり、他のセミナーはハウツウテクニックのセミナーでしかなく、マニアル的な使い方をしている方が多かった。AMI公認セミナーで教えているのとは違った使い方をしている。

スタッフのY先生がこんなことを受講生に言っていた。小生も感心した。マニアル10% 哲学40% 足長検査50% こんなピラミッドを想像してください。
ハウツウテクニックはマニアル的な講義で哲学が無い。

哲学の無い講義は「症状=治療法」的なところがある。全くの機械論である。生命は1分1秒とて同じ状態ではない。常に揺らいでいる。揺らいでいる生命を見るには本質的なことを追求していかなければならない。

そんなわけで他のセミナーで受講した先生方は、AMCTを使いこなせない。そんな先生方も何人かいた。幸いにその違いに気づきを得られたようだ。いいことである。受講生もスタッフも得たものが大きい。

「鉄は熱いうちに打て」早速、受講生の熱意が冷めやらぬうちに復習会を行う。対象は今回のセミナーを参加した受講生のみ。希望者は連絡すべし。

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No 380 老人性難聴

2006-08-25 | NAETアレルギー治療
今日の新患。1週間前に風邪をひき、熱、セキ、頭痛、耳鳴りが発症した。本人は風邪のつもりで内科を受診する。もちろん専門医の診断は「風邪」である。

10日位したらとりあえず症状は治まった。しかし、難聴だけは治らない。いまだに聞こえが悪くもやもやする。

再受診し耳のことを訴えた。「それは、老人性特有の難聴でしょう。治りずらいからうまく付き合いましょう。」といわれた。本人も諦めていたが、子供に説得されCCRKを受診する。

この患者さんの家族は孫から子供、親族までCCRKに訪れている。ホームDr的な利用をされている。嬉しいことであると同時に責任も感じる

検査をする。でてきた。症状が出る前にお盆を迎えるために家の掃除やら庭の掃除やら、一人でガサガサ動き回った。検査を進めいるとアレルギー反応が出た。

「吸引」「カビ」が絡んでいる。感情は「不安」「独りよがり」誰も掃除を手伝ってくれない。一人でシャカ力になって、周りのことを心配していた感情が出た。経絡は「小腸経」である。

治療後はだいぶ楽になり、耳のもやもやは取れたが難聴は直ぐには改善しなかった。時間がかかるようだが改善する可能性はある。計画的に治療を進めたい。

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No 379 イメージトレーニング

2006-08-25 | PCRT(心身条件反射治療)
以前に購入した本を思い出したように引っ張り出した。購入したときは興味のあるところしか目を通さない。

この本はイメージしながら、自分の心の中で誘導していく自己治療の本である。スポーツ界でもイメージトレーニングという言葉がある。戦術や技術をイメージして行う。

イメージすることによって実践でも同じようにできる。バスケットのシュート練習で、シュートをして入るイメージし、その後にシュートをすると入る確率が高くなる。

全てイメージどおりに行けば、こんないいことはないのだが。同じようにイメージで病気を誘導して治す方法である。

例えば、「癌」をと戦う免疫をイメージして(実際は免役などみたこともないのでイメージできない人は「鉄砲を担いだ兵隊さん」でいい)癌細胞を叩きのめす。次に戦いで荒れた細胞が自然と修復して行くイメージをする。最後は、新鮮な正常な細胞が形成され健康になる。

こんなイメージを各自の病気に照らし合わせてイメージ誘導していく。気をさようなら? となるらしい。このことはイメージによって免疫系や自律神経系に影響を与えるらしい。科学的にも証明されている。

前々かいの「病は気から」でも紹介したように、西洋医学の世界でも今までは非現実的な代替医療の分野に目をむけ始めている。PCRT(心身条件反射療法)も非科学的とはいえない。イメージ誘導もある意味では「条件反射」的な要素が含めれている。

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No378 すばく(下肢静脈瘤)

2006-08-24 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。80才近いご婦人のかた。症状は腰痛(亀背)と下肢痛、下肢のだるさ。10年位前からである。もちろん専門医に10数年近くかかっている。

最近特に下肢のだるさが酷くなってきた。数日前にお嫁さんが治療に来て早期に改善したため昨日は自分の治療と一緒にお母さんの予約も入れた。

歩行もふらふら、踏ん張りが利かない。なんといっても下肢のだるさが酷いらしい。みると下肢に静脈瘤が多くみられる。専門医で見てもらっているが一向に良くならない。

本人曰く「すばくが酷く足が重くてしょうがない。整形の先生も血管のこぶが原因と言っていた。」確かに酷い。ムクミもあり下腿が太くなっている。両側の大体から下肢に至り全体的にムクミがある。

*雑学* こちらでは下肢の静脈瘤を「すばく」という。東北方面に多い言い方らしい。「すばく」とは、サナダムシ(寄生虫)を言うらしい。静脈瘤の「こぶ」がサナダムシに見えるところから来た「方言」みたいな表現である。

通常の治療かであれば、「下肢静脈瘤」を疑う余地は無いと思う。しかし、原因は意外なところにある。お嫁さんと、このお姑さんは共通の症状を持っている。それは、下肢痛としびれ、だるさである。

また、二人とも共通の感情的なブロックがみつかった。「犬」「世話」「散歩」「動けない」など二人とも共通して、これらの感情が「膀胱経」をブロックしている。治療後は二人とも直ぐに楽になる。

お嫁さんは2回の治療でうそのように改善した。喜んでいる。その証拠に3回目から、姑さんを治療につれてきた。

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No 377 一生付き合いなさい

2006-08-23 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。数年前から腰痛と下肢痛、シビレがあり最近は特に症状が強く、朝の起床時に痛みとシビレでどうしようもない。

腰痛は30歳代頃よりスポーツをしているため痛くても当たり前と感じていた。慢性的な腰痛である。最近は、何もしなくても痛みが強く、右下肢にシビレ?と坐骨神経の走行に沿った下肢痛、だるさが顕著になっている。

整形外科に受診し治療を受ける。例のごとく「骨の隙間が狭いです。これが原因で坐骨神経痛になっている」という診断である。治るの聞いたらしい。「時間をかけて楽になるが、完全にはよくならないから一生付き合う気持が必要だ」といわれた。

坐骨神経痛は良く聴く言葉である。患者さんも坐骨神経痛という言葉は一般的な言葉なため、言われると何となく納得する。また、坐骨神経痛は難治というイメージがあるため一生ものだと思っている。

治療家にとっても患者さんにも都合の良い言葉である。患者さんには諦めと納得の説明用語である。しかし、この患者さんは諦めも、納得もいかずイエンターネットで検索しCCRKを受診した。

痛みの原因を一通り説明する。納得した。検査を進めていくと、仕事、人関係が顕著にでる。職場の人間関係に感情が絡んでいる。職場に行かなければならないが、職場の人間関係で感情的になっているが、本人はさほどのストレスとは認識していない。

潜在的な感情が身体エネルギーのブロックをしている。潜在的な職場での人間関係の感情を「身体的な痛み」を引き起こしているため、どうしても朝の起床が辛い。日中はほとんど気にならない。

日頃のストレスが多く、些細なストレスがストレスとして認識できなくなっていることが多く、その積み重ねで大きなエネルギーブロックをしてしまう。

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No 376 病は気から2

2006-08-22 | 感情ストレス
昨日の続き・・・・このように、心理的なストレスが免役力に悪影響を与えて、キズの治りを遅くしているという仕組みが証明された。

その仕組みが身体にあるとすれば、心理的ストレスは様々な病気の経過に悪影響を及ぼす可能性が高くなる。もちろん、病気とは筋肉骨格系の不定愁訴や精神的な症状も含めてのことである。

「心理的ストレス=免役力の低下=病気」この図式は免役学者の安保先生が唱えて有名な話しである。皆さんも御存知だろう。心理的ストレスと自律神経・免疫系の関係は切り離すことはできない。

本来カイロプラクティックは神経系の調整をするテクニックである。特に筋肉骨格系の不定愁訴は神経系の不調和の影響下にある。大脳機能低下は末梢系に大きな影響力を与える。

心理的なストレスも大脳に大きな影響力を与える。大脳機能低下が筋肉骨格系に影響している事実を忘れてはならない。情報(神経)の伝達は横系だけでなく縦系にも影響している。この縦系の情報伝達が乱れると末梢形は不調になる。治療かは常に「心と身体」を頭に入れとかなければ本質的な治療はできない。

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No 375 病は気から1

2006-08-21 | 感情ストレス
昔から「病は気から」と言われている。先人達の知恵や洞察力は凄い。その凄い洞察力を証明するような記事を紹介する。

精神科の領域で最もレベルの高い研究を掲載している「アーカイブズ・オブ・ジェネラル・サイカイアトリー」詩の2005年12月号の掲載された研究報告である。比較的新しい研究報告である。

米国オハイオ州立大のグレイザー博士らのグループが、結婚12年くらいの健康な夫婦42組に対し、皮膚の上に人工的に傷をつくり、その治り方を詳しく調べた。

その結果、夫婦喧嘩をした後は、夫婦の問題を解決法を話し合った後よりも傷の治りが遅く、免役力も低下していた。

また、いつも中の悪い夫婦の傷は、中の良い夫婦より傷に比べて60%までにしか治らないという。このように、心理的なストレスが免役力に悪影響を与えて、傷の治りを遅くしていることがはっきりと証明された。

非常に興味深い記事である。科学的にも「心理的なストレス」が免疫力を低下させて傷の治りを遅くしていとことは、傷だけでなく病気の回復も免疫力に作用されるわけだから、当然病気の進行や回復に影響がる。・・・続く

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No 373 遠隔治療?

2006-08-18 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の終了間際に請いに好意にして頂いている先生から電話が入った。小生と電話の先生と共通の知人のT先生がしばらく(1ヶ月くらい)休診しているらしいとのことである。

原因は「腰痛」である。その先生は以前から慢性的な腰痛を持病としており、たびたび再発している。今回はだいぶ酷く近くの先生に治療をしてもらっていたがどうにもならなくなり、安静加療と言うことで休診にしたらしい。

お盆あけには治療を始める予定だったが回復が思わしくなくもう少し休むようだと言っている。このT先生は小生のこの業界の書生時代からの友人でもあり、カイロプラクティックに導いてくれた先生でもある。恩人でもある。

詳細の程を聞きたく、昨晩電話した。久しぶりである。思ったより元気があったので安心した。症状を聞いてみた。いろいろ精検をしたらしい。腰椎の圧迫骨折などもきつかったらしい。

恒常的な治療はしてもらっていたが改善せず、構造問題ではないようなきはしていたらしい。本人も薄々感じていたらしい。電話中に検査をしてみた。やはりでてきた。感情的ストレスが絡んでいる。

趣味や人関係のストレスがエネルギーブロックをしていた。いくつかの感情的ストレスを指摘した。「全部当たっている」とのことである。ブロックしている感情の自己治療を教えた。少しでも楽になるいいのだが。

本格的な「遠隔治療」とは行かないまでも、電話でもエネルギーが伝わることが実感できた。面白半分でできるものではない。以前に何回かチャレンジしたがいずれも失敗に終わった。

今回は治療まではいかなったが、検査はできた。小生の技量もだいぶアップしたようだ。いずれ遠隔治療も可能になるだろう。

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No 372 寝違いの正体

2006-08-17 | PCRT(心身条件反射治療)
今日の新患。幼稚園の教諭である。子供と添い寝をしていて頚部に痛みが出た。俗に言う「寝違え」である。

本人は、添い寝をしていて子供が落ちつかずうろうろしていたので振り向いて寝違えたように思っている。一般的にはそのような原因と思うだろう。患者さんも治療家も。

症状は通常の寝違いと同じ、胸鎖乳頭筋、斜角筋などに高度な緊張がある。左右、前屈などの運動制限と運動時の高度な痛みで首を動かすのが辛い。

治療はAMCTで神経バランスを整えほとんど痛みがなくなった。若干、右回旋で痛みが残っている。わずかな緊張が見られる。

検査を進める。やはり感情が絡んでいる。「仕事」「事務」「同僚」が出てきた。「子供」「園児」には反応しない。園児に対する感情的なブロックはないらしい。

夏休みで、仕事の内容が変わった。通常の園児と過ごす時間が少なくなり、その代わり事務的な仕事が増えてきた。事務的な仕事内容や同僚との人間関係でストレスを感じていたと本人の弁である。

解放後は右回旋が大きく改善し痛みもなくなった。緊張が取れた瞬間である。その場で大きな変化でる。これが「寝違え」の正体である。

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No 371 医療不信

2006-08-16 | PCRT(心身条件反射治療)
先日紹介した患者さん。ご主人が胃がんで手術をして、その後看病疲れ、ムチ打ち症で肩こりや手足の痛み、元気が出ないなどの症状を訴えている。

だいぶ回復している。今日治療に見えた。ご主人のお供で病院に行ってご主人の治療をして帰ってくると、どうも調子が悪くなる。今日は首が回らない。

検査する。でてきた。ご主人の担当の医師が出てきた。「担当医師」と「胆嚢経」がでている。聞いてみた。「手術と放射線治療の結果が思わしくない。手術前のインフォームドコンセントの際には、特別問題が生じるようなことは言われなかった。」

更に、「術後の経過が思わしくなく、予定以外の放射線治療を行っている。先生は誤ってくれたんですが・・・・・。医療不信になっています。」手術後の理想とする経過と違うため主治医への信頼的な感情が出ていた。

治療後は首が回るようになり、全身の緊張から開放され軽くなった。まだまだ開放しなければならないブロックがあるはずだ。

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No 370 スタート

2006-08-12 | PCRT(心身条件反射治療)
100メートルの陸上選手。クラウチングスタート時に右大腿部の付け根が痛くなる。大腿直筋の付着部の痛みである。

サッカーのダッシュや短距離競技の瞬発系の競技に多い障害である。歩行、ランニング時には痛くない。クラウチングスタート以外は痛くない。検査をしてみる。筋肉の問題はない。

もちろん骨も関節も問題ない。とにかくクラウチングスタートに痛みがでる。治療室で再現させれ。クラウチングスタートのポジションになったとたんに痛みが出た。
検査を進めると、最近スタートのフォームを変えたらしい。今までのフォームは自分では楽にできていた。しかし、指導者からのみたフォームは良くない(陸上の理想的なフォームと比べたら? あまり良くないらしい。)ので修正されたらしい。

本来の自分のフォームと指導されたフォームにはギャップを感じている。そのギャップに対する感情が「脾経」の経絡のブロックをしていた。その他に400mリレーのメンバーに対する感情が出ていた。

一緒に練習をしているチームメイトに対しての感情までが身体エネルギーのブロックをしている。治療で開放する。治療後再度クラウチングスタートのポジションをしてもらう。いたみはなくなった。

このようなケースは整形外科などではX線検査で問題がなく筋肉の挫傷や骨折や脱臼がなければ「疲労性」の痛みと称して治療のて立てがない。安静のみの指導で終わりである。

更に悪いことは、このような選手はあっちの病院、そっちの整形外科、整体、整骨院と梯子をする。行く所々によって言うことが違う。選手も医療不信に陥り、もう治らないものと思い選手生活を投げ出してしまう。そんな選手を多く見ている。

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