木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 103 ゴウヤ

2005-08-31 | カイロプラクティック
昨日来院した新患。61歳主婦 4,5年前から慢性的な右下肢痛を伴った腰痛。年1,2度発症する。

いつもは接骨院で4,5日で痛みも取れるので今回も同じように治療を受けていた。前回は6月ごろ発症した。今回は長期化している。

6月から発症する周期が短くなり、痛みも強くなっている。整形外科にも通院する。ヘルニアの診断を受ける。鎮痛剤、降圧剤、精神安定剤、ブロック注射4回改善しない。

ここ1週間は寝ていることもできない。座位もできない。歩行も支えられないとできない。自発痛が強い。問診中は痛みで話ができない。テーブルに復臥位や仰臥位もできない。

AMCTで治療を行う。神経のバランスが整ってきた。復臥位にできる様になり、更に丹念な治療を行う。何とか運動痛や座位ができる様になり歩行も1人で歩けるようになる。自発痛が取れない。NAETでアレルギーの関与が見つかる。

口コミでゴウヤが健康にいいと聞いてきたので、早速、6日間続けて食べた。その後、自発痛が強くなり何をしていても痛みが出るといった症状になっていた。注射や薬では痛みは取れない状態になっていた。

ゴウヤアレルギーの急性除去を行う。膀胱系の感情がブロックしていた。除去後は自発痛も落ち着きほとんど痛みがなくなった。

健康の良いからと、巷では何々食品、何々サプリメントがはやっている。自分の健康をどこに依存するかは患者さんの自由である。

拳骨

No 102 三言

2005-08-30 | カイロプラクティック
この日記に書いている症例報告には、一部の同業者から誤解を受けている。症例報告というより治療法に誤解を受けているのかも知れない。

CCRKの看板は、いちよう「カイロプラクティック」である。それも学位など持っている。カイロプラクティックらしからぬ臨床をしているように思われる。

実際に、アレルギーやストレスの治療を行う。これらはカイロプラクティックの適応範囲ではないような教育を受けている。明確にアレルギーやストレス治療を行うことは日本のカイロプラクティックの現状では好まれないらしい。

脊柱のメリックシステムを根拠にアジャストメントをして、結果としてアレルギーが改善するのであれば、それはそれで良いらしい。それもカイロプラクティックの効果らしい。結果がよければそれでよしとして受け止められる。できれば、最初からアレルギーを改善することを目的にしたほうが患者さんのためと思うが。

CCRKの治療理念は、筋肉骨格系、アレルギー、ストレスの統合的な改善を目指している。また、各系の乱れは神経系の問題である。神経レベルの問題は避けてとおることのできない、生命の原理原則である。

カイロプラクティックの原理原則「サブラクセーション」が議論されるがサブラクセーションもある意味では結果であり、原因として捉えるのは疑問を感じる。よってサブラクセーションは隣接関節の椎骨の位置異常という機械論は、小生の頭から捨てられた。

カイロプラクティックは魔法の治療ではない。もちろんこの世に魔法の治療は存在しないだろう。(小生が知っている限り)よって治療にも限界があり、適応範囲も限られる。

我々の治療院に訪れる患者さんの症状は様々である。主訴は腰痛であっても、問診表を見ると鼻炎、かゆみ、湿疹、こわばり、頭痛、下痢、便秘、血圧などなど。挙げたらきりがないくらい複数の症状を抱えている。

腰痛、肩こりにしてもこれといって原因(キッカケ)が特定できず、いつの間にか、自然に痛くなったというのが多い。現代の社会情勢を考えると、このような症状は増えることはあっても減ることはない。

これからのストレス社会の患者さんに対応するには、狭義の考え方では対応できない。患者さんの利益に貢献できないはずである。CCRKではこれらの問題に対応するため模索を続けてきた。

その結果(現在のところ)カイロプラクティック、CRET、NAET、カイロ神経学に治まった。カイロプラクティックはAMCTである。主に筋肉骨格系の問題を改善する。CRETは感情ストレスの開放。NAETはアレルギー除去をする。カイロ神経学は大脳機能低下の改善である。

これらを統合的に臨床に取り入れて効果をあげている。カイロプラクティックだけでアレルギーを治療しているのではない。CRETだけで腰痛を改善しているのではない。

これからもこの日記にでてくる症例は、CCRKの統合的な治療法で行ったものである。誤解なきよう3つの言い訳をする。

拳骨


No 101 二言

2005-08-29 | カイロプラクティック
二言目

この日記は機械論を否定しているわけではない。交通事故や高所からの転落などによって起こる外力による脱臼や骨折などは構造学的問題が原因であることは否定できない。

また、膀胱障害などの馬尾骨症候群などの内情障害を伴った真性ヘルニアなどは早急に専門医による応急的な処置や外科的処置が必要になってくる。これらの問題は我々の手で何とかできるものではない。

所謂、腰痛症や手足のシビレを単純にヘルニアとか神経根圧迫を原因に結びつけることは疑問を感じる。最近では現代医学の先生方も疑問を持ち、ホームページや文献で紹介されている。加茂整形外科のホームページなどは目から鱗ものである。ご同業者も一読してみると見方が変わるはずである。

何でもかんでも機械論から脱却したみかたをしているわけではない。適応範囲はわきまえている。もちろん鑑別診断も専門医と連携して行って適応範囲を見極めている。ただ、機械論から脱却して症状を見ると機械論から見るより適応範囲が広いだけである。

拳骨

No 100回目に一言

2005-08-26 | カイロプラクティック
今日で丁度100回目の日記である。我ながら感心する。小学の夏休みの絵日記は虫食い日記である。毎日書いたことがない。

過去に一度何を思ったのか日記なるものを書いたことがある。しかし、二日で終わった。その後日記など頭になかった。日記も書き始めるとハマリなんとなく続くものである。

この日記は臨床を通して日々感じたことや、これからの代替医療のあり方など、また症例などを書いている。患者さんを優先したみかたで書いている。時には誤解されたような見方をされることもある。

特に、ご同業者から見ると偏見の目で見られるようにも思われるかもしれない。そこで誤解を受けないように一言、二言、三言、言い訳をする。(男らしくないか・笑) 最近男の値打ちも下がったから言い訳も良いだろう。

まず、一言
この日記で書かれている、傷病名や症状に関しての表記は、問診時の患者さんの訴えを忠実に表記している。専門医からの転医してきた患者さんからは専門医で診断された診断名を忠実に表記している。もちろん施術録にも患者さんの言葉、患者さんがかかった医療機関名、診断名は記録している。(当たり前であるといわれればそれまでだが)

また、CCRKでは骨折や捻挫のあるいは脊柱その他画像検査や必要な臨床検査など鑑別診断に必要な検査は、代替医療を理解されている医療機関に紹介し、検査結果を参考に専門医からの依頼を受けて後療法の形で治療を行っている。

もちろん専門医からの紹介状、後療依頼書は施術録に添付されている。禁忌症の鑑別は行っている。代替医療と専門医の理想的な関係が成立している。これも当たり前のことをしているだけである。

小生は柔道整復師の免許を持っている。良く日記に外傷性の治療を書く。これも柔道整復師の免許をもっているから日々の臨床では当たり前のように治療をする。ただし、治療法は物理療法などの従来の整骨院がやるようなことはしない。もちろん保険診療などもしない。しかし、骨折、脱臼、捻挫、挫傷は扱う。

無秩序にやっているわけではない。日本の法の下に則って医療類似行為をしている。そんなことでこの日記にも、たびたび骨折や脱臼、捻挫の臨床を報告する。

拳骨



No 99 対照的な患者さん2

2005-08-25 | カイロプラクティック
昨日に紹介した対照的な二人目を紹介する。50歳代、専業主婦。この患者さんは友人の紹介で来院する。友人は五十肩で2回で治ったと進められてきた。

症状は肩こり、特に首筋の痛み。目がちかちかする。これといって思い当たる原因がない。症状に気がついたのは2,3年前からである。肩こりは10年以上前からあるらしい。

目のちかちかは専門医で見てもらいドライアイの診断を受け治療も点眼薬をしているが一向によくならない。肩こりも専門医や接骨院で治療中である。そんなに改善しない。

問診表を見てみる。詳しく記入していない。紹介してくれた友人の名も記入していない。治療に積極的とは思えない。問診時は今まで治療を受けた医療機関の不満を述べ始めた。改善しないことに腹を立てている。そこで友人の話を聞いてきた、とにかく2,3回で治った話をして過剰なくらい期待している顔つきである。

検査を始めると非協力的である。検査より早く治療を始めてほしい顔つきである。ドライアイとアレルギーの話をする。信じない。ドライアイはドライアイであると信じている。原因はどうでも良いらしい。

更に、ストレスと肩凝り、ストレスとアレルギーの話は全く受け付けない。サジを投げたくなったが我慢である。(最近、我慢強さが出てきた。笑)これも優しい同僚とお付き合いさせていただいているおかげである。(ほんとかな~)

「私はストレスを感じたことがない。ストレスがない」の一点張りである。とりあえず治療をする。肩から首筋が楽になる。アレルギー除去をする。ストレス(感情)が膀胱のエネルギーをブロックしている。

30歳代の家庭関係の意思喪失という感情が出た。指摘すると顔色が変わった。しかし否定する。なかなか受け入れようとはしない。開放する。こんな治療でよければ継続して治療をしてくださいと進めたが・・・・。

CCRKの治療を否定的だったが、帰り際に「腰痛は怒りである」の本を読むように進めたが「今の私は、本を読む意欲がない」と受け入れなかっが、受付で次回の予約をしていた。体験したことで何回か治療を受けてみようという気になったのだろう。

ストレスと症状のメカニズムを理解すれば解決は早いのだが、多くの患者さんはストレスが大きく関与していることにきずかない。昨日紹介した男性の腰痛の患者さんとはストレスの受け入れ方が対照的である。当然、治療効果にも差が出てくる。

「腰痛は怒りである」長谷川淳史(春秋者)ご同業者も一読してみると痛みの診かたが変わるかも。

拳骨



No 98 対照的な患者さん1

2005-08-24 | カイロプラクティック
昨日来た新患二人を紹介する。健康の価値観が対照的である。1人は30歳代の調理師の男性。10数年来の腰痛もちである。

年に数回腰痛が出て困っている。今回はいつもと違って長引いている。以前は2,3日安静にしている楽になり、何とか仕事もできていたが今回は2,3日の安静では治らず整形外科で治療しても一向によくなる兆しがない。

インターネットで検索してCCRKのホームページを見て、CCRKの理念や治療法を納得したうえで来院した。

整形外科では構造学的な見方で、X線検査の結果、腰椎の隙間が開きすぎているのが原因といわれた。初検時の症状は、座位や立位の同一姿勢が5分以上できない。屈曲痛、伸展痛などの運動痛が顕著にでて問診中も辛そうである。

長年の慢性的腰痛がこれといって原因がなく、たびたび発症していることに疑問を持っていた。ストレスが原因であることに薄々気づいているが、腰痛とストレスがの関係が理解できなかった。

ストレスと腰痛の関係を説明し、更に自律神経と痛みの関係を説明する。ストレスによって自律神経のバランスが乱れ筋肉や内臓更に循環器系の機能異常が起こることが理解できた。

ここまで理解すると驚くほどの治療効果がある。運動系、自律神経系の神経バランスをと整える。ストレスによってブロックされた感情をCRETで開放する。治療後は痛みはない。どのような動作をしても痛くない。驚いている。

「ストレスで胃が痛くなるのと同じですね。ストレスが重なると弱い部分に出てくるのですか」本人の言葉である。身をもって体験することによって悩んでいたことが辻褄が合った。治療後に「腰痛は怒りである」の本を紹介した。

ストレスが身体にどのような影響を与えるか理解し、更にストレスを認めて受け入れることによって、慢性的な症状は早く改善する。われわれ治療家も機械論から脱却することが、より多くの患者さんの利益をもたらすことになっていくと信じている。・・もう1人は次回紹介する。

拳骨

No 97 明日試合です

2005-08-23 | カイロプラクティック
昨日の高校生の急患。卓球の練習中に足を捻って捻挫をする。急患の電話が入り早急に来院してもらう。4月から今回の負傷で3回目の捻挫である。

4月から部活動(卓球)の最中に3回の捻挫を繰り返している。本人も不思議がっている。専門医ではシップのみ。3回目にCCRKに来院する。

通常のAMCTよる神経バランスを整え治療を終える。その後NAETでアレルギー検査をする。ゴムが出た。聞いてみると4月から新しい卓球用のシューズをはき始めている。「そういえば、靴を替えてから捻挫をした。丁度4月からです。今も同じ靴を履いています」

指導者に対する感情とゴムアレルギーが関与して繰り返す捻挫である。本人も納得する。ゴムアレルギー除去後は痛みがなくなった。歩行痛、屈伸痛なし。圧痛が軽度残存し、腫脹も軽度残存する。

「先生、明日の試合出られますか? 全日本選手権大会のジュニアの地区予選があるんです」 今日の明日ではなんともしがたい。痛みはほぼなくなっているので明日の朝の様子を見て、腫れが引いていれば大丈夫だろう。

今朝診療前に来院した。腫れは引いている。軽度の圧痛が残っているが通常の歩行には問題ない。テーピングをして試合出場をOKする。ゴムアレルギーが完全に除去できていないので心配であるが、一つでも多くの試合に出たい気持ちに後押しをしたくなる。

拳骨


No 96 CCRKの夏

2005-08-22 | カイロプラクティック
先週末で今年の全国中学大会、高校総体、高校野球と夏のスポーツイベントがほぼ終了した。小学生の少年野球やミニバスケットも6年生は最後の夏になった。

今年も夏のスポーツ大会に出場したく、ケガや故障を早く治したくCCRKにたくさんの患者さん(選手)が来院した。この多くは専門医で治療を行っていたが夏までに間に合わないので、口づてにCCRKにたどり着いて転医してきた。

甲子園目指した高校球児、インターハイ出場する水泳選手、地区予選、県大会、関東大会と勝ち上がり見事全国大会出場を決めた中学の野球小僧たち、小学6年生の最後の大会に出場したい少年、そして何とか出場させたい母親。いろいろな思いがこもったCCRKの夏である。

選手や母親の希望が叶えられるよう努力はした。もちろん治療の限界はある。患者さんは「治って当たり前、治らないとやぶ医者である」 治療の難しさなど知らない。治療の難しさなど知らないがなんとか治してもらえるものと信じて来る。

口伝に来る患者さんは、過大な期待を抱いて来院する。また難問を抱えた患者さんが多くなってくる。面白いもので、治療の技術が向上すると難しい患者さんが増えてくる。そのつど頭を抱え考える。やはり、患者さんは師匠である。

患者さんの期待に応えるためには更なる勉強が必要である。そのためには臨床を通して患者さんを師と仰ぎ謙虚に学ばなければならない。妥協なき治療を目指して。今年の夏も多くの患者さんから学ばさせていただいた。

拳骨

No 95 脳梗塞

2005-08-20 | カイロプラクティック
昨日来院した腰痛の患者さん。2回目である。16日に2,3時間の車で外出してから腰が痛くなった。腰痛は2回の治療でほぼ改善した。

この患者さんは2年前に脳梗塞を患ってから左半身の麻痺がある。手術後のリハビリは行ったらしいが、やはり日常生活にはかなりの不自由さが残っている。

術後のリハビリはある程度の期間、社会保険制度の範囲の中である一定の期間行ったらしい。その後は自力でリハビリを行うように指導されたが行っていない。

麻痺した四肢を関節運動学的に動かすリハビリは患者さんは大変な根気と努力が要るらしい。大方はある程度回復すると消極的になり、リハビリを継続しない傾向があるらしい。

腰痛が改善したので、脳梗塞のリハビリを行う。リハビリといってもCCRKではカイロプラクティック神経学的な積極的な脳機能低下への治療である。現代医学的な四肢の関節運動学的なリハビリとは違う。

カイロプラクティック神経学は治療の結果がすぐに評価できるのが面白い。患者さんも納得する。今まで行ったリハビリとは大きな違いに「こんなことをして効果がるんですか?」と疑問を持つ。

神経機能の話しをすると、四肢の麻痺が理解できた。当然治療の対象はどこに向けたら良いのか理解できた。視覚刺激、聴覚刺激など楽しい治療で患者さんが飽きない。

自宅療養にクリミラーを紹介する。実際に使い方をデモをしながら説明すると感動している。やっている本人はびっくりするというより変な気分だ。麻痺していた片方の指が動いて見えるし、動いている感覚になる。いずれにせよ根気の要る治療である。

拳骨

No 94 ADHD

2005-08-19 | カイロプラクティック
昨日、ADHDの中学生が来院した。この患者さんは半年前に5回ほど治療をしている。症状は長時間の学習意欲なく、1,2時間の学習で帰宅してしまう。授業中も集中力なくイライラしている。もちろん専門医にかかっている。

お母さんの話では、朝の起床ができないため学校へ行かないことが多いらしい。朝が起きれるときは何とか学校へ行き、昼ごろまで授業を受けることができるとのことである。

前回の治療のときに、何とか朝の起床が1人でできるようになった。本人も学校へ行く意欲が出てきた。5回の治療ですごい改善である。NAETのすばらしさに小生が感動した。その後来なくなった。

昨日半年振りに来院した。お母さん曰く「また学校が始まるので朝、起きられるようにしてください」とのことである。初診時のときに計画性を持って治療をしてくださいとは行っておいたが、ドラマチックな改善を期待していたようでお母さんの希望とは違うため治療を中止したのだろう。

対処療法的治療はお断りである。どこまで改善するかは約束できない症例である。長期的な治療が必要になることも予想できる。

CCRKでの臨床結果を示す。鬱の患者さん、統合失調症の患者さんが社会復帰している臨床例を懇々と解いて説明する。この患者さんも5回の治療で変化が見られた。改善する可能性が全くないわけではない。

お母さんも、前回の治療で変化が見られたから再度つれてきたのだろう。藁をもすがる気持ちであることはうかがえる。お母さんの心の整理をしてもらいたい。

拳骨

No 93 脳改革

2005-08-18 | カイロプラクティック
小泉政権は政治改革で騒乱の模様を呈している。小泉政権は長年の保守政権に大鉈を振りかざしたわけだが結果が見ものである。

定期的にコップの中の水を捨てないといつかは腐る。政治も同じだ。郵政法案が成立するかしないかは別として、保守的な有権者に支えてこられた議員は大慌てをしている。腐敗しきった政界には必要な大鉈である。

もう一つ、コップの水と同じ様に我々の頭も入れ替えないと腐る。腐った水は飲めないように、脳が腐った考えは進歩がなく使えない。10年も20年も同じ頭を使っている。こういうのは頑固と称されるが良し悪しである。(小生も傍から見るとそのようなところがあるらしい・・笑)

頑固と称される人は、比較的食わず嫌いが多い。食べもしないで、はなから否定する。新しい知識や技術を得ようとしたら、まず、脳みその中の古い知識をいったん出してみるとすんなり入るものである。そうすることで古いものと新しいものとの比較ができる。比較して始めて良し悪しが判断できる。

昨日、若い先生が研修に来た。悩んでいる。機械論からの脱却ができない。この若い先生は大学では優秀な成績だったに違いない。その優秀な基礎知識や考え方で頭の中が一杯詰まっていて、新しい知識や考え方が入る余裕がなくなってきている。

小生が使っているカイロプラクティックテクニックは機械論では理解しがたい。神経反射を利用したテクニック理論である。機械論からの脱却がないと臨床では使えない。

機械論からの脱却を図るため模索して悩んでいるようだ。教育機関で学んだ知識や考え方が濁りだしてきている。腐る前に一度、水を出してみるといい・・・迷うな。

拳骨




No 92 全国大会

2005-08-17 | カイロプラクティック
週末から全国中学軟式野球大会が始まる。今年は静岡県の草薙球場を中心に静岡市で開催される。

関東を代表してCCRKの近隣のF中学校が出場する。このチームからレギュラーの内6人が治療に来ている。症状は様々である。何度も紹介している野球小僧もこのチームのエースである。

肩、肘、膝、腰症状を現代医学みたいに細かく引き出したらきりがない。野球肩、野球肘、ランニング膝・・・・。四肢の障害を四肢に問題があると捉えるのか、あるいは四肢の障害の問題が四肢以外にあると捉えるのかで治療方法は変わってくる。

現代医学は結果を重要視して結果に対して治療を行う。結果の原因があるはずだ、その原因を見つけ出し原因治療を行うことによって結果が出る。

治療が上手いか下手の違いは、この原因を追究していくことによって決まるといっても過言ではない。治療は原因の追究していくとから始まる。

面白いことに原因が見つかると四肢の障害や脊椎の障害、あるいは内臓の不調、肩こりなど原因が同じになることが多い。やはり、人間の身体は機械ではないので部分で診ることができない。有機的なものの診方が必要である。

幸いに、全国大会が開催される静岡には原因を追究する先生がいる。開催期間中に問題が生じたらすぐに治療に行くように紹介する。全国に同じような治療理念で治療をおこなっている先生が増え、安心して紹介できることを期待する。

拳骨




No 91 盆休み

2005-08-16 | カイロプラクティック
14日、15日はCCRKは盆休みであった。小生のご先祖様は千葉県の隣の県に眠っている。車で2時間である。遠くはない。

年に一度の帰省は心がけてはいるが、忙しさにかまけていて帰省のことはすっかり頭から離れている。今年は正月に帰省して墓参りはした。それで良いだろう。

盆のしきたりは地方によって多少違うだろうが、大体はご先祖様を迎え、日頃寄りがたい兄弟、親戚が集まりご先祖様を供養する。そして送り返す。ご先祖様が現世に里帰りする時期であるようなものである。

8月15日は終戦でもある。毎年思い出す。小生の父親は満州国からの帰還兵である。酒を飲んでは繰り返す戦争体験話。酒を飲みほろ酔いになると、寂しげな顔をして必ず見せる右下腿の鉄砲傷。今でも鮮明に思い出す。

右下腿の下内側1/3に約3センチの弾の入射痕があり外側部には約5センチの弾が出て行った弾痕があった。酒を飲み時折さすりながら満州国の話をする。当時(小学生)の小生には戦争は理解できなかった。

弾が飛び交う中を生死を賭け誰のためでもなくマインドコントロールされた生身の身体は国に残した親兄弟との死別を覚悟し、死の恐怖と戦いながら、戦友を亡くし、人を殺すという行為は、我々の想像を絶するものがあったはずだ。

多感な時期を戦争に囚われの身となり、帰還後は戦後復興へがむしゃらに働き、子育てと一直線だったに違いない。その父親も今は亡き墓の下である。今年の盆も墓参りにはいかなったが心の中で・・・・・合掌。

拳骨

No 90 靴(ゴム)アレルギー

2005-08-13 | カイロプラクティック
先日紹介した靴アレルギーの患者さんが昨日来院した。患部の左足関節の炎症はすっかり治まった。

腫れもなくなり、圧痛、歩行痛もなくなった。20日の6年生最後の野球大会に向けて最終段階に入った。昨日はゴムアレルギーにまだ反応していたので再度除去する。

このままゴムアレルギーを除去せずに、運動をさせると捻挫を再発させる可能性がある。神経バランスも特別悪いところがない。身体バランスも整っている。

当初の主訴である肩、肘そして足関節の痛みは全て改善している。今日と明日の2間の練習は全て一緒に練習するように指導する。2日間の練習で痛みが再発しなければ試合はOKである。

専門医で6ヶ月間の練習を休むように指示されて、安静治療では試合に間に合わなかった。痛けりゃ安静、静養も必要かもしれないが、積極的な治療も必要であり、場合によっては積極的な治療のほうがいい結果が出る。

決まりきった治療ではなく、日々の臨床で培った経験を生かし、患者さんが何を望んでいるか施術録に記載されているところだけでなく、施術録の裏側も見る目を養うべきだ。

拳骨

No 89 1年ぶりの治療

2005-08-12 | カイロプラクティック
昨日来た患者さん。愛くるしい笑顔のクラッシックバレー少女(?)。思い出した。1年前に来院している。当時は幼稚園の年長さんで膝の治療に来ていた。

この少女は東京在住で、お父さんの実家がCCRKの隣町でお父さんのお盆休みを利用して帰省している。昨年は休みを利用して膝の治療に来ていた。

当時は近くの整体で治療を受けていたがお父さんの実家の近所の人に紹介されてCCRKを訪れた。4回の治療で治った。東京へ帰っても定期的に近くのカイロプラクティックでメンテナンスを受けたほうが良いとアドバイスをする。

しかし、一口にカイロプラクティックといっても様々なテクニックを使用するので患者さんは迷ってしまう。適当なところが見つからず治療には行かなかったらしい。膝の痛みも大きな痛みはなかったらしい。

この家族にとってカイロプラクティック治療とは、CCRKで行っている治療がカイロプラクティックと理解しているのだろう。それゆえ他の治療はカイロプラクティックとは思えないのかもしれない。

昨日の会話では1年の成長した会話ができた。特別強い痛みは無いが治療のあとは非常に楽になり、軽くなることがお母さんや本人の口から笑顔とともに明るい口調で帰ってくる。こちらまで元気をもらった。

来年も会えるか楽しみである。

拳骨