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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

スポーツ障害3

2005-05-08 | カイロプラクティック
試合前やレギュラーの座をつかむために際にたたされている選手は、練習を休むことに精神的に焦りを感じ、その焦りが感情的ストレスになり、交感神経の緊張を招き血管収縮、酸欠、痛みの物質が侵害性受容器を刺激して痛みの再発という具合に慢性化して治癒を長引かせる。

ストレスが痛みとの関係にどのような因果関係があるか、多くの人は分からない。医療関係者も痛みを機械論で唱えていることが多く、痛みの本質的な部分を追求しているDrは少ない。西洋医学の世界もカイロプラクティック世界も同時である。このことは、加茂整形外科のHPに詳しく掲載されている。

このような選手を治療する際は、患部外トレーニング及びリハビリメニューの作成・指導によって、指導者も選手も「身体を動かす」ことによって「他の選手から遅れる」不安感が無くなる。また、身体的パフォーマンスの低下が防げる。もちろんソフト面の治療を行うことは必要である。

スポーツ障害の練習を休むことのデメリットを述べてきたが、今度は休まなければならないケースを紹介する。

患者:9歳 小学4年生 男 
スポーツ歴 剣道1週間に1~4回の練習 サッカー1週間に1,2回の練習 ともに3年前から
主訴 右大腿部後面の痛み 原因はサッカーの練習中に相手の足が当たり負傷する。
負傷日 17年2月24日 受傷後整形外科を受診 画像診断は異常なし 打撲の診断
その後痛みが引かず 正座不能、膝を曲げると増発、歩行時に膝を曲げない 少しでも膝を動かすと増発する などの症状が改善せず他の整形外科を受診する。ともにシップ 「練習をしても大丈夫です」のアドバイス

その後も症状の改善が診られず紹介によって4月27日CCRK来院

初検時 右大腿部後面の圧痛とハムストリングスの自動収縮痛、膝関節の屈曲痛、歩行痛、歩行時の膝伸展歩行、跛行
検査の結果,軟部組織の問題なし、関節機能的問題なし、感情検査で問題あり

痛みの原因は「感情が絡んでいます」と、お母さんに説明すると「アッ・・やっぱり」と納得する。お母さんもなんとなく疑っていたが整形外科等での診断では問題が見つからないため精神的な問題とうすうす気づいていた。

剣道を始めたきっかけは、両親の「男らしく」が剣道を始めたきっかけらしい。本人の希望とは違う。更に、負傷後、剣道の師範から「少しぐらいの痛みは我慢しなさい」この一言が追い討ちをかけたらしくそれから急に跛行になったようだ。

お母さんは原因をなんとなく理解したようだ。身体的問題が無いと分かったら、「先生、今日の剣道の練習はさせても大丈夫ですね。」・・・・・無理強いはだめです。今は剣道が絡んだ感情を開放する段階です。休ませましょう。・・・・続く

拳骨


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