木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1017 実践セミナー「格闘技編」16

2009-08-25 | スポーツ障害
脳の緊張(意識、無意識)と筋肉の緊張の関係は共縮現象や単純計算での脊柱起立筋の緊張など計測できるようになっている現在では否定できなくなっている。

「脳の緊張=筋肉の緊張」の方程式は証明されたといって過言ではない。この「脳の緊張=筋肉の緊張」をスポーツ動作や日常の作業動作に当てはめるとスポーツ傷害やギックリ腰などの本質的な原因が見えてくる。

脳の緊張によって筋肉の緊張が起きているときに関節の可動域も制限されている。このような状態においては姿勢反射などの反射機能も低下している。

反射機能が低下しているときに、対応できない動き(反射的に反応できない)に筋肉に過剰な(通常であれば過剰にならない)力学的な負荷がかかり、対抗できない筋肉の伸張反応がおき、筋肉の挫傷や捻挫を引き起こすと考えられる。

一般的なスポーツ傷害や外傷を考えるさいにはこのような神経レベルの問題は取り上げられない。関節可動域の制限や筋肉や靭帯が外力に対応できる範囲以上の外力が加わったことが原因とされる。

また、オーバーユース的な傷害もフォーム、関節可動域減少、筋力低下、練習の過剰などが原因とされるがやはり神経レベルのことは何一つ取り上げれれてい無い。

AM臨床かであれば一歩掘り下げて神経レベルの次元に的を絞ってスポーツ傷害を探っていくことが重要になる。伝統的なカイロプラクティックも同じである。AMを使っても手にこだわってもアプローチしているのは「神経」である。


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No 1016  実践セミナー「格闘技編」15

2009-08-19 | スポーツ障害
Carrick神経学でいわれている「脳」の関与が筋肉に影響を与えていることは最近の研究で証明されている。

脊柱起立筋にセンサーをつけて空箱を左右に振り分ける際の筋力と簡単な足し算をして筋肉の緊張を計測する。

空箱だけより計算したときには70キロも緊張することが計測されてるいる。小学生レベルの計算問題をしただけで緊張がでる。想像を超える緊張である。

スポーツだけでなく、日常生活でも動作にともなった「脳」の活動で筋肉の緊張が増すことに驚きを感じる。このような緊張が感じられないのはやはりストレスとしての認識ができなくなっているからかもしれない。

寝ていても緊張が起きる。寝ていて緊張すると朝の起床時にコリが酷い。外顆炎なども影響している。寝ていて肘を曲げて緊張している状態である。寝違いも同じである。

肩こりの酷い肩はためしに夜に目覚めのときに寝ているときの緊張を、特に上肢の緊張を感じてみるといい。肘が曲がって緊張していることが多い。


自分が意識しなくても脳は常に自分の都合のいいように創作してしまう。思い込みなどはその典型的な脳の創作である。一度思い込むと脳は記憶し、言葉、行動などの反復で条件づけされ脳の緊張パターンができてしまう。

脳は可塑性によって悪くも、よくも情報を記録してしまうことはわかっている。その情報量は想像を絶する莫大な料であるが、意識に想起される量はほんの少しである。想起されない情報は潜在的な記憶として記録されている。


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No 1017  実践セミナー「格闘技編」14

2009-08-11 | スポーツ障害
上位交差症候群や下位交差症候群のような症状は、単なる不良姿勢や筋疲労から来る左右、前後、上下のバランスが悪くなるだけではない。これで片付けてしまっては機械論的思考からの脱却はできない。

有機論的に突っ込んで神経学的みることがでると面白い。筋肉は神経支配そのものである。神経機能を抜きにして筋肉は語れないはずである。

それが整形外科的な見方で筋肉は独立して働いていると錯覚している治療かが多い。Carrick神経学などは臨床に使える神経学である。

Carrick神経学では、筋肉の機能低下は脳の疲労と位置づけしている。実際カイロプラクティックの刺激で左右の大脳や小脳に刺激を与えると活性化して筋機能は正常化する。

このようなことから行っても筋骨格系の問題も中枢系からの影響を受けることは間違いない。

ある文献では上位交差症候群や下位交差症候群は単なる疲労から来る筋機能の異常であるといわれるが、ここにCarrick神経学を結びつけるとつじつまが合う。

カイロプラクティックは神経機能の異状による「神経エネルギーの過剰か過小か」である。

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No 1016  実践セミナー「格闘技編」13

2009-08-07 | スポーツ障害
膝関節ついでに「関節水腫」についても同じようなことがいえる。やはり、整形外科に膝が痛く、特に腫脹と圧迫感があって受診をすると「関節水腫」が確認されることがある。

一般的には「膝に水が溜まった」などという。この場合、やはり圧迫感と痛みがあるため痛みの原因は「水が溜まった」ことが原因といわれることが多い。

さて、膝に水が溜まる患者さんに尋ねうるとほとんどの方がこれといって外傷性の原因が無いことが多い。外傷性で急に高度な腫脹や圧迫感は「関節内出血」が多い。

このようなときには十字靭帯の損傷を疑うことが必要だ。当然側副靭帯や半月板の損傷も考えられる。このような場合は応急処置のみで専門家に受診させるべきである。

病理的なものは省いて、原因も無く水がたまるのはどうしてか? こんなことが原因①であると考えると納得ができる。原因②

大腿四頭筋の緊張が強く、膝蓋骨を圧迫すれば当然考えられることである。滑液胞の過剰な刺激が分泌液の浸潤が多くなり吸収ととのバランスが取れなくなると関節内の浸出液の過剰になる。

水が溜まる患者さんの大腿四等筋の緊張は異常といえるような硬さがある。このような方は大腿四等筋だけでなく上位交差症候群や下位交差症候群のような症状がみられる。

このような症状も神経機能異常が原因である。神経機能異常が常につうぢている状態では筋肉の緊張状態が続き、例えば立位動作が長い作業などをしていると、時たま膝の屈伸運動をすると大腿四等筋のこわばりを感じるはずである。

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No 1015 実践セミナー「格闘技編」12

2009-08-05 | スポーツ障害
変形性膝関節症の発症原因はいまだ明確な説は無い。幾つかの推測の域ではあるがいずれにせよ結果である。

もちろんリウマチなどの病理で変形がいおきることもある。これも結果である。このような結果、この場合は「変形性関節症」が起きた場合にも、その変形性関節症による機能障害が起きる。

この機能障害を改善する目的でAM治療を進めていけばなんら問題は無いし、難しくなく治療は進む。

このときの患者さんの希望と、治療者側の治療目的に溝ができると厄介である。初検時の説明でこのことははっきりさせておくことである。

はっきりさせるには治療か自身が機能障害をよく理解していないと患者さんに説明はできない。当然、治療方向は最初から迷路のなかで模索しなければならない。

膝の変形をともなった患者さんの多くは整形外科でレントゲン検査をしている。当然画像で自分の膝の骨の変形を確認している。なかには反対側の痛くない膝までレントゲンをとり、両側の変形性の膝を確認する。

本来はこのときに疑いが生じるはずなのだが患者さんはなんとなくわかっていても聞くことができない。つまらない遠慮があるのか。

「反対側も変形していますね」「今は痛くないかもしれませんが、これだけ変形しているとそのうち痛くなるでしょう。」こんなことをいわれる。

ここで不思議なのは、変形が原因であれば反対側の症状の無い側の膝も痛くなければおかしい。この矛盾をどうするのか?

痛みのメカニズムを生理学的にみれば変形では痛くならないという。


さて、このような膝の変形があってもなくても膝の痛みは「軟部組織」と思ったほうが早く解決する。「軟部組織」にターゲットを絞って治療を進めていくと思わずこんなものかと改善する。

軟部組織である靭帯、筋肉これらの機能異常によって過緊張をおこし筋肉の硬結がいたるところにできている。

主動筋、拮抗筋のアンバランスによってでてくるのだがここでAM臨床かであるなら更に一歩踏み込んで「軟部組織」の機能異常は何が原因かそこまで行かないと・・・

カイロプラクティックの原点「サブラクセーション」を思い起こしてみよう。伝統的なカイロプラクティックのサブラクセーションは隣接関節の動きに注目するはずである。

可動域があるとかないとか物議をかもし出す定義である。脊柱だから膝だからとか関係ない。どちらも動きが悪いだけである。要は動きの悪い関節はどうして悪いのか。

やはり関節周辺を構成している筋肉が緊張を起こしているからである。筋肉の緊張は神経機能異常である神経の働きが正常でないからである。

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