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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1106身体との会話72

2011-05-18 | カイロプラクティック
いよいよ大阪セミナーも今週末にせまった。回を重ねるごとに受講生も多数参加している。ありがたい事である。期待に添えるように内容も充実させていきたい。

軽い時代で手軽にいろいろな業界に参入できる時代である。ある意味専門性がなくなっている。最近の話題からユッケの食中毒がからも伺える。

以前は食べ物を扱うのには食品衛生の専門知識や調理師の免許が必要であった。もちろん免許は必要であるが調理を扱う人がすべて必要とは限らない。管理的に誰かが取得していればいいらしい。最近のチェーン店化された経営は競合が激しくお店の売りが無い勝ち残れない。そこでこのお店は「安い」を売り物した。

そのあげく仕入れのやすさを求めてネットで全国の卸店の安いところから次から次とピックアップして仕入れの契約をしている。以前のように特定の卸から継続して、信頼で契約して仕入れることが無くなったという。経営的には利益を追求するのには当たり前の事のようだ。

このような仕入れを行うのは、30歳代から40歳代の経営者に多いという。いわゆる若手の勢いのいいやり手の経営者といえる。このような経営手法で全国に多店舗を展開する。企業を起こす人が憧れる経営である。この手法は経営を数字で評価するにはいいやり方である。

勢いがあっていい。しかし、お店というのは相手あって成り立つのであることを忘れてはならない。相手があるということはこころと心の関係である。心と心の関係はそんなに軽くない。手軽でもない。経営的な勉強も必要だが人間関係や社会と企業、企業と人間・・あらゆるものを勉強しないと軽くなってしまう。


時代的に軽い物、手軽な物、流行りものに走りたがる傾向にある。代替医療分野も軽いものがうける時代である。軽いものは簡単に導入できる。また、簡単に諦めもつく。簡単に流せる。基礎からしっかりと時間を掛けて身につけることは今の時代において無駄なことなのか? 

小生の経験から言わせてもらえば、無駄な学びはない。無駄にするかしないかは、学ぶ人の考え方である。今学んでいることが後になり無駄だったと気づくことは無駄でない。この気づきは成長した証である。代替医療の世界は玉石混合である。患者さんはどれがいいかなどわからない。言えることは訪れる治療院の先生を信じて来院することは間違いない。

その患者さんの信頼に答えるためにも、背伸びせず施術者の背丈の施術をすればいい。決して背伸びせず背丈だけの・・その繰り返しで背丈は必ず伸びる。そのためには何時の時代でも本物を目指すべきである。


拳骨

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