木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 287 ルーズショルダー2

2006-04-28 | スポーツ障害
ルーズショルダーの続き。昨日2回目の治療を行った。来院時に肩の調子を聞いた。「多少の痛みがあるが以前より軽く投げられた。」「どうしてこんなに早くよくなるんですか?」

患者さんには早期回復が不思議である。いかに現状の医療が対症療法的な治療をメインにしているかがうかがえる。痛みの本質(原因)を追求すればいいことである。

もちろん本質的なところはついているが、機械論的な発想のバイオメカニズム的な原因しか追究していない。関節に遊びが大きすぎて運動時に不安定になる。関節を支える筋肉が弱い。いずれも結果である。

どうして筋肉が弱いのか? そこがポイントである。そこを深く追求すべきである。そこを改善すれば結果は早期に出てくる。「どうしてこんなに早くよくなるんですか?」の答えである。

さて、もう一つ問題がある。ルーズショルダーの選手が抱える症状が肩の不安定による心の「不安」である。不安定が問題ではない。不安定な肩のため痛めるのではないかという心の「不安」である。

一般的な治療を受けると必ず「肩が不安定だから」「ゆるい」などと言われるため選手は肩の「不安定」が原因であり「不安定」でいることが将来的にも大きな問題になるのではないかと勘違いをしている。

ボールを投げるたびに「グリ」「ギク」と違和感や音を感じることがある。そのたびに痛みも然る事「肩が外れる」とか「抜ける」とか「心の不安」が大きな痛みになってしまう。

ルーズショルダーでボールが投げられないことは無い。投球動作をする競技の選手には結構多い。プロ野球選手にもいる。治療家は安易にゆるいとか、ずれているとかそういう言葉は慎むべきである。選手の不安を駆り立てるだけである。中には選手生命に影響を与えるような言葉になることもある。

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No 286 ルーズショルダー

2006-04-27 | スポーツ障害
いよいよやってきました。駆け込み寺の時期です。選抜大会が終わり、新学期を迎え新人選手の故障が続出してくる時期である。

ここ2週間の間に剣道1 テニス1 卓球1 バスケ1 サッカー2 野球2 の新患(再診を含む)の選手がらいんされた。全て5月の関東大会の県予選の大会に出場するために何とか早く治りたく来院している。

このうち野球選手は2年生と3年生が来院しているが、3年生の「ルーズショルダー」の症例について紹介する。

実に面白い。小生がスポーツ障害を勉強していた頃からかなりの云々の詳説が進化? しているようだ。栄養不足、使い過ぎ、発達障害、遺伝的、その他もろもろ。

治療法も様々である。多いのが「筋トレリハビリ」「理学療法」「手術」手技療法家の「独特の治療法?」などなど。共通して言っていることは「肩の不安定」を強調している。

選手も不安定の症状を一番気にしている。痛みももちろんだがルーズショルダーの特徴として不安定を主訴とすることが多い。治療する側も必ず「不安定」を強調して指摘する。不安定が根源のように言う。選手もそういわれるとその気になりボールを投げたりするのが不安になる。

伝統的な構造重視のカイロプラクターも同じことを言うだろう。不安定なのは結果であり原因ではない。どうして不安定なのか、そこが原因である。それを追求使用とはしない治療家が多い。

この患者さんは、1年も前から超有名な「スポーツ整形外科」の治療を受け野球教室(野球による障害リハビリ)でリハビリを続けていたが、ほとんど改善しないまま、3年の最後の大会に間に合うのか焦りが募り、先輩の紹介で来院した。・・続く。

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No 285 経過報告

2006-04-26 | アレルギー
1週間前に、風邪様の症状で来院した1歳の男の子。昨日2回目の治療に来た。経過は順調で症状はなくなった。

1週間近く専門医でお薬を処方され飲んでいたが治らない。症状は鼻水、セキ、夜鳴き、ぐずるなどである。前回の治療で急性期のウイルスMを治療をした。翌日からセキが止まり夜鳴きもなくなり、夜もぐっすり眠るようになった。

夜にぐずり眠らないとお母さんが参ってしまう。夜眠れるようになって助かっているのはお母さんかもしれない。まさに子育ての奮闘である。

昨日の治療は基本15の栄養素の「イースト菌」が反応したので除去した。昨日の来院時に若干の鼻水が出ていたので検査した。イースト菌である。ウイルスは除去されているので風邪の影響ではないようだ。

これからの季節、日本独特の季節がやってくる。スギ花粉時期が過ぎても鼻炎やくしゃみをしている人は要注意である。静岡のオフィスでは、今流行っているアレルゲンである。

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No 284 医療の本質

2006-04-25 | 感情ストレス
昨日の新患。主訴は右肩の痛みと頭痛、どうしようもない右肩からの手にかけてのだるさとうずくような痛みである。

数年前から発症し、痛みがなくなったり再発したりと繰り返しである。当然、専門医で「四十肩」といわれそのうちに治るといわれ、特別な治療もし無い。その後接骨院、マッサージ、整体と通院するが楽になる、再発の繰り返しである。

患者さんも馬鹿じゃない。何度も繰り返す症状の原因を探りたくなるのは当たり前である。整形外科や接骨院ではお決まりの「四十肩、五十肩」と結果に対しての治療しかせず、治りきらないと「その内に治る」で終わってしまう。

何度も再発する原因を追求しない。患者さんも「年のせいで」と諦めることが多い。しかし、この患者さんはどうも理解しがたい。原因が在るはずだ。知り合いに紹介されて来院された。

感情的なストレスが原因であることが理解できると早い。「やっぱり。そうですか。 思い当たることがあります。発症とストレスの時期が同じです。」小腸経の経絡のブロックがあり、昨年の11月に症状が再発しその後、日を追うごとに悪化し始めた仕事上の「不安」が原因である。治療で開放する。

治療後は全身後からが抜けたように楽になる。「こんな治療があるんですね。初めての体験です。どうしてほかのお医者さんは、こんな治療をしてくれないのでしょうかね。」最近の文化は物事を細分化し、ある意味では専門家的になりすぎ本質的なものを見失なっているようだ。医療も同じだ。

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No 283 裏方さんご苦労様です

2006-04-24 | セミナー
先週末はAMCTのセミナーであった。2006年度の最小のセミナーTrack1である。いつもながらセミナーは準備が大変だ。

2月も前から準備を進める。テクニックのハウツウセミナーではない。プレゼンの内容もそのため毎回内容を変える。そのための資料集めに一苦労する。セミナーのプレゼンをする人もたいへんだがセミナーを裏から支える裏方さんのご苦労があって初めて成立する。

毎度のことであるがAMCTは年に3回のセミナーが開催される。案内パンフの発行、受講生の申し込み受付、入金の確認、会場の手配、備品の手配、配送とオフィスの仕事の合間をぬって雑務にたいへんな労力を要している。

セミナーが成功するかしないかはこうした準備が万端に整うかどうかにかかっている。準備が整っていないセミナーは内容が台無しである。幸いにANJの裏で支えていただいているスタッフは優秀なスタッフである。よくこまごましたところまで気がつき、いつもながら感謝するしだいである。

今回は受講生の枠を拡大し様々な医療従事者が参加した。その中でも他のセミナーや勉強会でAMCTを学んだ先生方も少なくなかった。他のセミナーとAMI本部公認セミナーの違いを肌で感じていただけたと思う。

実際に指導させていただいたが目つきが違う。真剣である。満足していただいたに違いない。この受講生の熱意を継続していきたい。そのためにもセミナーを支えるスタッフの更なる協力が必要である。スタッフの皆さんご苦労様でした。

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No 282 回顧録

2006-04-21 | カイロプラクティック
昨日柔道整復師時代の先輩が尋ねてきた。思い起こせば20年以上前になる。当時の柔道整復師界は徒弟制度の世界で厳しい世界であった。(今思えばいい思い出になるが? 笑)その時の先輩である。

小生は師匠であるで恩師とその奥さん、そして数人の諸先輩と住み込みで夜間の柔道整復師の専門学校に通っていた。そのときの生活を一部紹介する。今の人には信じがたい生活である。

学卒で住み込みでお手当てが3万円支給。ありがたい。その内1万円を退職金代わりに貯金するよう命じられていた。(これだけはご勘弁を願った 笑)

起床時間 AM4:00 ~5:00 早朝の往診である。患者さんの家までの距離や件数によって起床時間が変わる。

往診から帰って治療室の掃除、食事 8:30から治療室に入る。しかし、小生は掃除が得意?で午前中は白衣を着た記憶があまりない。院長室、奥さんの部屋の掃除である。その後は樽一杯の包帯を手で洗っていた。

午後からの治療には白衣を着て治療室で雑用とマッサージである。この午後の臨床の場がワクワクである。院長の治療技術を「盗む」唯一の時間である。質問など一切受け付けない。受け付けないというより恐くて効けない。

質問などしたものなら「そんなことも解らないのか!! ばか者! ナニを勉強しているのだ!」と一喝される。そんわけで聞けない。院長の手ぶり身ぶりを眼を皿にして、更に患者さんとの会話を盗み聞きしてコミニュケーションのとり方を学んだ。

午後4:00 ちょっと早いが夜間の柔道整復師の学校に行く。唯一開放された時間である。通学の時間帯と授業中に寝ている時間が最高の至福時間帯である。このまま時間が止まってくれないかと何度も願ったことだろうか。

午後9:30 帰宅。 1分でも遅れると。「どこで遊んでいた。学校に行ったのか?」と疑われる。こんな生活を4年間続けた。本来は年季は5年である。残りの1年はまた違った生活を送った。(懐かしさのあまり振り返ってみた。)

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No 282 風邪

2006-04-20 | アレルギー
今日来た患者さん。以前に紹介した原因不明の突発性の急性湿疹の1歳のお子さん。1週間前からセキ、鼻水、が出始めた。専門医で「風邪」の診断を受け薬を処方され飲んでいるが治らない。

1週間たってもよくならないからお医者さんに聞いた。「春先の風邪は長引くようです。薬を変えますから飲んでください」といわれた。思い出したようにCCRKに来院された。

検査をする。急性症状の治療が必要とでた。「ウイルス」「肺経」「悲しみ」で治療を行う。治療する前は鼻水がずるずるとでていた。セキもむせたように出ていた。「悲しみ」の感情が強く合計6回の治療を行う。

治療後は、鼻水がずるずるからズーズーになりセキも減った。悲しみの感情はお母さんがお兄ちゃんをかまうため、自分が相手をされる時間が減ったことによる「悲しみ」の感情である。

この時期の風邪は長引くというが、風邪の適切な特効薬みたいなものはない。薬を飲もうが飲まないが余り関係ないみたいだ。時間が来ると自然と治まることが多い。まして、特定された「ウイルス」が関係していなければ自然と直る。

では治療する必要がないだろうとおっしゃる方がいるだろう。1週間かかって治らないのを1,2回の治療であおれば「治療の効果」といえる。鼻水、くしゃみ全て風邪にするのはチト早とちりではないか。1,2回勝負の治療である。

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No 281 草取り

2006-04-19 | アレルギー
昨日のの患者さん。以前に紹介した掌蹠膿疱症の患者さん。全身の関節が硬く体幹の屈曲、捻転ができず、手指の関節も動きずらくバイルさえ握るのも満足ではなかった。

5年前からの症状で専門医から「治らないからうまく病気と付き合ってください。」といわれかなりショックを受けその後症状が悪化し、関節炎を併発していたようだ。気がついたら全身がこわばって寝返りさえ満足にできなくなっていた。

昨日で6回目の治療を行った。治療室に入ってきたときに顔色がいい。調子はどうでしょうか? 「先生、草取りをしたら、また足腰が痛くなってきました。草取りは大変ですね。」んんん・・。草取りができるようになったのである。

CCRKに来院する前は、床のものを取ることさえできなかった。もちろん寝返りも時間がかかった。体幹の前屈が30くらいしかできない。お辞儀も満足にできない。それが草取りをできる。

「2,3年からだが痛くて草取りなどやる気にもならなかったが、最近は体が軽くなり気持ちが晴れて、身体を動かしたくなりました。調子込んでややりすぎたようです。」だいぶ楽になってきている。

専門医から「治らない」「うまく付き合ってください。」の一言が気持ちを負にしたようである。病気に対する「恐怖」「不安」が募り臆病になってしまった。そのため運動量が減り身体は更に硬くなってきている。

2,3回の治療後は「よくなるんですか」「いつ頃よくなります。」「本当に治るんですか?」と質問だらけで医療不信になっている。結果がでてくるとその質問もなくなって来る。

一般的は、まだまだこのような治療が浸透していない。マユツバ治療と思われているようだ。コツコツと結果を出すことによって日の目をみることだろう。

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No 280 慢性頭痛

2006-04-18 | 感情ストレス
以前から定期的に来院されている患者さん。古い患者さんで治療は以前と同じAMCTのみの治療である。

その後、慢性的な頭痛で悩まされている。この患者さんの頭痛はAMCTだけの機能的な治療では改善は無理である。感情ストレスやアレルギーの治療を進めているがかたくなに受け入れてくれない。

仕方なく専門医で頭痛薬を処方してもらって飲んでいるが今はほとんど効果が無くなってきている。薬を飲んでも改善しない。3,4回前からCRETの治療を受け入れてくれたので始めた。

この患者さんは、ラーメン屋を経営し自ら調理する。頭痛が起きる場所、時間は決まって厨房に入っているときとレジなどの会計の仕事をしていると起きる。

自宅ではほとんど頭痛はしない。検査すると従業員の仕事に反応する。従業員の仕事振りにイライラする感情があった。訊ねてみると「レジや会計が苦手な従業員で、どうしても自分がやらないとだめなんです。」と返ってきた。

前回にこの感情を開放した。昨日の来院時に頭痛はどうですか? 「頭痛の回数が減ってきました。後は、店の準備で仕込みをしているときにでます。」検査をすると「餃子」「面倒」「うんざり」がでてきた。

餃子の仕込みに手間がかかり面倒くさい感情が残っているようだ。昨日の治療で「餃子」「仕込み」「面倒」を開放した。次回が楽しみである。

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No 279 バーン‐アウト‐シンドローム

2006-04-17 | スポーツ障害
先週末から来院している高校生1年生。県下でも剣道で有名の高校に今年の新1年生として入学をしたばかりである。もちろん剣道をやるために入学した。

早速、先週末の大会に出場するために入学前から稽古をして来た。中学から期待されそれに応えるべきと3年間頑張ってきた。膝、腰の慢性的な痛みをこらえての3年間であった。

中学のときは膝や腰が痛く専門医で見てもらっていたが、練習のしすぎだから痛めれば休むように言われ、休んでいると楽になり、稽古を再開すると再発の繰り返しであった。

今回の来院も試合前だから治療をすると楽なる位の考えで来院した。やはり西洋医学の延長線上のような治療をするともっていたらしい。初検時の検査を進めていくと感情レベルの強いう反応が出てくる。

期待されている、応えなければ、痛みは我慢する、早くレギュラーになる、疲れた、といった感情が出てくる。特に中学時代の「疲れた」「休みたい」感情が今になって出ている。

高校入学前からすでにバーアウトしている。本人はそのような気持ちは出したくなく、新入学とともに「さーやるぞ」と気持ちが張り詰めている。先週2回の治療で週末の試合に何とか出れる状態になったが、本質的な原因は解決していない。

今週から本質的な治療をしていく。5月を迎えて新入生の故障者が続出してくる時期である。

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No 278 医療の矛盾2

2006-04-15 | カイロプラクティック
急性外傷以外のいわゆる「腰痛症」については必ずしも身体構造の異常が原因でないことは以前から言われている。そのことについては福島県立医科大学の菊地教授や加茂整形外科の加茂先生も唱えている。

菊地先生著書の内容から「腰痛」は心理的な影響が関与していることが認められていることが書かれている。紹介する。

・・・特に職業性腰痛や交通事故による腰椎損傷の場合によく認められます。「腰痛に関連した不自由さの大部分は、痛みそのものが原因でなく、むしろ痛みに対する恐怖心が原因である」とか「腰部障害に関連する常習欠勤や不自由さは、実際の身体障害よりもそれらに対する心構えのほうが関係していることが多い」という意見は、腰痛における心理的要因の重要性を示唆しています。・・・・

腰痛に対する心理的な恐怖、例えば物を持つと再発するのではないか、運動はできないのではないかという心理的な不安を作ってしまうことが慢性的な腰痛に追い立てているようだ。

交通事故などは被害者と言う立場の感情が絡んでくる。加害者に対して「誠意がない」「自分の思っている補償が得られない」などの感情レベルの不満さが治りを長引かせていることがある。

CCRKにもよく交通事故の患者さんが転移してくるが決まっていうことは「あの病院では真っすぐにもしてしてくれない」「相手の保険屋さんが誠意がない」問うような身体と車の補償問題の感情が芽生えている。

著書の中にこんなことも書いてあった。・・・・最近、簡単なパンフレットで慢性腰痛が劇的に減少するというような信じられないような報告がされています。・・・

パンフレットの内容は腰痛障害があっても活動を回避せず前向きの展望を持ち従業員を励まし腰痛発作後は早く現場復帰するように奨励するない内容である。それによって長期欠勤が78%減少できたと記載されている。

構造学的な問題が慢性の腰痛を引き起こすことよりも心理的な影響が慢性的な腰痛を引き起こし、就業や生活活動に支障をきたす結果になっているようだ。治療家もこの心理的な要素を考慮しないと位置になっても治らない。

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No 277 医療の矛盾

2006-04-14 | カイロプラクティック
セミナープレゼンのために準備中である。テーマの内容は「医療の常識のうそ」というテーマである。

伝統的な機械論的考えのサブラクセーションすなわち「隣接関節構造の位置的な変位」と捉えている。関節構造の位置異常やフィクせーション(関節が動かない)のがサブラクセーションという。

その関節に矯正(アジャスト)し関節を動かす。要するに関節のズレが症状の原因と考えているため、関節の動きを重視してそこを矯正のターゲットにする。

その考え方の治療形態が巷で歩き出し「骨盤のズレ」「骨盤の歪み」「背骨のズレ」が不健康の原因であるとして「整体」「骨盤矯正」と称して「職業選択の自由」で開業している方が多い。(いけないとはいってはいない。)

お医者さんでさえ画像診断を全幅の信頼として何の疑いもなく「骨がズレている」「骨と骨との間の隙間がない」と言って腰痛などの筋肉骨格系の症状の原因とする。

臨床とは面白いもので、良くも悪くも(悪くなっては困るが)時として予想以外の効果が現れることがある。何で治るの? といった感じである。そうです。結果オーライである。(さすがに最近はなくなった。笑)やはり治療計画通りに治療をして結果が出ることが一番である。

お医者さんも代替医療の先生方も日々の臨床で矛盾を感じているはずである。特に機械論的な見方を先生方に多いはずである。

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No 276 すみません

2006-04-13 | セミナー
すみません、更新が遅れました。1週間後に迫ったセミナーのプレゼン用の仕上げにがさがさしていて、つい、うっかりしてしまった。今朝(14日)気がついた。

プレゼンの内容は「医療の常識のうそ」というテーマで、特に「腰痛」をめぐる西洋医学や機械的な見地のカイロプラクティックの「本当にそうなの?」というような内容である。

最近は知ろうと思えばかなりの専門的な知識まで知ることができる。ありがたいことだ。こうなると専門家がいなくなってしまう。かろうじて専門家と称せるの法的なもので庇護されている国家資格などの有資格者のみが専門家といえる。

この時代は素人もかなりの専門知識を学ぼうと思ったらできないことはない。そんなわけで患者さんもいろいろな知識が得られ小生などよりよく知っている。恥ずかしくなる。

中にはこんな患者さんもいる。「症状はこれこれこうだから、こんな治療がいいのではないか」「こんな治療そしてもらうと治りがいいともうのだが」どっちが患者さんだかわからない。ここで問題がある。

患者さんの調べる知識はほとんどが機械論的知識の西洋医学の観点からの知識である。西洋医学の先生が全てそのような考えを持っているとはいえないが、患者さんが調べる「医学」や「健康」は西洋医学の機械論がベースになっている。

他の先生方の考えではそのような患者さんと共有する医療の価値観があると思うが、CCRKではそのような考えは共有できない。CCRKは西洋医学とは違う診かたや治療を行うことで価値観があるわけである。

話しを戻す。プレゼンの準備でいろいろ調べていると面白い。一般的に言われている「常識のうそ」が見つかる。西洋医学の先生も臨床の疑問が沢山あるみたいだ。特に筋肉骨格系の問題に関しては沢山の先生方が臨床の疑問を投げかけている。
次回から幾つか紹介する。・・・(14日記)

拳骨

No 275 原因不明の湿疹2

2006-04-12 | アレルギー
今年の1月に紹介した原因不明の全身湿疹の患者さん。今日で14回目の治療を終わる。

約21年前から原因不明の全身性の湿疹が発症し専門医で治療を受けていたが、乾燥すると肌荒れが酷く小さな出血をしたような赤い発疹が出ていた。仕方なく専門医で処方されているワセリン様の保湿剤を欠かせない毎日であった。

今日の治療で14回目である。BBF、たまご、穀物、麦、乾燥豆、ビタミンC、鉄、ビタミンA、砂糖を除去した。乾燥豆を除去した頃に顔のがさがさが取れてきた。

最近は塗り薬を使わずとも肌荒れがそんなにひどくならなくなり、時には薬を忘れることもでてきた。本人が自覚できる症状の改善が少しずつみえてきた。

更に今年は例年のようにスギ花粉症の鼻水、眼のかゆみ、くしゃみもそんなになく薬を飲まずに楽に過ごせた。スギ花粉の原因であるとされている「スギ花粉」を直接治療はしていない。しかしスギ花粉の症状も治まる。

急がば回れである。基本から忠実に行うことが症状改善の早道である。わかっているつもりだが時には色気が出てしまうことがある。そんなときは不思議とQRTも迷走しとんでもないアレルゲンを見つけてしまう。迷探偵である。

ともかくこの患者さんも早く治したい気持ちは重々承知しているが魔法の治療ではない。この患者さん以外にも基本に忠実に治療をすることが早道であることを理解していただきたい。

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No 274 浸潤性中耳炎 5

2006-04-11 | アレルギー
No 249で紹介した、浸潤性中耳炎の患者さん。一進一退である。患者さんには申し訳ない。

最近は鼻炎はだいぶ治まってきた。今日みたいな雨模様の天気に少し鼻が詰まる。耳の状態は前回からだいぶグジュグジュが乾いてきた。今日はだいぶ乾燥した耳の中である。

前回(2週間前)の専門医の検査ではあまり改善がないときは「アデノイドの摘出手術」を進められている。だが、2週間前から比べると耳の中はだいぶ乾いている。鼻炎も治まっている。

前回あたりから鼻炎の症状がだいぶ改善し、耳もともなってよくなってきている。今日の検査治療では「表皮ブドウ球菌」が出てきた。栄養素は迷走しながら遠回りしたがやっと基本がクリアした。今日で38回の治療である。

化膿性の耳のため「表皮ブドウ球菌」が検査の結果出てきた。いよいよ本丸の治療にかかってきた。1週間後の専門医の検査が楽しみである。

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