木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 55 千葉インターハイ

2005-06-30 | カイロプラクティック
高校生の国内スポーツイベントでは最大級のイベントである「全国高校総合体育大会(インターハイ)」今年は千葉県で開催される。

アクティベータネットワーク(AN)からボランティアで選手の治療に参加する。以前にも紹介したが、開催される地元の有志の先生二人が世話役になり、準備を進めてくれた。

高校生の公式大会などアマのスポーツイベントには、過去の歴史からカイロプラクティックの治療が現場で行われた記録は無い。カイロプラクティック業界、日本の教育関係において歴史的に記録される出来事である。

今回のANの参加種目は卓球である。以前の卓球のイメージとしてはマイナー的なイメージがあったが、アテネオリンピックでの愛ちゃんこと福原愛選手の活躍でメジャーな競技に躍り出た。

卓球の大会会場は成田市である。当初は愛ちゃんの参加が危ぶまれていたが、中国リーグの合間を縫って急遽参加が決まった。そのほかにもジュニア世界選手権で活躍している選手も多数参加する。会場の盛り上がりも相当なものが予測できる。

このことで、当初予定していた会場の警備や観客の関係でボランティア活動の縮小も考えられる。本来計画していた選手優先の治療に影響が出なければいいが。

活動計画は、大会期間中はテーブル5台で、常時稼動させる計画である。過去のANのボランティア活動から300人以上の治療は可能である。先の千葉県予選会では4人先生方が100人以上の選手を治療し、大会関係者から賞賛の声をいただいた。

今回の大会は、愛ちゃんの参加でマスコミのターゲットになっている。その中でのボランティアである。ミーハー的な気持ちでの参加は必要ない。選手も青春の一コマを全力で燃焼させている。我々も全力で真剣勝負に挑む。

痛みをとる。選手の希望に応える。パフォーマンスを向上させる。AMCTはそれができる。ごまかしや、言い訳の治療は必要ない。まして癒しやなど論外である。この真剣勝負に真っ向から立ち向かうことによって、セミナーとは違った、また机上とは違った臨床という多くのことを学ぶ。

いざ!集まれ!成田へ! 初心者、ベテラン真剣勝負を挑むものは誰でも良い。連絡待つ。ただし、アクティベータネットワークのメンバーだけ。

開催期間 2005年8月7日~12日迄 

拳骨

No 54 ベイシック

2005-06-29 | カイロプラクティック
以前に紹介した、アロマ吸引アレルギーと歯磨き粉アレルギーの患者さんが1週間後の昨日来た。この患者さんは来るたび発作的な急性症状のせきが出ている。

吸引や刺激性の化学物質に発作的に反応する。商品を取り替えることによって発作的なせきが出てとまらなくなる。40年以上も続いている。

前回は、歯磨き粉を取り替えて使用したら、急にせきが発作的に出てすぐに来院した。せきを止めなければならないので応急的に治療をしてせきを止めた。

このような治療を継続していたのでは、CCRKが理念とする原因治療ができない。患者さんはせきが止まれば楽になり、満足する。心を鬼にして、対処療法はここまでにして、これから原因治療を行う。発作的なせきが再発することがある。理解してもらう。

前回、穀物を除去する。穀物と肺経の経絡が悲しみの感情と絡んでエネルギーブロックをしている。なかなか開放されない。根気良く治療を行う。開放された。

1週間の昨日、顔色がよくなっている。今日の治療中は一度もせきをしなかった。先週の治療のあとはせきはどうでしたか? 「はい、時々出ますがほとんどでなくなりました」急がば回れである。

やはり、ベイシックの栄養素のアレルゲンを除去することが先決だ。どうしても発作的な症状をおさえる応急処置的な治療になってしまうが、基本をおさえることの重要性が改めて解った。時として患者さんにつらい思いをさせるが、心を鬼にしなければならないこともある。

拳骨

No 53 検査

2005-06-28 | カイロプラクティック
先週末は神経学のセミナーに参加した。300時間のマラソンセミナーである。根性がいるセミナーである。

先週末のセミナーの内容は、Neurological diagnosis(神経学的診断)である。この神経学セミナーは、即臨床につながる、役立つ内容である。(しっかり習得すればの話である)

我々カイロプラクターは基礎教育の段階で、整形外科学検査、神経学検査を学んだはずである。その基礎教育過程の学んだことが、臨床の現場で生かされないことがある。これはカイロプラクターに限らず現代医学も同じだ。いや、むしろ現代医学の臨床のほうが生かされていないことが多い。

現代医学の世界は日進月歩の最先端医療である。高等技術を要する検査機器が次々と出てくる。いつの間にかDrが患者の身体を触る(触診)、診る(視診)、問診などが省かれている。また、患者さん側もDrの検査より高度な検査機器による検査を信頼すようになってしまった。

このような検査は、臨床を重ねた経験や人を診る感が生かされない。よって検査機器による結果以外のデータは正常とみなされる。ここに大きな問題が起こる。

生坂正臣Dr(千葉大学医学部付属総合病院)の著書「見逃し症例から学ぶ、日常診療のピットフォール」は、日々の臨床から問診,視診、触診などの基本検査から画像診断などの検査機器での見逃しをなくすための臨床例が紹介されている。

Carrick Instituteカイロ神経学は、まさに臨床に結びついた神経学検査&治療である。カイロプラクティック治療において、神経学的所見は見逃すことのできない所見である。神経学所見を見逃すことはカイロプラクティックとはいえない。カイロプラクティックが神経学の治療である所以はここにある。

臨床家にとって、日々の臨床に役立つセミナーを受講し取得することが1人でも多くの患者さんの利益になる。

拳骨

No 52 頭痛

2005-06-27 | カイロプラクティック
先日小生の頭痛の話をした。土曜日に来た新患は40代後半の事務職。長時間のディスクワークで頚部痛、肩こり、頭痛、背部痛など一般的なディスクワークの典型的な症状である。

頭痛や肩こりはどうして起こるのか? 伝統的なカイロプラクティック理論を訴えているカイロプラクターは機械的な発想で構造学的問題、力学的問題を指摘をするだろう。

構造学的問題や力学的な問題もストレスと捉えることはできる。したがってこのようなストレスも全く問題ないものとは言い切れない。ただしこれらは症状を引き起こす引き金にすぎない。

ストレスによって神経系、特に自律神経系のバランスが崩れ各系の正常な機能は低下する。このことは科学的な検査結果にもあらわれる。HRVという自律神経のバランスを計測しながら姿勢を変化させ構造学的、力学的ストレスを加えてもバランスは大きく乱れない。感情的ストレスをイメージして計測すると大きくバランスはくずれる。

CCRKでは、HRV(心拍変動係数)で自律神経系の機能を見ることができる。この患者さんの検査結果も交感神経が優位である。この患者さんの頭痛は就業後と週末の休日に多発する。この症状の起きる時間帯と週末にヒントがある。

仕事中は交感神経が優位であり、血管が収縮しており血流循環が悪く局所的な細胞の酸欠状態がある。就業後や週末の休日は仕事からの開放感で副交感神経系が極端に優位になり、血流循環が過剰になり脳細胞への血流過多になり頭痛が起こると考えられる。

自律神経のバランスが悪い人は、ストレスからの解放で揺り返しが大きく出ることがある。更に感情ストレスは自分でも気がつかないストレスになり、自律神経の乱れを増幅する。構造学的、力学的なストレスより感情ストレスがより影響力はおおきい。

実際に、アクティベータ治療ご再検査をするとバランスが整い症状は改善する。更に感情ストレスを開放すると安定持続する。原因を見極めて的確な治療をすることが大切である。

拳骨

No 51機械論

2005-06-24 | カイロプラクティック
昨日来た患者さん。頚部から背部に至る痛みがある。数年前に交通事故を起こし、後方から追突されてから発症した。その後慢性的な鈍痛が残っている。

当時、整形外科でレントゲン検査をして頚部の4番/5番がずれているのが原因であるといわれた。それ以来そのズレを治してもらうため整体、カイロを受診している。

その後確認のため一度整形外科でC4/C5のズレが治っているかレントゲンをとっている。整形の先生の話では???? らしい。撮影の仕方や姿勢でも変化するので正しい撮影はできないであろう。それでも患者さんはズレが頭から切り離せない。

神経機能のバランスの話をする。信じてくれない。話をしても無駄だ。交通事故の示談に時間がかかったらしい。事故の感情のストレスがある。

アクティベータ治療とCRETで感情の開放をする。楽になった。頭をかしげている。だまされたと思って2,3回通院しなさい。ズレと関係ないことを証明しなければならない。

拳骨

No 50 統合失調症

2005-06-23 | カイロプラクティック
現在統合失調症の患者さんが通院している。7,8年前から発症し入退院を数回繰り返している。症状は幻聴、妄想、緩慢な動作、鼻炎、吹き出物などアレルギー性の症状も出ている。

両親は藁をもつかむ気持ちでつれてきている。もちろん専門医の治療も継続して行い、CCRKでの治療の限界も了解していただいている。

統合失調症の原因はいまだ解明されていない。いくつかの仮説がある。中でもドパミン仮説と大脳半球優位性障害説がある。

この二つの仮説に基ずいて治療を行っている。アレルギーからのアプローチは、アレルギーの代表的な症状に浮腫がある。全身性と局所的な浮腫が生じる。

基底核や黒質緻密部はドパミン作動性経路の重要な部分である。このあたりに浮腫が発症しても不思議ではない。

また、大脳半球の左右の機能低下が出ることによって左右の優位さは変化する。側脳室の拡大も確認されている。浮腫によって拡大されることも推測できる。

アクティベータで脳への刺激を与え、左右の大脳半球のバランスを整え、アレルギー治療で浮腫の改善を行う。小生にはアクティベータ、カイロ神経学、アレルギー除去の治療法しかない。

幸いに幻聴、妄想、鼻炎、吹き出物がなくなった。会話ができ笑顔がみあっれる。動作も機敏になった。しかし、服用している薬の効果もあるだろう。患者、両親はどちらの効果でも良い

何よりも家族に笑顔が見られる・・・小生の心も晴れる。

拳骨


No 49 頭痛

2005-06-22 | カイロプラクティック
今週の日曜日の夜中、正確には月曜日のAM4:00ごろである。突然頭痛で目が覚めた。後頭部の鈍い痛みである。初めての経験である。

鈍い締め付けられるような痛みである。目が覚めた後は横になるのがつらくその後起きていた。起きていても痛みはとれず不安になった。

自分の痛みは正しく評価できない。痛みによって心理的に不安になり正しい評価できないようである。くも膜下出血?それにしては後頚部の硬直はない。手足のシビレはどうかな? なし。しかし、シビレがあるかないか感じていると、だんだんシビレのようなものがでてくる。更に不安になる。気のせいだと言い聞かせる。

手足のシビレ、顔の表情、言葉は問題ない。中枢系の問題は除外された。自律神経の問題は?週末はセミナーで何かと気を使うことが多かった。寝不足とアルコールもいつもより多かった。

セミナーストレスで交感神経が優位になっていたのが開放されると同時に、副交感神経が優位になり脳への血流増加も考えられる。その他はアレルギーの関与?

午前中の診療の隙をついて、アレルギー検査をする。出てきた。牛肉がでてきた。昨夜打ち上げと称して数人で居酒屋で酒の肴にサイコロステーキを食べた。それがアレルギーの引き金になったらしい。

除去をすると楽なった。今まで牛肉でアレルギーを起こしたことはない。何で牛肉? これも患者さんの心理である。原因を探れば思い当たることは沢山ある。あえて原因を探らないでおこう。

今回の頭痛で患者さんの心理が少しわかった。痛い思いを経験してわかることである。

拳骨

No 48 首カックン

2005-06-21 | カイロプラクティック
66歳 女性 作業中(首を下に向ける動作)に下を向いていると、首がカックンとなり首を起こせなくなるといって来院する。

症状の表現は難しい。どんな症状か問診してみると、痛みはないが力が抜け「首がカックン」となってしまうとのこと。カックンとなった後は首を起こす(伸展)ことができない。痛くはないが力が入らず起こすことができない。

他の症状は、右手の全体的なシビレ、肩凝り、ふらつきか浮遊感か表現できないがある。喉のつまり感。慢性的なせき。緩慢な動作。2,3年前から各症状は出ていたが昨年から首カックンが出てきた。

専門医でMRI検査をしてC4/C5に変形と椎間関節の狭窄がありそれが原因といわれた。治療は牽引、電気、シップを行っていた。改善なし。

C4/C5の問題は関係なし。説明する。患者さんはそんな説明はどうでもいい。治るか治らないかである。付き添いの娘さんが「先生、治りますか? 治らないんですか?」二者選択を迫られる。

検査の結果、継ぎ足歩行陽性、両足、片足起立陽性、左大脳機能低下、右小脳機能低下、右の前庭機能低下。 娘さんには、検査の結果は病理的なものがないので機能を改善すれば100%は保障できないが改善すると応える。また、喉の問題はアレルギーが関与していることも理解してもらう。

2,3回の治療で肩こり、シビレ、喉の問題は楽になった。5回目で首カックンが改善。治療はアクティベータとカイロ神経学、アレルギー治療である。

今まではカイロ神経学の治療で、はなかなかドラマチックに改善することがなかった(小生の未熟さゆえ)が、今回はカイロ神経学の効果に小生が感動している。臨床でやっと効果を出すことができた。まさに臨床に沿った役立つカイロ神経学である。

高価な医療機器による検査や、最先端な医療機器をそろえた大病院でもいまだにC4/C5の椎間関節が原因であるといっている。確かにそれが原因であるならC4/C5を治療して少しでも結果を出さないと原因である証明ができない。

原因を見つけるための検査である。高価な医療機器がなくても基本に忠実に、患者さんと真摯に向き合い検査を行えば必ず原因が究明できる。

拳骨

No 47 CRET(条件反射)セミナー

2005-06-20 | カイロプラクティック
先週末はCRET(条件反射)セミナーに参加してきた。今回のセミナーはベイシック2で2回目である。

CRETとは、慢性的な痛みや、ストレスからくるさまざまな症状を感情ストレスが経絡のブロックを引き起こし、神経レベルのエネルギーの乱れを改善し、感情の開放を行うテクニックである。

これらのエネルギーブロックは、何かをすると潜在意識レベルの感情が経絡レベルのエネルギーの流れを悪くする。例えば、コーヒーを飲むと頭痛がするといったアレルギーなどもそうだ。また、電車に乗ると下痢をするといった症状も同じである。

現代医学ではストレスから来る自律神経系の障害として「自律神経失調症」などといわれている。いずれにせよ、アレルギーであっても自律神経失調症であっても結果であって原因ではない。その原因を追求して治療するのがCRETである。CCRKでも使っている。

何でもそうだが、原因を探り出す作業は大変である。特に感情レベル(潜在意識)の原因を探るのは、Drの腕も要求されるがそれ以上に奥深い思考力や人生経験が問われる。

人生経験は社会環境、家庭環境、人間関係などその人の背景に関わってくる。ただ単に医学知識が豊富だったり、年齢を重ねるだけでは時間的な人生経験は豊富だが人を助けるための人生経験にはならない。

医療を志すのであれば、人を人としてみることができなければいい医療とはいえない。カイロプラクティックも同様である。関節や背骨といった部分で機械的に診ていたのではいい治療はできない。CRETはまさに、人を有機的に診て心を診て心を治療するテクニックである。

小生は開業して20年目を迎えた。まだまだ駆け出しであり勉強中である。多くのことを学ばなければならない。人の心(感情)を開放するなどとおこがましいが人のためと頑張る。

拳骨

No 46 信頼 

2005-06-18 | カイロプラクティック
昨日来た男性の患者さん。今日で2回目である。初診時の主訴は慢性的な腰痛。数年来からの腰痛を抱えている。

初検の問診時に他の症状の項目に、アレルギー、アトピー、鼻炎があった。視診で全身特に関節の屈曲側と背中に湿疹ができている。かなりかゆいらしい。小さいときからのアトピー性の湿疹である。

CCRKではアレルギー治療も行っていることを説明し治療を進めた。けげんな顔をして「アトピーは医者で薬をもらって治療をしているからいいです」と断られた。更に穀物アレルギーが顕著に見えたので、そのアトピーは穀物が関与していると説明する。

CCRKでのアレルギー治療と現代学のアレルギー治療の違いや効果を時間をかけて説明した。しかし、腰が治ればいいといった感じで再度断られた。信頼がない。時間をかけて説明したのがもったいないように思える。

NAETやCRETのようなエネルギー治療は、まだまだ一般的な治療ではない。同意が得られないのに治療を行うと痛い目にあう。あるカイロプラクティック業界の団体のメンバーがエネルギー治療をして誤解?された団体の本部にクレームが来たこともあった。結果が出ればクレームは来ないはずだが。

この患者さんの顔は赤く、湿疹がたくさんできていて肥満的な体系である。いかにも穀物アレルギーがある。腰痛はアクティベータ治療ですぐに楽になる。1回の治療で腰痛が楽になっただけでも顔色が変わった。少し信頼が得られたらしい。

しかし、アレルギーを見て見ぬふりはできず治療後に、1週間穀物を抜いた食事をしてみなさい。とアドバイスをした。

そして1週間後の2回目の治療に昨日来た。あの赤ら顔と湿疹が消えている。身体の皮膚の色、ざらざらが減りすべすべした皮膚に変身している。開口一番「アレルギーの治療をしてください」

1週間の穀物食事の制限でかなりのアトピー性の湿疹が改善した。これで、食物とアレルギーの関係が理解できたようだ。

エネルギー治療などの難解な治療はやはり結果である。言葉より結果が信頼関係をきずくようだ。結果を出すことによって難解な治療の理解が深まる。

拳骨

No 45 吸引アレルギー

2005-06-17 | カイロプラクティック
以前に紹介したアロマオイルアレルギーの患者さんが、2日前に再度せきが発作的に出て再来した。
今回はキッカケがわかっている。歯磨き粉を今までと違う商品に変えて使用したところ、急にせきが出てとまらなくなった。

前回の治療も、発作的なせきをとめる応急処置的な治療である。基本的な栄養素の治療をしていない。症状が軽減しただけで完全に除去できているわけではない。

検査をする。ナフタリン、油性マジック、新聞インク、芳香剤、化粧品、ヘアースプレー、殺虫剤、ドライクリーニング、歯磨き粉、防虫剤等、揮発性のものにはほとんど反応する。どれから除去していいのか迷う。

ナフタリンが一番強く出たので除去した。せきは治まった。しかし、応急処置的な治療である。また再発する。これらの反応物質にに共通性を見出し犯人を探し出し、除去したいのだが迷探偵拳骨にとっては難問である。更に基本項目の栄養素の治療を行いたいがその段階ではない。今日も応急処置で終わってしまった。

40年以上のアレルギー症状である。患者さんもDrも持久戦の覚悟がいる。症状にとらわれず基本を忠実に治療していくことが、一番の近道だ。

拳骨

No 44 乾癬

2005-06-16 | カイロプラクティック
静岡の某カイロプラクティックセンターの院長をはじめ4名のDrが米国へアレルギーセミナーにいってきた。セミナー土産の話が、ホームページにNAETの創始者のDr.Deviの乾癬治療の話しが書かれている。

CCRKにもこれほど重篤な乾癬患者ではないがきている。乾癬は難治とされている。皮膚科、内科で治療するが思ったほど効果が出ない。このような患者さんは大勢いる。

小生にとっては、この患者さんは難問である。今まで治した経験がない。当たるも当たらないも八卦では済まされない。治療を行う根拠は、アレルギーによる免疫系の問題が関与することである。

乾癬が起こる原因ははっきりわかっていない。遺伝的な要素が関係していたり、様々な外的因子(ストレス、感染症、薬剤など)や内的因子(肝臓病、糖尿病など)が加わって発病や悪化をするのではないかと考えられている。

また、免疫抑制薬がこの病気に効くことから、乾癬は免疫反応で起こる炎症疾患であると推察されている。アレルギーの大きな反応は免疫系の疲弊がある。免疫疲弊を起こすアレルギーと感情ストレス 、そして神経系のバランスこの3つの要素を根拠として改善させることができると信じている。

実際にDr.Deviは改善させている。これを読んで更に自信を深めた。もちろん小生とは雲泥の差で引き合いにだすことも恥ずかしい。患者さんには治療が難しいことは理解していただいている。

幸いに、6回目の治療で他の症状(鼻炎、目のかゆみ、目の周りの炎症)が消えた。治療に反応している。患者さんにとってもこの症状の軽減は始めてである。患者さんも小生も目の前が少し明るくなってきた。

拳骨

No 43 長靴(ゴム)アレルギー

2005-06-15 | カイロプラクティック
慢性腰痛で通院している女性の患者がいる。最初はひどいギックリ腰で旦那さんに抱えられてきた。その後、なんとなくすっきりせず、肩こりと慢性的な腰痛で定期的に通院している。

患者さんには申し訳ないが、原因が特定できずすっきりさせることが出ないでここまで来ている。患者さんは、治療をすると楽になるからそれでいいとはいってくれる。申し訳ない気持ちである。

先日の来院時に、久々に芝刈りをして少し強い腰痛が出たといった。アクティベータで治療をする。治療後は痛みはその場でなくなる。こんなことの繰り返しである。

もちろんアレルギー、感情とブロックされている要素は見てきた。だが思うような結果が出ない。
何気なく、履物は何を履いて芝刈りをしたの?「ゴム長靴です」・・・・これだ!!!

犬の散歩も海岸を歩くため必ずゴム長靴をはくという。そいえば、犬の散歩の後に腰が重くすっきりしないと言っていたことがある。

このときの会話では、犬の散歩にゴム長をはいていくとは聞いていなかったのでこの腰痛は構造額的な問題とは考えていないので受け流していた。

ゴムアレルギーの検査をすると出てきた。ゴムの除去をする。いつも腰とはと違った感じがする。軽くなったようだ。

このケースも初歩的は問診ができていないミスである。問診で見つけていなければならない原因を見つけられない治療家のミスである。名探偵シャーロック・ホームズには程遠い・・・反省。

拳骨


No 42 ボランティア 3

2005-06-14 | カイロプラクティック
週末の、もう1つのボランティア活動の状況は想像以上に手ごたえがあった。先の日記に書いたとおりこのインターハイ予選千葉県高校卓球大会は大きな意味がある。

日本のアマのスポーツ公式大会(教育関係、体協関係、JOC関係など)にカイロプラクティックが参入して選手のケアに務めることは、カイロプラクティック業界にとって大きな前進であり歴史的なことである。

たかが高校生の卓球大会ではないか。そう思う人もいるだろう。しかし、体協の関係者はカイロプラクティックや整体など、海のものとも山のものともつかない代替医療を公式の競技大会に参加させることはありえなかった。

今回は参加キッカケはANJの一メンバーが地元の小さな市民ボランティアからの地道な活動からの発展である。その活動に賛同した数名のメンバーが協力して実現したボランティアである。

活動内容も充実した内容で、二日間で4名のDrで選手、監督、役員合わせて101人の治療を行った。大変な治療である。選手や指導者からは好評を得られて、インターハイの本番では、当初は3台の治療用テーブルが5台設置することができるようになった。これでインターハイに弾みがつく。感謝。

静岡国体、埼玉国体、そして今回の卓球大会と公式大会の参入は着実につ前進している。公式大会に参加することで、スポーツとカイロプラクティックの信頼関係が結ばれ、将来的にも社会的認知度が高まり、更に一般市民の底辺も拡大することは想像できる。

8月のインターハイは一人でも多くのAMJのメンバーの方の参加をお願いします。


拳骨

N0 41 ボランティア 2

2005-06-13 | カイロプラクティック
週末はボランティアに参加した。24時間リレーマラソンである。小生は他の団体でも多くのスポーツイベントのボランティア参加した。24時間マラソンはなじめてである。

選手はもちろん、大会を企画運営するスタッフ、大会をサポートするボランティアの人との努力には頭が下がる。このボランティアに参加はAMJの若い先生方が中心になって積極的に準備に取り組み行動をしてくれたことで実現した。

全国のANのメンバーから募集をかけ、案内資料の制作、実行委員との打ち合わせと準備にかかるエネルギー消費は大きい。

また、このようなボランティア活動を成功させるのは、やはり参加してくれる多くの先生方のボランティア精神である。これがなければ活動はできない。ただ感謝するのみである。

24時間の不眠の活動は想像を超える治療であった。とにかく患者さんが途切れない。治療スタッフは述べDr12名、アシスタント2名。テーブル4台で約260人位の治療を行った。(詳細はAMJのホームページに後日掲載)

ベテラン先生から若手の先生まで、さまざまな症状の患者が来て、日々のオフィスでの臨床とはまた違った治療ができ多くのものが吸収できたはずである。

今回のボランティア活動で約260人の選手を治療したわけだが、詳しいアンケート内容は見ていないので解らないが、AMCTの治療効果である「その場で痛みを取る」ことにこだわった治療を体験した選手は感動したはずである。

これからもANJでは、積極的にボランティアを行っていく予定である。全国のAMJのメンバーは積極的参加して一人でも多くの患者さんに「治療の感動」を与え、患者さんから「学び」を吸収してもらい、治療家としての技術、知識、人格を向上させてほしい。

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