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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1100身体との会話66

2011-04-05 | カイロプラクティック
前回の話を実践したかな? いきなり感じることは難しいので、頭で考えず体で覚えるしかない。体育会系出身の先生であればわかると思う。もっとも平成生まれの先生には体験がないかもしれないが。昔の体育会系は頭で覚えようとすると怒られた。「バカヤロー! 頭で覚えられないのだから、体覚えろ!!」こんな感じである。

音符は学問で覚える。音色は学問で覚えられない。音色は感性で感じるものである。臨床も音色と同じで感性で感じ取ることがが大切である。したがって体で体得するしかない。体で患者の体の変化を読み取る。それしかない。もちろん特別な人だけができるのではなくて、誰でもできる。体で覚えるのは特殊な能力ではなく、誰でも備わっている本能である。

人間が人間らしく生きるために新皮質が発達したが、本来の本能はもちろん備わっている。あまりにも人間らしさを求めるあまりに、本能を忘れてしまったようだ。しかし、我々の生活や生命時のためには本能が99%活動している。ようは、本脳によって生かされちるのである。では本能のまま生きるのが良いのかというとそうでもない。

秩序がなくなっています。そこで理性がはたらいて本能と理性の葛藤が始まる。どちが勝つかで犯罪者になるか、ならないかがみまる。これがストレスになる。このストレスが神経系の乱れを作り、そ結果、自律神経の障害や筋骨格系の障害を影響を与える。この神経系の乱れを読み取るのがAMの下肢長の変化である。


さて、身体に何らかの刺激を加えると身体(筋肉)は、緊張する。この緊張こそが神経の緊張である。たぶんエネルギー過剰の状態になっているのではないかと思える。例えば、胸腰移行部(T12)あたりの内在筋が緊張している状態では、この部位の内在筋の過剰な神経エネルギーがきている。さらに、T12のアイソレーションTでファシリテーションを促すことで神経エネルギーは超過剰になり、T12の内在筋に過剰な緊張を強いて下肢長の左右差に現れると推測できる。

このときに下肢の左右さがわからなくてもいいのである。このときの筋肉の緊張、すなわち身体の過剰な緊張が術者の手から伝わって五感に響けばOKである。これが神経の緊張である。それを客観的に評価するのが下肢長変化である。ここまで感じることが出来れば、下肢長の左右差を読み取るのはさほど難しいものではない。ここまでの身体、すなわち神経系の変化を感じ取る前に下肢長のへ変化を読み取ることにこだわってしまうと混乱して、先に進まない。先ずはここまでを第一段階として進んでもらいたい。

第2段階は、下肢長の左右さをみるために何が必要か? 特別な能力は必要ない。誰も客観的にみることができるのでAMは世界の多くのカイロプラクターに愛用されている。必要なものをあげることより、何が足りないかをあげたほうがいい。受講生を見ていると、左右さを未来分けることに集中しすぎて神経の変化を見逃して、左右さまで打ち消して底なし沼にハマったようにもがいている方が多い。次回は、そのような方が何が足りないかをあげてみる。

げんこつ

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