<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

和文タイプは今

2005-07-13 13:58:55 | ガルマルの鼻歌で散歩
今から30年くらい前のことです。和文タイプと英文タイプがありました。私も、どちらを習ったほうが就職に有利だろうかと相談されたことがあります。そのころは、和文タイプの資格を持っているほうが、英文タイプを持っているより有利だったような気がしたので、和文タイプを勧めたのを覚えています。

和文タイプは、その後、ワープロ専用機に取って代わられました。現在は、ほとんど見かけなくなりました。そして、一世を風靡したワープロ専用機でさえ、コンピュータのワープロソフトにとっとかわられ、ほとんど見ることが無くなりました。和文タイプのお仕事をしていた人たちはどこへ行ったのでしょうか。

もうひとつ、キーパンチャーという職業はどうなったのでしょうか。コンピュータプログラムやデータを入力する人です。紙に穴をあけて、コンピュータに読ませます。一時期は花形の職業でした。その頃は、環境問題はありませんでしたから、紙を湯水のごとく使っていました。今は、その湯水さえ、湯水のように使えない時代です。

とまあ、今日は、なくなった職業のことを考えていました。考えてみれば、今は花形の職業でも、テクノロジーが進むにつれて不必要になるものもたくさんあるでしょうね。私は、そうなっても経験に裏打ちされた知識が伴う職業は残ると思っています。いくらエキスパートシステムを開発しても、絶対に真似のできない経験というのはあるはずです。たとえば、有機農法。これは、農協の作ったマニュアル通りに仕事をすれば良い慣行農家とは全く違うものです。自分の経験に基づいた知識を、その年の天候、土壌、作物の種類などに応じて適応していきます。慣行農家の方法はエキスパートシステムで真似できたとしても、有機農法をまねすることは無理でしょうね。ITでも、できないものはできない。高級な技術よりも、一見、ローテクに見える技術のほうが、ITは苦手だと思っています。

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