<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

バナナの想い出

2006-06-09 21:49:58 | ガルマルの鼻歌で散歩
エー、”あなったがあ かんだ ばなながいたい”と歌うのは「小指の想い出」ですが、本日はバナナの想い出です。いまでは、フィリピンミンダナオ島にいるデルモンテみたいな大企業が大量生産したバナナが主流ですが、子供の頃は台湾バナナでした。

この台湾バナナはフィリピンの大企業のバナナと違って、とてもおいしかったのです。それにしても、今からは考えられないくらい高くて、年に一回か二回食べることができるかなといった感じでした。たいていの人は、運動会の時とか、病気の時に親が買ってくれるバナナを楽しみにしていました。あのころのアイドル歌手(いや、演歌歌手だったかも知れません)が、一日三食バナナを食べてもいいくらいと言ったのをうらやましいと思っていました。

そのくらい、おいしくて貴重なバナナでしたが、いつの間にか、安くて、まずいものになってしまったような気がします。その辺の経緯は岩波新書から出ている「バナナと日本人」という本に詳しいです。

そういうえば、バナナは東南アジアが原産だと思うのですが、たしかに、ジャングルの中には野生のバナナが自生しています。でも、バナナのみの中身はほとんどが大きなタネで猿だって食べないくらいです。なんでかなと思ったら、私たちが食べているバナナは野生のものと違って三倍体なのでタネができないというのを聞いたことがあります。

バナナというのは、とても大きくなるのですが、実をとるときは、根本から倒します。しばらくすると、下から次のバナナが出てきます。そんなわけで、「バナナと日本人」によると、世界で一番人に食べられている主食がバナナだそうです。侮れないのです。そんな、バナナの想い出でした。