銀城歌劇団楽屋日記

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東野圭吾「虚ろな十字架」×B-T!?

2016年11月03日 14時32分06秒 | BUCK-TICK
どもども。今日は午後3時からWOWOWでBUCK-TICKのclimax Together一挙放映スペシャルと言う事で楽しみにしている方も大勢いらっしゃるのでしょうが、私は未加入なんで関係ないですな(カートゥーンネットワークなら映るのだが←先月から嫁さんがパートに出るから週末に兄が家に子供を預けに来るのだが、終日カートゥーン付けてんだよな)

さて今日は先週たまたま図書館で借りた小説について(ネタバレ無しです)

たまたま表紙の装丁に樹海のイラストが使われているとか高崎や東長崎と言った地名が文中に出てくるからではないのですが、内容的にBUCK-TICKの「樹海」をイメージさせる所があって偶然の出会いとは言え、もの凄く震えましたね

話の内容はペット葬儀屋を営む中原道正の元に過去の事件の際に世話になった佐山刑事が電話をかけてくるところから始まり、その内容は最近になって5年前に離婚した元妻・浜岡小夜子が何者かに殺されたと言う物だった。

中原は元夫として元妻の葬儀に参列し、そこで彼女の家族や友人と知り合う内に小夜子が犯罪被害者の遺族の会にボランティアとして従事していたのを知り、離婚後はフリーライターとして「死刑廃止論と言う名の暴力」と言う書籍の出版の準備をしていた事も分かる。

かつて中原と小夜子の間には愛美と言う娘がいたが、留守中に侵入した強盗によって殺されてしまうと言う過去があった。2人は死刑を勝ち取るまで何としてでも戦うと誓い、結果被告に死刑判決が下ったのだが、相手が死刑をすんなりと受け入れたのは心から反省していたのではなく控訴するのが面倒になったからとの事だった。この事実に夫婦はすっかり虚しくなり、離婚したのだ。

この小説は死刑で本当に人は裁けるのかと言う死刑制度を真正面から取り上げた作品で、前半部分では樹海のじゅの字も出てこないのだが中原が小夜子の遺した仕事の軌跡を辿っていく内に遺品のパソコンから樹海の写真を見つけ、さらに小夜子が取材で知り合い葬儀にも来ていた女性を訪ねた際にも部屋に似た様な樹海の写真が飾ってあるのを見つけ、関連性に疑問を持つ・・・

と、物語後半になってからカバーの樹海が一気に重要なファクターとなって絡んでくるんですよね

後半部分では樹海を媒介して様々な人間ドラマが展開されるのですが、個人的に「樹海」の歌詞はある登場人物が過去に犯した犯罪シーンとピッタリ重なる感じがして、読んでいる間ずっと「樹海」が脳内再生されてましたね。そして「あっちゃんはこの小説読んだのかな…」と考えたりもして(ちなみに出版されたのは14年5月)

東野作品は今まで多くの話が映像化されてますが、もしコレがドラマ化される際はぜひ「樹海」をSgカットしてOP/挿入歌として採用してほしいなぁ…(特に挿入歌として使う場合は樹海が絡む話のバックに流して欲しいな。OPはギターソロ部分が波乱の物語の始まりを告げるのに合ってると思うので)

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