goo blog サービス終了のお知らせ 

風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ミノウスバの観察 2020年

2020年03月18日 | 庭でみたいきもの
去年の11月、産卵のために帰ってきたミノウスバのことをブログに書きました。
(虫が苦手なかたは、この先閲覧ご注意ください(^^ゞ)


あれから4か月・・・
月日の経つのは早いもので、その時にメスが産んでいった卵から、無事に(笑)幼虫が生まれました。
【3月9日】


上の写真は、茎に産み付けられた卵から幼虫が、新芽まで登ってきているので
たぶん孵化から1日経っていると思います。
2019年は、3月11に孵化しました。
今年は3日ほど早いです。

マサキの新芽が展開する様子は、花びらが開いていくようにも見えて
前年の葉の緑色と、明るい黄緑色とのコントラストが華やかです。


今、こんな感じに開いている葉とは違い・・・


灰色っぽく、閉じたままの芽があったら
そこには「ミノウスバ」の幼虫が高い確率でいます!

なので・・・もし駆除したいのなら、この状態の今が一番のチャンスなのですが(;'∀')

茎で孵化した幼虫は、ひとまず新芽の先へ集まり
先を競って、急いで芽の中へもぐり込みます。
天敵から身を守るためでしょうが、小さな虫の本能は凄いなと思います。


こうして、2~4個の新芽を集団で渡り歩きます。
次の芽へ、移動中の写真です(^^)


その後、広がった葉の表面に集まって、しばらくは集団でいますが
4月の初め頃、グループを解散して別行動になり、以降おそろしい勢いで葉を食べまくります。
普段あまり注目されていない(と思う)マサキの木が、なんだかスカスカしてきて
あ~!毛虫がいる(゚Д゚;)と気付くのが、4月頃なのです。
ちなみに、この毛虫には毒がありません。触っても大丈夫です(^^)/

**********************************

さっき、去年見つけておいた、ミノウスバの「マユ」を見てきました。


上部に穴が開いていて、このマユは無事に羽化したみたいでした。


ミノウスバの幼虫は、5月の初めになると、集団で木から離れていきます。
そして、どこか違う場所でマユを作り、サナギになります。

マサキは丸坊主になるけど、めちゃめちゃ強い樹木なので
幼木でなければ、あっという間に葉を茂らせ、元の姿に戻っていきます。

なので・・・
それほど普段は気にしていない(笑)マサキの木がお庭にあって
それが虫食いになっていたら
今年はそっと見守りつつ、観察なんかしてみてはいかがでしょうか^_^;


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
気が早いけど 楽しみ! (東風庵)
2020-03-18 20:32:21
ミノウスバ観察、3シーズン目に入りましたネ。
この子たちがあのミノウスバに変身すると思うと、今から秋が待ち遠しい。(笑)

先日(3/16)マユミの枝でも同じようにくっついている お子ちゃまの姿を見ました。(^^)
返信する
季節を知る・・・ (fuyu325)
2020-03-18 21:35:51
咲く花よりも
目にする昆虫で季節を知る。
ちょっとマニアックですね(^m^)
東風庵さんのブログで初めて知ったミノウスバ!
自宅で観察できるので、毎日見ています(笑)
東風庵さんも、もう見つけていたんですね(^^♪
今年は繭を作るところまで見てみたいです!
返信する
Unknown (suimaruhakase)
2020-03-18 21:50:19
この幼虫はミノウスバって名前だったのね。
ちゃんとみんなでヨチヨチとカワイイわ。

この中で何匹の子が ちゃんと大人になれるのかな。
虫の子供たちを見ていると お母さんはもういなくても ちゃんと生きる方法を知っているのね。

がんばれ!ちびっ子達!大人になれよー!!
返信する
Unknown (fuyu325)
2020-03-18 22:57:08
蝶や蜂と同じで、自分が育った場所を覚えてて
ミノウスガも、ここ育ちの子たちが、産卵のために戻って来てると思うの。
そうだとすれば、大人になれるのは、1%くらいかな。
厳しい世界ですね。
ミノウスガのお母さんは、卵を産んだ後も、何日もずっと卵から離れなくて
その姿を見るたびに「大丈夫だよ、あとは私が見てるから・・」なんて思ってしまって(^^ゞ
返信する

コメントを投稿