風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

職場の庭にいた「セスジスズメ」

2020年08月16日 | セスジスズメ
仕事が終わって、帰ろうと外へ出たら
小さな庭で、かなり大きくなっている2匹のイモムシを見つけました。
うわ~、いつの間に・・・気付かなかった!
2匹が偶然、こんな形に(笑)
ヘビにそっくりです(^m^)


庭を見渡すと、この幼虫が食べられる草はもう無くて
ひょろひょろの茎にしがみ付いて、残りわずかな葉を食べ尽くすところです。
「ああもう、仕方ないなぁ・・(内心うれしい)」
うちに連れて帰ることにしました。


車に積んである「いざというとき用」の紙コップに入れて。
寄り道の予定をやめて、急いで帰ります。


途中で食草のユウゲショウを見つけたので
車を降りて摘んできて、コップにいれると
こんな状況なのに、2匹とも夢中で食べ始めました!
よっぽどおなかが減っていたんだね(^m^)


家の近くでまた、マツヨイグサを摘んで帰りました。
(手前のは、クチナシの葉です。)


さあどうぞ、たくさん食べてね(^○^)


次の日の朝
起きて見ると、あんなにあった葉が丸坊主になっていました。
すごい食欲!
部屋着のまま、急いでまた葉を採りにいきました。


昨日より大きくなってる?(笑)
双子のように同じ大きさだけど、茶色と黒で、色が違うんです。
スズメガの幼虫は、同種でも茶色と緑とかの色の個体差があるのですが
セスジスズメの幼虫にも、違いがあったんですね。
単体で見たらきっと気付かなかったです。


注意深く観察すると、性格の違いもあるみたい。
黒い子は、積極的でものおじせず、エサの食べっぷりも豪快です。


それに比べて、茶色い子は動きがゆっくりで
お上品に葉を食んでいます(^m^)
科学的なデータはないけど、じっくり観察してみると
同じ種の昆虫でも、個体別に性質(性格)の違いがあることを実感するときがあります。
そのような研究もされているらしくて、興味が尽きません!


夢中で葉を食べていたかと思えば・・・
こんなふうに、いきなり壁に止まって何かを思案中・・・
最初に見た時は、なになになに?(ll゚д゚)どうしてどうして?となったけど
観察を続けてると、よくあることになってきて
「そうね、そういう気分のときもあるよね~」って
見守れるようになりました(笑)


しばらくすると、悩み事は解決したのか
また葉に戻って、食べまくります(^m^)


***********
うちに来て3日後、茶色の子が葉から離れて
モゾモゾ動き回るので、土を用意してそこへ移しました。


セスジスズメの幼虫は、もともとの色が黒いので
サナギになる前兆の「体の色が変わる」のが分かりません。
眠たいのに寝ぐずる赤ちゃん、そのものです!(笑)
嫌がって、なかなか土に潜りません・・・


黒い子は、まだ葉をモリモリ食べています。


茶色の子は、結局ぐずってぐずって(^^ゞ
手を変え品を変え、違う容器に入れた土でやっとサナギになってくれました。
4日後に取り出して、小さな容器に移しました。


茶色の子、おとなしいけど、頑固な性格だったみたい(笑)


食欲旺盛な黒い子は、茶色の子が土に潜った翌日に
ササッと土に入っていき、あっさりサナギになりました。


この時点では、先にサナギになったセスジさんが寄生されていることは知らず
今年はピコピコさん(セスジスズメ)によく出会う年だわ~(#^.^#)なんて
みんな無事に羽化すると思っていましたが・・
長くなったので、続きはまた次に!\(^o^)/

幼虫が葉を食べる様子です(#^.^#)
お米をひと粒もこぼさない!みたいな
とても上手な、気持ちの良い食べっぷりです。


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