風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ジュズダマの葉にクロコマノチョウの幼虫が来た!

2023年08月27日 | いきものの観察や飼育
きみどり色で柔らかかったジュズダマの実が
クリーム色に変化してきました。


茶色になった実もあります!
親指と人差し指でギュッと挟んでみると、硬くなっています。
ジュズダマの実は「ほうろう質で硬い」とネットで説明がありました。


ほうろう質とは、ホーロー鍋のように
金属にガラス素材を吹き付けたものだそうです。
ああ確かに、ジュズダマの実には七宝焼きのような感じがあります。


写真を撮っていると、葉っぱがガサガサ動きました。
なんだろう?
よく見るとバッタの仲間?が葉をかじっているところでした。


あらら・・・けっこう食べていますね(^m^)
ジュズダマは、葉にもガラス質(ケイ素)が含まれています。
それを食べて体内で栄養にする昆虫って、凄いなぁと思いました。


更によくよく見てみたら、食べ跡のある一枚の葉の裏に
なんと!クロコマノチョウの幼虫がくっついていました。


まさか、本当にうちに来てくれるなんて。
思ってもいなかったので、思わずきゃ~と声が出ました。
アシナガバチに見つかる前に、急いで部屋へ連れてきました。


体長は3cm弱、とても細長い幼虫です。


終齢幼虫は6cmくらいになるらしいので、これからが食べ盛りでしょう。
「黒いウサギ」に例えられる可愛らしいお顔ですが・・・
拡大して見てみると、かなり毛深くてうわ~っとなります(笑)
小さいから可愛く見えるけど、これがスズメガの幼虫みたいに太かったら・・・
めちゃめちゃ怖いだろうなぁ。


幼虫が付いている葉を切ってきて、小さな容器で水揚げをして
切り口にコットンを湿らせて巻き、ホイルで包んで飼育ケースに入れました。
今朝みると、小さな小さなフンが点々と落ちていました。
エサを食べている証拠なので、フンを確認するとホッとします(^-^)ゝ



今日も庭では、ハッキリした顔をした子が葉を食べていました。
バッタ類については、まったく知識がないので
この子が誰なのか、顔の特徴から調べてみました。
「顔の下に模様がある」などで画像検索したら、ツチイナゴがヒットしました。
成虫は茶色だそうで、この子はまだ子どもなのかな?
全身にまとう鎧や脚のトゲが、武装!って感じでドキドキしました。


昼間の気温が35℃以上になると、庭に蚊が出て来なくなるのですが
今日は気温が幾分低いせいか、写真を撮っている最中、蚊に刺されまくりでした(^^ゞ
そんな中、2匹目のクロコマノチョウの幼虫を見つけ、部屋に連れてきました。
手前の子です。


最初の子より少しだけ体が大きいのですが
クロコマノチョウは、アゲハチョウなどと違い
一枚の葉の上に数個のタマゴをまとめて産んでいくそうです。
大きさは違うけど兄弟なのかな?


夕方、葉の上にこんな子がいました。
誰かな、葉を食べられるならお腹いっぱい食べていってね(#^.^#)


ジュズダマを植えてみたら、思わぬお客さんがきてくれました。
これから実が熟していく様子と
ここへやってくる生き物を観察していきたいと思います(^-^)ゝ