風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

アシナガバチの巣2023年④/新しい巣を発見!そして再び天敵ヒメスズメバチが

2023年08月13日 | アシナガバチの巣
8月になったばかりの頃、庭で水まきしていると
飛んできたアシナガバチが、プランター台の奥にスッと入っていきました。
もしかしたら巣があるのか?覗きこんでみたら、ありました!
結構な大きさになった巣で、働き蜂が3匹ほどいました。

毎朝、数十センチのところで水をまく場所に巣があったなんて。
手を突っ込む前に見つけられて良かったです。

翌日、巣の様子を見ようと覗き込むと・・・
一瞬、女王バチかと思いましたが、いやいや大きさが全然違う。
スズメバチが巣を襲っている最中でした。


そっと近付いて動画を撮りました。
ヒメスズメバチに襲われているアシナガバチの巣


前回のように水をかけて追い払おうかと思いましたが
これが自然の摂理なので、手を出してはいけないと堪えました。
1匹だけでやって来たようで、幼虫は全滅しなかったようです。
しばらく身繕いをして、ヒメスズメバチは西の山の方へ飛んでいきました。

ヒメスズメバチが居なくなるとすぐ、全員で巣の点検を始めました。
数日後に見てみると、幼虫が残っている部屋が細長く増設され
そこにはフタができていました。
災難が去ってすぐに巣を立て直すようです。ホッとしました。



こちらはモッコウバラの巣です。
最初に襲われたとき、幼虫を全て持っていかれたようです。
ここは働き蜂が多かった(6匹くらい)ので、巣を再生すると思っていたのですが
ずっと見ていても、新しいタマゴは生まれないし、巣材を運んでくる気配もないのです。


それどころか、日を追うごとに巣がボロボロになっていきます。
再度襲われたのかと思いましたが、どうも違うみたい。
幼虫は希望の光だったのか、この巣には諦めムードが漂っています。


今日見たら、もう家族全員が乗れないくらいのボロキレのようになっていました。
これはどういうこと?
自分たちで巣を壊しているのか?何のために?
調べたけど、ヒメスズメバチに襲われた後のアシナガバチの行動については
知ることができませんでした。


**
1匹だけ幼虫が残っていた自転車の巣も、ダメでした。
女王バチが献身的に世話をしていましたが、ある日部屋が空になっていて
女王バチは帰ってこなくなりました。
ひとりぼっちになって、どこへ行ったんだろう・・・悲しい気持ちになりました。


***
そんな中、新しく見つけた巣がありました!
ベランダに置いてある使っていないエアコンの室外機の中です。
出入りするアシナガバチを見つけたので、観察していたら
どんどん数が増えて、青虫の団子を持ち帰るハチで賑やかになりました。


ここも普段洗濯物を干したり、鉢植えを育てている場所なので
うっかり出会いがしらにならないように、すだれで出入口を塞ぎ狭くしました。


外勤から帰ってきたハチが室外機に入るのが大変そうだったので
木片で足場を作ってみましたが、だんだん着地が上手になり利用者はゼロです(笑)


梅雨明け後、少しは暑さがしのげるかと思い、すだれをかけて
100均で車用のサンシェードを買ってきて、2重にして室外機に巻きました。
太陽が照り付ける鉄板の中で、アシナガバチって何度まで耐えれるんだろう?
今のところヒメスズメバチには見つからずに、巣は繁栄している様子です。
でも、それを実際に見られないのが惜しいです(^^ゞ


すだれで覆った庭のプランター台の下にある巣も、まだ無事みたいで
働きバチの出入りが盛んです。


2か月前、5月にすだれを外して撮った写真です。


巣から飛んで出た働きバチが、すぐ横の花壇でイモムシを見つけて団子にしていました。
「突起が多いイモムシ」で検索したら「ウリキンウワバ」という蛾の幼虫でした。
アブラナ科の植物の害虫なのですが、あっという間にみんないなくなりました。


悲喜こもごも
日々繰り広げられる小さな虫の小さな物語りです(#^.^#)
秋まで残る巣があるといいな。
観察を続けたいと思います(^^)/
コメント (6)
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