風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

アゲハのお母さん、こんなところにひと粒産んだの?

2020年10月05日 | ナミアゲハ
すみっこ暮らしをしている「山椒」を
ホームセンターの園芸コナーで見つけました。
葉を指でこすって匂いをかぐと、ああ、いい香り。
売れ残って値引きされてるし・・・
そうだ!大木に育てたら、蝶が来るかもしれない。
「アゲハホイホイ」の木。
8月、お盆が終わった頃、ニヤニヤしながら買ってきました。


ひと回り大きな鉢に植え替えて


日差しが強い日には、午後から日陰に入れたりして
他の植物たちと一緒に、お世話して
毎日よく見ていたはずなのに・・・
どうして、どうして?・・・


1か月後の9月半ば
あれ?葉っぱが黒く枯れてる?今年の夏は暑かったからなぁ・・・
枯れた部分を摘まんで取り除こうとしたら
えええーー!嘘でしょ!!
なんと、枯れ葉ではなくて、幼虫がくっ付いていました(ll゚д゚)


急いで部屋へ鉢植えを持ってきて
幼虫の種類を調べましたが、何アゲハなのか?
鳥フンだからよく分かりません(@_@)


脱皮して青くなるまで(笑)待つことにしました。
日照時間のこともあるし、窓の外へ出しておいたんだけど
朝になると、やけにスズメが見に来てるの。
またまた急いで、部屋に取り込んで

幼いうちなら食草を、山椒から蜜柑に変更できないかと
庭から枝を切ってきて


山椒の下にくくりつけました。

今思うと滑稽なのですが、この時は精一杯の発想でした。


9月30日、山椒の葉の上で脱皮していました。
「何齢幼虫」という数え方が、いまいち分かっていないのですが
黒から緑になり(笑)たぶん、ナミアゲハの幼虫だろうと判断しました。


少しずつ、体をずらせて蜜柑の葉に移動させて
しばらく様子を見ます。


アゲハチョウの食草の変更は、初めての体験(私の)だったので心配でしたが
翌朝みると、葉をかじった跡と、フンがおちていたのでホッとしました。
それで翌日、また庭に葉を採りにいくと
ああ、どうしよう。
新しい子と目が合ってしまいした(´A`)


蜜柑の木は、2.5メートルくらいの高さなのですが
幼虫を見つけるのは、目の高さ以下の位置にある葉が多いです。
天敵に見つからないように、蝶は低い所を選んで産卵してるのかな?
この時期にこんなおチビさんだと、確実に越冬組ですが
これもご縁だと思って、部屋に連れて帰りました(^-^)ゝ


今朝、葉っぱを食べ尽くしてしまったようで
ふたりして、ケースのすみっこで「たそがれて」いました(^m^)


「お兄ちゃん、お腹減ったね」
「もうすぐ新しい葉っぱが来るから、待っていようね」
そんな後ろ姿です(笑)
ごめんね、新しい葉を採りに行って、ついでなので体長を測りました。

2.5㎝と、3㎝くらいでした。

寄生蜂のタマゴがあるかもしれないので
葉は、洗ってから与えるようにしています。
そうすると、幼虫が葉の上の水分を飲むような仕草が見られます。


飼育ケースには、羽化を待っているサナギが同居しています。
写真の左上には「ヒメホウジャク」、左上は「ナンキンキノカワガ」です。
ナンキンさんは、昨日の夜、訳あってここに加わりました(^^ゞ
無事に生まれてくれるといいけど、毎日見て変化を観察しています。


**
ナガサキアゲハの、フタの裏で最後にサナギになった子
本当に小さくて、羽化できるか心配ですが


日数的にみると、羽化はもうそろそろなので
今日、飼育ケースの中にフタを立てかけて足場を張りました。


台風が来る予報だし
来年の春まで眠っていて欲しいとも思うけど
運命に任せたいと思います(#^.^#)

コメント (2)
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