妊娠15週の20代妊婦が濃厚接触者であることを理由に診察を断られ流産 PCR検査をすぐに受けられず
2021/09/03 19:02
(CBCテレビ)
三重県では、四日市市に住む20代の妊婦が、新型コロナの濃厚接触者であることを理由に診察を断られ、その後流産していたことが分かりました。
県によりますと、女性は8月20日に夫の感染が判明したため、妊娠15週で濃厚接触者に認定されましたが、PCR検査をすぐに受けられませんでした。
その後腹痛や出血があり、8月24日に産婦人科を受診しようとしましたが、濃厚接触者であることを理由に断られたということです。
25日、女性は別の医療機関でPCR検査を受けましたが、帰宅途中に破水し、救急搬送されるも流産しました。女性はその後、陰性と分かりました。
三重県では、感染拡大により四日市市や津市の保健所で業務がひっ迫し、濃厚接触者に対するPCR検査が遅れていて、県は各保健所に対して、妊婦がすぐに検査を受けられる体制を整備するよう求める方針です。
