透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

六月の夕空・2016

2016-06-30 20:48:20 | 

晴れ。最低気温13.9℃、最高気温23.8℃。

夏日にはならなかったまでも、昨日の暑さが残る一日となりました。

六月最後の夕日は真っ赤に燃えていました。

我家に戻り、何となく手にした

金子みすゞさんの童謡集『わたしと小鳥とすずと』(JURA出版局)から

日の光

おてんと様のお使いが

そろって空をたちました。

みちで出会ったみなみ風、

(何しに、どこへ。)とききました。

 

ひとりは答えていいました。

(この「明るさ」を地にまくの、

みんながお仕事できるよう。)

 

ひとりはさもさもうれしそう。

(わたしはお花をさかせるの、

世界をたのしくするために。)

 

ひとりはやさしく、おとなしく、

(わたしはきよいたましいの、

のぼるそり橋かけるのよ。)

 

のこったひとりはさみしそう。

(わたしは「かげ」をつくるため、

やっぱり一しょにまいります。)  

18時56分

18時58分

19時11分

19時18分

  

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