晴れ。最低気温20.8℃、最高気温32.0℃。
所用を終えた後、道立近代美術館へ。
11時過ぎ頃で、「国宝鳥獣戯画展」は180分待ち。
入場には整理券が必要とのことで、子どもさんを連れた家族連れの方々を含め大勢の方があちこちで時間を潰していました。
ワタクシはチケットを購入していなかったのでこちらは諦めて、「浮世絵のヒロインたち展」へ。
「浮世絵のヒロインたち展」は3回に分けて展示される予定です。
第1期(7/8~8/4)、第2期(8/8 ~8/25)、第3期(8/29~9/26) となっており、それぞれ総入れ替えされるとのこと。
今、展示されているのは第1期で、8月4日までの予定です。
写真撮影も可だったので、数枚撮ってきました。こちらも行列ができていて、進みが遅くなる分、作品をじっくり味わえた気がします。
良い面とそうではない面は合わせ鏡のようなものかもしれません。
特に印象に残った作品をアップします。
会場内には岩橋英遠の全長約29mに及ぶ《道産子追憶の巻》という大作が展示されていて、目を引きました。
79歳で完成させたというこの作品は、冬に始まり、遅い春、短い夏と秋、そしてまた長い冬を迎える北海道の四季の移ろいが描かれています。
それはとても美しく、静謐で、感動的な作品でした。
久しぶりにこの美術館を訪ねることができ、好きな絵と向き合うことができました。
暑かったことも加えて、北海道の短い夏の日の良い思い出になりそうです。
そして、本日の新北のうた暦の掲句です。
小清水原生花園はオホーツク海に面していて、ハマナスの花の向こうに海の青が見渡せる美しいところです。
高校生の時はバス遠足で、成人してからは車でと幾度も訪ねたものです。
それゆえに、この句の情景が手に取るように分かり、「そうですね。その通りですね。」と頷きたくなりました。
解説の「どこか寂しげで、〈ひとり〉に寄り添う花である」というハマナスの特性にも頷けました。
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。