透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

島松駅逓所へ

2024-06-11 20:43:10 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温15.2℃、最高気温24.6℃。

開拓判官の任についていたこともある松本十郎との交流が示された資料も展示されており、北海道の礎を築かれたお二人の繋がりに強く興味を引かれました。

午後から旧島松駅逓所へ。

明治17年(1884年)、中山久蔵が4代目の駅逓取扱人を命じられ、中山宅が正式に駅逓所になりました。その後、明治30年(1897年)に廃止されるまで、中山家が駅逓所の運営をまかされたのだそうです。

大坂生まれの中山久蔵は明治6年(1873年)に島松の地に住まいを移し、この年に赤毛種による水稲栽培を成功させ、「寒地稲作の祖」と呼ばれています。

(ガイドさんから頂いた赤毛です。)

この旧島松駅逓所はまた、明治9年(1876年)、ウィリアム・スミス・クラークが開拓使に請われ、札幌農学校の教頭となり、翌年、9か月の任を終えて米国へ帰国する時に教え子や職員の方々と別れを惜しんだ舞台となったとのこと。

その別れ際にクラークが残した、「Boys,be ambitious」という言葉がその解釈はいろいろありながら今に伝えられています。

 

さて、この建物ですが、リニューアル工事のため令和6年7月中旬から休館。令和8年4月28日から開館予定。

本年は7月15日まで営業とのことです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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