福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

立木の伐採

2012-10-16 22:21:01 | 日記

昨日、今日と立木の伐採をしました。

冬に備えての薪ストーブ用の薪確保と、勢いよく伸びた樹木の剪定を兼ねて行いました。

材の乾燥には少なくとも3ヶ月以上は欲しいところ。

本来ならば先月に伐っておくのが理想でしたが、なかなか予定通りにはいかないものです。


伐採は、直径30cm前後のスダジイ、クスノキ、ヒメユズリハの各1本、計3本。

丁度、畑の東側に生えており、ここ数年で随分と伸びてきたので、

半分くらいの高さで伐ることに。


根元から伐るのは、それほど手間はかかりませんが、

今回は、地上2~3m位の高さでチェーンソーを入れるので一筋縄ではいきません。


真っ直ぐに伸びる針葉樹と違い、広葉樹は幹が曲がっていたり、

枝も大きく張り出したりしているので、

下手に伐ると伐っている最中に捻り曲がりながら倒れてきたり、

また、倒れる方向も枝の重さや、風のあおられ方によって予期しない方向に倒れることも。


結構危険な作業ですので、慎重に慎重に。


ですので、一度に真ん中から伐るのではなく、

梯子をかけてチェーンソー携えて木に登り、

頭から少しずつ伐っていくことに。


高いところと木登りは嫌いではありませんので、

脚が震えることはありませんが、

いかんせん、体は昔から硬い方で、枝の合間を縫ってよじ登り、

さらに幹や枝に抱きつきながら、チェーンソーを片手に持ち、

腕を伸ばして、刃物の角度を考えながら伐って行く作業というものは、

筋肉だけでなく、筋にも堪えるものです。

また、今日は台風の影響で風も結構強く、緊張しました。


何とか枝を落としてバランスを整えたところ ↓





この木は割りと真っ直ぐに生えていたので、

登ってでの作業で、幹はもうこれ以上伐れないのでロープをかけることに。

8割がた、幹にチェーンソーで切れ目をいれておいて、

その後、倒したい方向にロープで引っ張って無事に作業終了。


気持ちの問題ですが、

伐採の作業前と作業後には手を合わせることにしています。

「伐らせて頂きます」

「無事に作業を終えることが出来ましてありがとうございます」


伐った木材 ↓





この後、チェーンソーで薪サイズに切って、太いものは斧で割ります。

昨日、今日の伐採で結構疲れましたので、薪づくりの作業はまたの機会に。


まあ、何はともあれ、一仕事終えてホッとしております。




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